本校では、中学１・２年生一貫コースの生徒を対象に、週一回「探求」の授業を行っています。これは、自ら考え、学ぶ姿勢を身につけ、今後の学習内容に興味を持たせることを目的とした授業です。このたび、中学２年生が２年間の授業を終えるため、代表者８名による発表会が行われました。自分で見つけたテーマを半年もの月日をかけて調べ、まとめたものです。どれも内容の充実した発表で感心しました。中１からも２名の発表がありましたが、先輩たちの発表を見て来年度の活動の参考になったのではないでしょうか。

　本日、中学３学年全員出席のもと、本学園講堂において９時３０分より２時間にわたり、テーラワーダ仏教の長老アルボムッレ・スマナサーラ師にご講演いただきました。
　スマナサーラ長老は実践的な智慧の行いをお釈迦さまの根本の教えを通じて説いていらっしゃいますが、本日は『よい親も、よい先生も、あなた次第』と題して第一部講演を頂き、休憩を挟んで質疑応答を３０分ほど行われたあと、続いて第二部「集中力を高める実践方法」をいくつかご教授頂きました。
　第一部講演では、自分自身の人生を自分の手で作り出すためには、先生やご両親に任せきりで、言われることをただ聞いて行動するのではなく、自分で考え、先生、両親、まわりの人たちに関わって、自力でいろいろなことを学び取って行く姿勢が必要であるとお教え頂きました。
　休憩時間および質疑応答時間にはたくさんの質問が飛び出して、長老はひとつひとつ丁寧に答えられていました。
　集中力を高める実践方法は、学習時に役立つだけでなく、学校生活、家庭生活のなかでいろいろな人と関わっていく上でも必要となる集中力の高め方をお教え頂きました。１分間の集中タイムには講堂中がしんとなり、集中するということについて、いままで苦手だった子も少しはヒントを得ることが出来たのではないかと思われました。
壇上のスマナサーラ師　　 　　　　　　　　　　　 　休憩時間、生徒に囲まれる長老

質疑応答、つぎつぎに質問があがります　　　　　　　　丁寧に答えられる長老