1月25日(金)「よみうり写真大賞」2席を受賞した樋口萌菜美さんと写真部顧問は、読売新聞本社(東京)で開かれた表彰式に出席してきました。2人にとって、非常に貴重な経験になりましたので、その様子をご報告します。
6:30
まだうす暗く、この辺りでは珍しく雪がうっすらと積もる中、それぞれの家を出て駅へ。
7:30
新幹線に乗り、いざ東京に向かって出発。京都を過ぎた辺りから、窓の外は一面の雪景色が広がっていました。すぐにシャッターを切る樋口さん。雪景色を楽しんでいたのもつかの間、「京都~名古屋間で雪のため徐行運転をするので、名古屋に到着する時間が10分程度遅れます。」というアナウンスが……。タイトなスケジュールであったため間に合うかどうか少し気になりましたが、東京の到着時刻は予定通りということでひと安心。2人はしばし仮眠を取りました。
10:00過ぎ
東京駅に到着。高層ビルが建ち並んでいる中、「ビルに大きく、『何』ビルか書いてほしいよね」と2人でぼやきながらも、大手町の読売新聞本社へ無事たどり着きました。
11:00
簡単なリハーサルの後、表彰式スタート。各部門での大賞受賞者から順に、1席、2席の受賞者へと表彰が移っていきます。高校生の部は、選評を書かれた立木義浩氏から直々に表彰状を受け取りました。表彰状を手渡される度に次々と飛び出す立木氏のユーモアあふれる言葉に、緊張感が漂っていた会場は一気に和やかな雰囲気となりました。樋口さんはかなり緊張した面持ちだったようで、受け取るときに「疲れてるの?」と声をかけられていました。表彰する立木氏が逆に表彰状を持って、壇上に上がった高校生に写真を撮らせてあげるパフォーマンスもあり、笑い声に包まれたとても温かい表彰式だったように思います。
12:00過ぎ
表彰式が終了し、受賞者は立食パーティー会場へと移動。受賞者代表によるスピーチ等を聞きながら、歓談の時間が設けられました。他の高校生の受賞者たちは、毎年のように表彰式に招待されている写真の名門校の生徒らしく、全く物怖じする様子もありません。私たちは、雲雀丘学園が何県にあるのかも知らない人たちに囲まれ、少し遠慮がちに(?!)食事を頂きました。
14:00過ぎ
せっかくはるばる東京までやって来たので、少しだけでも写真を撮りに行こうということで浅草へ。雷門をくぐり、様々な店を見ながら浅草寺まで歩き、すぐに東京駅にトンボ返りをしました。
16:00
東京を出発。来てわずか6時間しか経っていませんが、翌日は英語検定もあることなので、疲れを残さないよう帰路につきました。
目まぐるしく過ぎ去った1日でしたが、会場に展示されたすばらしい入賞作品をたくさん見ることもできたし、表彰式最中にもシャッターを切る他の高校生達の貪欲さに刺激も受けたし、プロのカメラマンの方々と直接お会いしてオーラを感じることもできたし、樋口さん本人にとって、また写真部顧問にとっても、忘れられない1日となりました。