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Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究プロジェクト

【探究プロジェクトin大阪工業大学~工学について学ぼう~】

大阪工業大学で探究プロジェクト「工学について学ぼう」が実施されました。
こちらの探究プロジェクトは中学生にも対象を拡大して実施されています。

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まずは、工学の学科の説明を受けました。
工学でもさまざな種類があります。
都市デザイン(まちづくり)、建築学(構造・機能)、空間デザイン学(あらゆるデザイン)、機械工学(エンジニア系)、電気電子システム工学(発電所・変電所などの強電)、電子情報システム工学(スマホやPC、家電などの弱電)、ロボット工学(ロボット製作・ソフトウェア開発)、システムデザイン工学(ハードもソフトもデザインも。VRやメタバースなど)、応用化学(化学、ドラッグストアにあるもの)、環境工学(環境に配慮)、生命工学科(生物学と医工学)などがあります。
現在はクロスオーバーの時代なので、さまざまな学科を超えたコラボが大切になっています。

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1限目は強い日本の国づくりについて学びました。
建築が設計、土木が建設をしている訳ではない!ということは驚きでした。
蛇口をひねると水が出てくる、トイレで水を流す、道路・橋の建設などの人々の日常生活に必要な施設・設備を建設・維持管理することが土木。学校や駅舎、ビルなどをつくること、デザインしていくことが建築です。
不特定多数の人が利用するものに関わるのが土木、特定の人が利用するものに関わるのが建築です。「土木は文明をつくり、建築は文化をつくる」との言葉もあります。海外では土木と建築の区分はないのですが、この区分は日本特有のものだそうです。

2限目は、電気電子システムの技術について学びました。
身の回りのほとんどのものが電源・電気がないと使用できません。特にこの酷暑のなかで、使用しているクーラーも電源がないと動かないと思うとゾッとします。
スマホ・ロボット・ICカードなどほとんどの製品に電気電子系の技術者が関わっています。
電気回路・電子回路・電磁気学を大学では学びます。これらは高校物理の延長線上にあり、大学生でもそれを積み重ねていくとのことでした。電気電子系の人たちは、企業でも重宝されるためキャリアプランが立てやすいとのことです。
半導体のなかにある集積回路の研究室、人体で有害な物質を分解する研究室も見学させていただきました。

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お昼休みは大学の食堂を利用させていただきました。
メニューも豊富で、生徒たちも迷っていたようです。
キャッシュレスかが進んでいたことが印象的でした。

3限目は、サイエンス分野について学びました。
理学は自然を探求することによる「発見」、工学は法則や原理を用いて「発明」するという違いがあるとの説明を受けました。
サイエンス分野で、何をつくるのか...。代表例はプラスチック、ポリエステルです。環境分野ではキレイな水、生命分野ではコンタクトレンズ、人工血管などがあります。
高校化学で習うポリエチレンテレフタラート(PET)から合成されたのが人工血管だということを知ることができました。人工血管や人工腎臓を実際に見せてもらうこともできました。医学もすごいのですが、レントゲン装置・検査キッド・人工血管・薬などがないと病気を治すことはできません。先生によると20年後、30年後には工場で血管や心臓などの臓器が作られる可能性もある、人間は不死になるかもとのお話もありました。生命工学の果たす役割は大きいのです。

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施設見学では、学生が参加した鳥人間コンテストやレースで実際に使っていたものが展示されていたり、最新鋭の機械を使用している様子を見させていただいたりしました。図書館も先月新しく開館されていたばかりで、とても洗練されたデザインになっていました。

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1日の体験でしたが、少し大学生に足を踏み入れることができたのではないでしょうか。
ご協力いただいた大阪工業大学のみなさんには感謝申し上げます。

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