模擬選挙が行われました~「投票に 行って初めて 届く声」
1月27日、高校2年生を対象として「模擬選挙」が行われました。今年の夏の参院選から選挙権が18歳に引き下げられることもあり、有権者としてしっかり意識を持ってもらおうと企画されたものです。宝塚市選挙管理委員会の方々からご指導をいただきました。講堂の壇上には実際の投票所を模した設営がされ、投票所の概要、しくみ、投票の順序などの説明がありました。生徒は事前の授業で選挙の意義は十分に聞いていますが、緊張の面持ちで代表者が順番に投票を済ませていきました。
終了後、投票を呼び掛ける宝塚市の「明るい選挙啓発標語」コンクールの表彰がありました。雲雀丘学園からは入選1名、佳作3名が選ばれました。表題が入選作品です。また学校も応募数が大変多かったということで特別表彰を受けました。
さて、選挙年齢の引き下げですが、新たに240万人の若者が有権者として誕生します。高校3年生の3分の1くらいが投票所に行くことになります。これまで禁じられてきた高校生の政治活動が、学校外では原則認められます。雲雀丘学園としてもどのように対応するのか、選挙について考える学習を行う必要があります。
今回の選挙制度改正の狙いは若者の声を政策に反映させようというものです。改正に対しては賛成、反対様々あります。確かに高校生のレベルでは自分自身の判断を下せるだけの情報がなく経験も少ないと思います。そのため一部の偏った意見や、その場のムードに流されやすい恐れはあると思います。まず幅広く意見を聞き、自分なりに整理し考えることが大切です。選挙は民主主義の根幹をなすものです。今回の制度改正を有効に機能させたいものです。
余談になりますが嬉しいことがありました。選挙管理委員会の代表の方が生徒の前であいさつされたとき開口一番、「生徒の皆さんに出会ったとき、生徒さんの方から挨拶していただきました。気持ちのいいものでした」とお褒めをいただきました。多分にサービスもあるでしょうが、相手を気分良くさせる挨拶をもっともっと増やしていきたいと思います。