英語の落語を聞きました
11月18日、中学生の英語暗唱大会が開催されました。学年ごとにテーマを決め、各クラス2名の代表選手が暗唱発表を競うものです。
1年生は“The Very Hungry Caterpillar”(はらぺこあおむし)でした。1年生らしく元気いっぱいに青虫が成長し蝶になる過程を話してくれました。
2年生は“It’s On My Head!”(落語『あたま山』)です。2年生は昨年も英語で落語の暗唱と聞いていましたが、どれも見事な出来栄えだったと思います。主人公「けちんぼ長兵衛」の長屋の人たちとの会話の場面、花火の打ち上げ場面を英語で2年生はどう演ずるかが私には大変楽しみのところでした。
3年生は昨年、ノーベル平和賞に輝いたパキスタンの17歳の女性、マララ・ユスフザイさんの受賞スピーチでした。ニュースでこのスピーチは聞いていましたので、有名なフレーズ「1人の子供、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変えられる」をどう演ずるかに興味津々です。やや抑揚気味にかみしめるように話しかける人、壇上一杯を使って大きな身振り手振りで演技する人、中にはマララさんのファッションをまとって演説する女子生徒もいましたが、それぞれ個性に満ちたものでした。 全員「あっぱれ」
この暗唱大会は今回で44回を数えます。44年前にこの暗唱大会を始め、以降、ずーっと続いていたことですから素晴らしいことだと思います。雲雀丘学園の誇る行事ともいえます。さらにブラッシュアップして次回を迎えたいものです。
さて海外からの日本へのインバウンドのお客様が伸びています。昨年は1400万人、今年は2000万人が見込まれています。一昨年は1000万人でした。すごい伸び方です。一層の国際化が進むと予想されます。東京オリンピック・パラリンピックが一層の拍車をかけるでしょう。
雲雀丘学園の生徒の活躍する舞台は日本を含めた世界です。私は発表を聴きながら、演ずる生徒がそれぞれ外国で活躍するシーンを思い描いていました。広く世界に目を向け、世界に挑戦していただきたいと思っています。「やってみなはれ!」