LOADING
Hibari 探究プロジェクト - 雲雀丘学園中学校・高等学校
SDGs(エス・ディー・ジーズ)

探究ゼミ・プロジェクト〔 学内外と連携し、自由に学ぶ 〕

探究プロジェクト

探究プロジェクト「文学模擬裁判」4日目

『高瀬舟』に登場する、弟を殺した「喜助」に、どのような量刑を与えるべきかを、様々な視点から考える「文学模擬裁判」。

最終日となる4日目の今日は、ついに本番です。

生徒たちも、被告人や証人が『高瀬舟』の舞台である江戸時代をできるだけ再現した服装をしたり、弁護士や検察官がスーツを着たり、裁判官が法服を着たり、などと、「役になりきる」意識で、本番に臨んでくれました。

  • 3814ee80-db5d-4f78-bb88-e4803717d4d5-0_R.jpg
  • d7f8c67e-5e89-4258-b783-2f0998492645-0_R.jpg

裁判は、札埜先生が作成して下さったシナリオを元に進みますが、被告人・弁護士は「同意殺人罪」を勝ち取るため、検察官は「殺人罪」を求刑するため、時としてアドリブを交えながら、活発な審理を行いました。

  • 05d52c13-c5da-4f7b-9f3e-37048a9966d6-0_R.jpg
  • 9d0b1302-0b4a-4c0a-a73b-d068cfa8af27-0_R.jpg
  • 414be2f5-e0d9-4166-ba62-900594672d02-0_R.jpg

裁判のあとは、裁判官グループが退室し、別室にて、刑の確定を行います。

  • c1ce0e8b-ec5b-4f1d-bc79-1e1b74cf5e78-0_R.jpg

裁判官グループも、被告人にどのような判決を下すのが適当か、真剣に考えていました。

今回は2つのグループで裁判を実施し、1つ目のグループは、喜助に対して「殺人罪で懲役5年」、もう1つのグループは「同意殺人罪で懲役3年」の判決となり、判断が分かれました。

いずれのグループも、ハイレベルな議論を尽くした結果だったと思います。

今回の模擬裁判を通して、国語的には、「話す」姿勢・「聞く」姿勢の醸成、そして、「多様な読み」と「正しい読み」の両立、等を身につけてもらえたと思います。ただ、何より大切なのは、「喜助」というひとりの「人間」を、深く深く考えたこと。札埜先生がこの4回のプロジェクトの始めにおっしゃった、「国語とは『人間』を知ることだ」ということが、担当教員を含め、この場にいた人には、少し理解できたのではないでしょうか。

4日間、お疲れ様でした。またやりましょう。

本ウェブサイトでは、サービスの品質維持・向上を目的として、Cookieを使用しています。
個人情報の取り扱いに関してはプライバシーポリシーをご確認ください。