学校事故はあってはなりませんが、水泳指導も始まり、長期休暇を迎える前に、今一度、全教員が救急処置を行うことができるようにということで、宝塚東消防署の救急隊員の方々に来校していただき、「心肺蘇生法とAED」の講習を受けました。説明を聞くだけでなく、グループに分かれて、一人一人が実際に、ダミー人形とAEDを使い、心臓マッサージ(胸骨圧迫)とAEDの使い方の練習をしました。
救命法の理論は全ての教職員は知識として持っています(倒れて意識のない人を発見したら、救急車とAED要請を行い、AEDが到着するまで、胸骨圧迫を強く、絶え間なく、1分間に約100回の速さで30回行う。場合によっては人工呼吸を行う)が、いざ、実際に訓練を行うと、慌ててしまって、理想通りにうまくいかなかったり、出来ていると思い込んでいたことについても、実は出来ていなくて指導を受けたりととても勉強になりました。救急隊員の方々は一人一人の動作を丁寧に見てくださり、適切なアドバイスをくださるので、教職員もリラックスしながらも真剣に訓練に取り組むことができ、非常に有意義な研修会になりました。
本校には、中央棟(事務所がある棟)の玄関、体育館玄関、グランドの三箇所にAEDは設置してあります。
駅やショッピングセンターなどでも見かけることが多くなったAEDですが、いざ、使用するとなると、二の足を踏んでしまうことも多いのではないでしょうか。いち早い心肺蘇生とAED使用は確実に救命率を上げますし、その後の治療の経過も良くなります。今回、実際に訓練を行うことによって、できる!(AEDを使った心肺蘇生)という自信につながりました。
実は、この講習中、救急車の緊急出動命令がありました。救急隊員方々の迅速な対応をすぐそばでみることができました。宝塚東消防署の救急隊員の皆様、本日はお忙しい中、我々教職員の為に有意義な講習会をありがとうございました。また今後もどうぞご指導よろしくお願いします。