寒い日が続きます
昨日は全国で8割以上の地域で氷点下の冷え込みとなりました。北海道では氷点下30度を下回るところがありました。今朝も校庭は一面の霜に覆われ真っ白で、朝の光に一面がキラキラと輝いていました。こんな中、雲雀丘学園では今年も「寒げいこ」が真っ最中です。朝7時の開始、高3生を除く男子全員が参加、生徒は寒さをものともせず、大きな声を出して、剣道や柔道に汗を流していました。雲雀丘学園では授業でも剣道や柔道を積極的に取り入れていますが、豊かな人間作りやまた日本の良き伝統を体験するためにも大変いい行事だと思います。「寒げいこ」を通して、心と体の両方を鍛えてほしいと思います。
今週の月曜日は今年度最後のPTA中高合同学級委員会が開催されました。来年度の役員候補者の指名委員選出の続きを終えたあと、高3生の学級委員の皆さんから退任にあたってのお話がありました。皆さん、雲雀丘学園に子供を預けて大変良かった、子供の成長とともに自分の楽しい思い出を持つことができたとの感想でした。過分の感謝や評価のお言葉でした。有難いと思うと同時に私たちは一層身を引き締めて、今後の学校教育に当たらねばと思っています。
さて日経新聞に連載中の「琥珀の夢」ですが、昨年の7月の連載開始から半年が経過しますが、主人公の鳥井信治郎(雲雀丘学園の創立者)がいよいよ「向獅子葡萄酒」の商品開発に取りかかる時期にさしかかりました。最初の挑戦です。この商品は発売当初は不評でしたが、いろいろと改良を重ね、やがて「赤玉ポートワイン」として売り出されると大ヒット、壽屋(現サントリー)の屋台を支える看板商品になります。今後の展開が楽しみですが鳥井信治郎の挑戦は、生涯を通し、決して平たんな道のりではありませんでした。苦難の歴史の始まりでもあるのです。
その鳥井信治郎は1879年(明治12年)1月30日に生まれました。来週月曜が誕生日です。(2017.1.26)