本校では,中高6年一貫教育の特色を生かし,長期的な将来設計を立てることを目的として,さまざまなキャリア教育のプログラムを実施しています。今回は,年間を通してどのようなキャリア教育を行っているかをご紹介します。
[職業インタビュー][職業人インタビュー]
中2・3年生を対象に,職業・職場訪問・職業人インタビューを実施しています。
中3では,雲雀丘の卒業生や保護者の方のご協力のもと,実際に職場を訪問して,携わっている職業についてのインタビューを行います。このプログラムでは,面会のアポイントをとることからすべてを,生徒自身で行います。
[職業人に学ぶ][卒業生に学ぶ]
高1生を対象に,本校にさまざまな職業の方を招いて職業体験談を聞く講演会を実施しています。それぞれの職業にまつわる話だけでなく,実際の具体的な体験談を聞くことで,自己の将来設計に役立てていきます。
また,本校の卒業生を招いて,大学での専門内容や受験勉強の仕方などを聞く「卒業生に学ぶ」という講演会を実施しています。先輩という身近な存在である卒業生から大学や受験の話やアドバイスを聞くことで,大学をより身近なものと意識する良い機会となっています。
[1 Day College]
高1~高3生を対象に,大学の講義を校内で体験します。
今年は7月7日に実施し,国公立・私立の大学約30校の先生方にお出でいただき,出張講義をしていただきました。専門的な講義からユニークな実習実験まで,大学の生の講義をいつも授業を受けている教室で疑似体験することで,自分の進む方向性を再認識することができる機会となっています。
このほかにも,高大連携講座や大学見学会,Open Campusへの参加といった,多彩なプログラムを実施しています。
先日7月18日には,慶應義塾大学から末松誠医学部長をお招きして、「酸素と生命:ヒトはなぜ酸素がないと生きられないのか?ー高校の生物・化学で理解できる医学ー」と題して講演会を実施しました。
また,この夏休みには,サントリーの協賛により「サントリー生物有機科学研究所の最先端実験科学教室」への参加や,鳥取大学の協力により「サイエンスキャンプin鳥取大学」への参加があります。
このように,科学への好奇心を膨らませる取り組みもはじまっています。
将来への明確な目標は,学習意欲を高めます。そのためにも入学直後からキャリア教育を実施し,大学受験で終わりではなく,大学卒業後までを視野に入れた将来設計をサポートしています。
このようなキャリア教育を通して,自分の適性と可能性を追及していき,希望の進路を発見してほしいと考えています。