大切な学年を乗り切ろう 中3・高2学年懇談会開催
ここ1週間ほど暑い日が続き、北海道でも真夏日を観測しました。今年の夏は暑い日が予想されています。過日、高校校舎の前の花壇のひまわりの苗が30cmくらいになり、大きくなってきたので、少し間隔をあける植え替えをしました。理科の先生とやったのですが、7月になれば大きく成長して大輪になるとのこと、楽しみにしたいと思います。
体育大会が終わり、今週からは中間考査が始まりました。そして今日が最終日、生徒たちはほっと一息といったところです。早速、校庭はクラブ活動の生徒で一杯です。校長室前の廊下で女子生徒二人に出会いました。「今日は」と挨拶してくれたので挨拶を返し、「試験どうだった?」とたずねるとニコニコしながら「ダメでした。期末、がんばりまーす」とのことで、「期末テストも同じことを言わないように」と言っておきました。
先週土曜日、中3と高2の学年懇談会がそれぞれ記念講堂で開催されました。私は両方の懇談会とも、「私の挑戦」について話しました。何人かの「私の挑戦」のシートを示しながら、挑戦内容について先生と、保護者で共有し、生徒の挑戦をサポートしていこうというものです。挑戦について周囲の関心があるのとないのでは、取り組みへの意欲が違ってきます。ぜひ挑戦目標を達成してもらいたいと思っています。
中3は高校進学に向けて大切な学年となります。公立の中学校では、受験勉強で必死になる1年です。雲雀丘学園は中高一貫なので受験勉強がありません。その分、今までの振り返りや、高校の学習の先取りなど、6年一貫教育だからできることを実践していかねばなりません。現在、大学入試では私立の中高一貫校からの進学が伸びています。特に首都圏の大学ではその傾向が顕著です。高校入試がないので6年分の学習を5年間で終え、1年を入試対策に充てることが出来るからだといわれています。中3の重要性がご理解いただけると思います。
高2は学年団から、あらためて高校3年間の目標、「雲雀の模範学年となる」→リーダーの育成、が示され、さらに今年度の目標として「全員が受験生へ」が提示されました。これは昨年の「全員を中学生から高校生へ」を引き継ぐものです。高校2年生は中だるみがよく指摘されますが、特に生活面と学習面で具体的な目標が掲げ、それを防止しようとしています。私は学年の方針を聴き、先生からの押し付けではなく、生徒自らが考え取り組もうとする自主性を引き出す指導をしていることを感じました。
いずれにしても、年度初めのあわただしさが、少し落ち着いたこの時期から、期末試験までにしっかりと生活習慣、学習習慣をつけることが極めて大切です。先生とご家庭がしっかりと連絡を取りながら、この難しい大切な1年間を乗り切ってほしいと思います。