探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕
探究プロジェクト
探究プロジェクト「歴史学のフロントライン」
8月3日(水)午後,探究プロジェクト「歴史学のフロントライン」を実施しました。生徒10人が参加し,神戸大学にてゼミ体験を行いました。
このプロジェクトは,歴史学という学問について,特に最近盛んに研究されているグローバル・ヒストリーを手掛かりに理解を深めようというものです。実施にあたって,神戸大学大学院国際文化学研究科の小澤卓也先生に多大なご協力をいただきました。誠にありがとうございました。
受講生は事前学習として何回か集まり,小澤先生のご著書を輪読してきました。当日はまずその成果と,輪読を通しての疑問点を発表し,それに対しコメントをいただく形となりました。
ゼミでは生徒の発表や疑問点に対し,小澤先生からひとつひとつ丁寧に解説をいただきました。内容の理解が深まったことはもちろん,歴史的文脈を踏まえて考察することの大切さも学んだことだと思います。
その後,歴史を研究する方法や意義についても学びました。そもそも歴史を学ぶとは何か-実際に見られない過去をどう知るのか,いかにして歴史的事実に迫るのか。また,歴史を学ぶことがどうして大切なのか。歴史学のフロントラインでご活躍されている先生ならではのお話から,単なる暗記ではない歴史の学びのあり方や,その大切さを実感したことと思います。
参加した生徒からは以下のようなコメントがありました。(一部抜粋)
・多角的に視ることで新たな視点を得ることの大切さを学んだ
・歴史を学び,過去から教訓を得て,それを活かしていきたい
・できるだけ客観的に歴史を学ぶには様々な資料を参考にすべきだと思った
・食文化をグローバルに考える必要がある,社会の担い手として何を大切にすべきか考えていきたい
今後,9月に事後学習を行い,学んだことをさらに深めていきます。