12人全員が集合時間5分前にコスモスクエア駅に集まり、気持ちの良いスタートとなりました。まず、講義室に集合し、生徒らから自己紹介、次いで2日間お世話になる先生方のご紹介がありました。大学の紹介等、ガイダンスを受け、10時から、看護学科、理学療法学科、臨床検査学科に分かれて、Academic Summer in 森ノ宮医療大学の開始です。
〇 看護学科
寝返りができない人の状況を想像し、ベッドに自分が横になって気になるところや圧力のかかる場所を知り、それに対するケア方法教わりました。また、床や床とタオルケット、畳、ウレタンマットなどなど、その他様々な環境において仰向けに寝転がったときの仙骨とかかとへの圧を、座位のときの背骨と尾骨への圧力を測定しデーター化しました。明日のプレゼンに向けて結果分析しています。
ベッドと身体の間に手を入れて、ストレスを軽減
圧力測定器で測定中 実験結果をまとめ中
〇 理学療法学科
腕を上げたり、上体を反らすことにより、どの筋肉がどのように動くかを1/1000秒単位で測る機械を1人の生徒に取り付けて検証し、まず筋肉について学びました。更に、予測的姿勢制御について理解を深め、実験準備です。物を人から受け取るときに、どこまで物の重さの情報を脳が学習しているかで、筋肉の働き方に違いがあるようです。今回は仮説は先生に提示していただきましたが、作業仮説を生徒らがディスカッションして決め、実験を行っています。高2、高1、中3の5人の生徒が1チームとなり、どんな発見をしてくれるでしょうか。筋電図班と床反発班に分かれて解析をしていきます。
筋電図測定
解析と検討
筋電図のソフトを扱うのは難しいので先生がしてくださっていますが、午後は、生徒自身が立てた12の作業仮説に基づき実験を行い、データを解析していました。
〇 臨床検査学科
手袋のつけ方や手の洗い方など、検査にあたっての基本姿勢を教えていただくところから始まりました。採取した血液を(先生が先生のをです。ここは生徒は見ているだけですが、血管の探し方や針をさす方向などを学びました。)自動血球計数CRP測定装置で測定しました。午後は血液塗抹標本作成を行い、顕微鏡で赤血球を観察します。
手洗いチェック
スライドガラス状に上手く血液をひけるまで何度もチャレンジ。
先生が生徒ひとりずつに付き添って丁寧に指導して下さいました。
看護学科、理学療法学科の学生さんたちと昼食をいただきました。