プラス思考を持つ
全校朝礼で剣道部員・硬式テニス部員に対する表彰を行った後、「プラス思考」の大切さについての話をしました。
社会で活躍している人が持っている1つの特長は、“どのような状況下にあっても物事を前向きに受け止めて行動する”ということです。わかりやすい例として1000円という額のお金を持っている場合、たった1000円札が1枚「しかない」と思うのか、100円玉が10枚「もある」と考えるかで、その後の行動が全く変わってしまいます。同じように大学受験ということを例にとっても、あと○○日「しかない」と思うのと、まだ○○日「もある」、時間に直せば○○時間「もある」。これだけの時間を使って全力で取り組もうと思うのでは全く違った結果になることでしょう。このように日常生活においては「~しかない」ではなく「~もある」という姿勢が大切です。人間はともすると“足りない”ことや“自分の弱み”を口にしがちですが、これでは積極的な行動には結びつかないものです。
以前勤務していた松下電器の創業者である松下幸之助氏は成功の理由として3つのことをあげています。
1つは自分には学歴がなかった。
2つは自分は体が弱かった。
3つは自分はお金がなかった。
一般的に考えると学歴がなく体が弱くお金がないというのは、成功しない理由になりがちです。しかしこの状況を逆にとらまえ、学歴がなく知識がなかったから他の人から色々なことを学ぼうとした。また体が弱かったから何でも自分でやろうとせず他の人に委せていった。更にお金がなかったから知恵を絞って大切に使うように心がけてきた、ということです。
それぞれの人生において、常にプラス思考で前向きにチャレンジしていきたいものです。