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2015年06月23日

中学2年生、3年生の学年懇談会が開かれました。

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                <中学2年生のお弁当>
 6月20日午後、中学2年生と3年生の学年懇談会がそれぞれ開催されました。これは中間考査を終え、これから学校生活が勉強、クラブ活動そして行事が本格化するときに保護者と学年の先生方が教育方針や行事の確認、また日頃の出来事などに対し意見交換をするものです。

 私は2年生、3年生の課題として以下のようなことがあることを申し上げました、2年生は中学生活3年間の真ん中で、やや目的意識が薄れ、学校生活を楽に流してしまいがちになる。また3年生は6年間一貫教育で受験勉強がない分、平易に高校1年生を迎えてしまう可能性があるということです。したがって目標をしっかり定め行動する必要があります。特に3年生はこの時期に、高校に入学してからの授業速度についていけるだけの基礎力をつけておくこと、また直接勉強に結びつかないことでも「何をしたか」が振り返ることができるようにしておくことが大切と申し上げました。

 私は中学2年生、3年生の生徒全員に、この夏休みから来年の3月までにこんなことに挑戦したいという内容を書いてもらおうと考えています。「チャレンジプラン」です。「クラブ活動での目標」も結構。「本を10冊読む」でもOK, 「『おはよう』を家族のだれよりも先に大きな声で言う」もよろしい。私もこのチャレンジプランを読んで生徒を見守もろうと思っています。

 懇談会ではこんなことも申しあげました。「有力企業の採用で人事が見ているのはチャレンジ精神です」。最近の新聞に有力企業5社の人事部長が出て採用面接で見る点はいくつかありますが、チャレンジ精神があるかどうかは共通します。

 もっとも生徒に求めるレベルは低いかもしれません。しかしどんな小さなことでも「挑戦しよう」という気持ちは大切であり、それを育てていきたいと思います。

2015年06月22日

第8回環境フォーラムを開催

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 先週土曜日、学園講堂で「第8回環境フォーラム」を開催しました。これは環境学習の取り組みや生徒の自主的な研究成果を発表するものです。特に本校では研究のみに終わらず「行動する」ことに主眼を置いています。また学校の中だけでなく、多くの方々とつながりながら進めていくことも大切にしています。

 基調講演の講演者として 滋賀県立大学永淵 修教授、日本科学技術振興財団、関西ワークショップ、関西電力、北雲雀丘きずきの森きずな会、サントリーHDのみなさまに参観していただきました。また、「きずきの森きずな会」や「丹波篠山辻営農森林組合」のみなさまにはビデオレターでのご出演もしていただきました。日頃よりご支援・ご指導いただいている方々であり、大変ありがたいことだと思っています。

 生徒の発表には「大空の魅力」として英語による発表、日本のエネルギーの将来を考えるとして模擬国会での討論風景、「環境大使」の自主製作映画の上映などいろいろ工夫を凝らしたものが多かったように思います。発表後のご来賓の方々から「どの発表も実にユニーク興味深く、大変面白かった」とのお褒めの言葉をいただきました。「環境大使」は、環境問題を実践的に取り組み、生徒に啓蒙する役割を果たしています。

 本校の環境教育の始まりは、平成20年にさかのぼります。第1回の環境フォーラムのことです。環境ジャーナリストの枝廣淳子さんに本校に来ていただき、講演をお願いしました。枝廣さんは、アル・ゴア元アメリカ副大統領が主演した映画「不都合な真実」の翻訳者で、とても有名な方です。この作品は、地球温暖化のメカニズムと危険性を訴える内容でした。ゴア元副大統領は、環境問題の啓発に貢献したとして、ノーベル平和賞を受賞しました。
 この枝廣さんの講演をきっかけに、本格的に環境学習・活動に取り組みました。各学年の宿泊行事で環境活動にとりくみ、「不都合な真実」などの環境に関する図書を中学校の全クラスに教室に配置しました。学校の設備は、太陽光パネル、雨水利用など環境に配慮したものにしました。平成26年度からは、経済産業省資源エネルギー庁の「エネルギー教育モデル校」に選定されています。
 環境教育は、人間に対する思いやりやまごころを育てることにつながり、人間教育の大きな柱であると考えています。環境フォーラムを通して、環境学習と環境活動への理解が深まり、「学ぶ」「考える」「行動する」環境教育が一層広がることを期待しています。

2015年06月13日

中学1年生「グローバル研修」

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 中学1年生を対象に「グローバル研修」を実施しました。「グローバル研修」はクラス単位でなく、10人の生徒に外国人講師が一人つき、きめ細かな指導をします。また2日間の「英語漬けの授業」を通し、英語を話すことの楽しさを実感し、自分の意見を人前で発表することに自信を持たせるためのものです。中学1年生の比較的早い時期行うことによって、英語に対する苦手意識を持たせないことも目的にしています。

 私は開会式で皆さんにお話しました。
 国際化を迎えて皆さんには外国人と話す機会が増えます。そこで大切なことは臆せず、恥ずかしがらずに積極的に話すことです。英語を話すことが目的ではありません。ブロークンな英語でいい。自分の気持ち、熱意が伝わることが肝心です。そのためには日本の歴史、文化もしっかり勉強しておくと外国人との距離も一挙に縮まることを会社での自分の経験も交え話しました。
  
 16人の外国人の先生方は、イギリス、アメリカ、カナダ、ジャマイカなど国籍、人種もささまざまです。初日は、スピーキングアクティビティとゲームを中心に研修を行いました。最初は緊張感が漂っていましたが、徐々に慣れ、笑い声とともに英語の声も大きくなってきました。10人の少人数ですのでグループ内でも友好の輪が広がっていい雰囲気であったと思います。
 2日目は、午前にスピーチ練習を行いました。昨日は先生の声が廊下に聞こえていましたが、今日は生徒たちの笑い声だけでなく、英語が廊下にまでしっかりと聞こえてくるようになりました。午後には全員の自己紹介スピーチ発表会を行い、たくさんの保護者の方にも参観していただきました。修了式での生徒たちの笑顔が印象的でした。

 今回の研修の成果は、この後の振り返りとこれからの英語教育の中で観ることができるものと考えています。当初目的の英語を話すことの楽しさと発表への自信をもち、英語が好きになってくれたものだと思います。生徒たちの能力は素晴らしく、成長はめざましいものです。63期生の力を感じることができました。この研修をきっかけに、一層英語学習が進むことを期待しています。

2015年06月03日

放送による全校朝礼

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 6月3日朝はあいにくの雨でした。校庭での全校朝礼を予定していましたが、放送での朝礼となりました。私にとっては初めての経験です。私はそのようには思わなかったのですが終了後、「ずいぶん緊張されていましたね」と放送室で立ち会われていた先生から言われました。自然と固くなっていたのかもしれません。

 生徒の皆さんには2点伝えました。1点目は健康管理をしっかりすることです。先月下旬は30度を超える日が続き、真夏の暑さを感じました。そして今朝は昨夜来の激しい雨、6月は天候不順の予報も出ています。間もなく梅雨入り宣言もだされると思います。6月は一年のうちでも最も健康に気を遣わなければならない月です。体調には万全を期していただきたいと思います。

 もう1点は挨拶の励行です。挨拶はちょっと気を抜くとだんだんやらなくなってしまいます。強い意志を持ち続けられるかです。生徒会も積極的に挨拶に取り組んでいます。ぜひみんなで力を合わせて、挨拶が元気に飛び交う学園にしましょう。

 先月末から教育実習生が学園来ており、実習生からも放送での挨拶がありました。「この研修を通じて様々な教育現場の経験を積んでいきたい。生徒の皆さんもこの機会に私たちから色々なことを吸収してほしい」とのこと。実習生11名は、来春には、これからの日本を担う子どもたちを育てるという極めて崇高な任務につきます。その気概を持って、しっかりと実習を行っていただきたいと思います。

2015年06月01日

「メリハリが大切」  高2学年懇談会開かる

 先週土曜日(5月30日)の午後に高校2年生の学年懇談会が開催されました。30度を超える真夏の暑さのなか、大勢の保護者のご出席をいただきました。

 私は高校2年生というのは、再来年の大学入試に向けていよいよその準備を始める大事な学年だと思っています。しかし、勉強、勉強で生徒を終わらせたくないことも事実です。学校生活には「勉強」「クラブ活動」「行事」とありますが、どれも大事にしてほしい。なぜなら、これらを一生懸命取り組むことが将来、社会に出た時に役立つことになり、豊かな人間になることと思うからです。そして高2の皆さんには、何よりも青春を謳歌してほしいと願っていると保護者の皆さんにお話しました。

 ここで大切なことが「メリハリ」です。きちっと目的を持ってそれぞれの活動に集中することです。私は「勉強」と「クラブ」と「行事」は択一のものではなく並立させるもの、むしろその方がシナジー効果を期待できると思っています。

 今年の高2の学年団は「Changeover 切り換え」を学年のテーマに取り上げました。私と同様の考えです。「みんなで行事を楽しむ」から「一人で勉強する」、「普段の授業」から「放課後の講習」、「行事目白押しの前半期」から「腰を落ち着ける後半期」への「切り換え」が大切だと言っています。

 3年になれば受験勉強に集中、2年生はハンドルさばきが重要。2年生が終わって、「何をやっていたのかなぁ」だけの反省はしてほしくない。「無為に過ごすな。」厳しい言葉ですが頭に置いてほしいと思っています。