終業式、一か月後元気な顔で
いよいよ1学期の最終日、終業式を兼ねての全校朝礼となりました。全校朝礼なので校庭で行います。始まるの頃にはすでに夏の太陽が生徒の顔に照り付けています。表彰伝達、生徒会長の話、生徒指導部長の夏休み前の注意などが手際よく進んだあと、私も次の話をしました。それは過日のOne day Collegeでの話です。多くの大学の先生が雲雀丘学園にお越しでしたが、その中の神戸薬科大学の先生が自校のホームページに、「雲雀丘学園で多くの生徒が元気に挨拶をしてくれ、雨降りのぐずついたお天気の中、爽やかな気持ちになった」と書かれていたことでした。
これを生徒に紹介し、「皆さんの挨拶に先生は感動し、雲雀丘学園は素晴らしい学校で素晴らしい生徒がいると思われたと思う。皆さんの行為が学校の評価を高め、そこに学ぶ皆さん自身の価値も高めることになった。今後も一層、励んでほしい」と話しました。学園内での挨拶はよくやるようになりました。これからは外部に向かってです。外でできてこそ挨拶は「ほんまもん」だと思います。
「私の挑戦」も手短に話しました。今私に校長室には中高生、1462人の「挑戦状」があります。この夏休み、と言っても生徒には「夏期間」かもしれませんが、この期間にしっかりと挑戦に励んでほしいと思います。挑戦する心、不屈の心を育むのが「私の挑戦」の目的ですから。
終業式のこの日には校庭の芝刈りも行われました。「環境大使」らが中心となりましたが、昼前の暑い時刻です、みんな汗だくになっての芝刈りでした。環境に配慮し、天然芝のこの校庭ができたのは今から10年前。生徒、保護者、教職員が自分たちの手で、汗を流して整地し芝を張りました。自分たちが使うものは自分たちが手入れしようと、芝刈りも生徒たちが行います。こうして環境を考え、汗を流すことで感謝の心も忘れない生徒が育ってくれたらと思います。
さて夏休みですが、生徒たちには学年ごとに学年に応じた補講があります。高校3年生には今年、85講座が用意されました。学年団が練りに練った講座です。この講座に延べ2504人の生徒が参加し、半年後に控えたセンター試験に向けて必死の勉強です。この口座数、参加人数は昨年を大幅に上回っています。今年の春の大学入試で卒業生は今までにない大きな成果を上げてくれましたが、来春も今年以上の成績を上げられるのではと、今はひそかに期待しているところです。
朝礼では、この夏を雲雀丘学園の生徒として恥じない生活を送り、一か月後の8月23日、元気な顔で会おうと結びました。