« 2016年07月 | メイン | 2016年09月 »

2016年08月29日

防衛大学校・防衛医科大学校説明会

 自衛官の方々が本校にお越しになり、防衛大学校と防衛医科大学校の説明会を行って下さいました。看護自衛官として活躍されている雲雀卒業生から、進路を決めたときの経緯、看護学生時代の映像の紹介があり、生徒たちは先輩のお話ということで身近に感じ、聞き入っていました。
P8290286.jpg P8290290.jpg P8290292.jpg

 社会科準備室では、防衛大学校の説明、会議室では防衛医科大学校の説明が医学科看護学科に分かれて行われ、多くの生徒が参加しました。
 出願について、本日願書を提出しなかった人で受験予定の生徒は、担任の先生に願書を提出してください。一次試験は10月または11月です。
P8290303.jpg P8290296.jpg
医学科                     看護学科

2016年08月26日

2016 One Day College 感想 10

同志社大学 グローバル地域文化学部
遠藤 徹 教授
「ポピュラーミュージックから世界を見る」

10_1.jpg

・(高2女子)
 リズムそのものや、そのリズムがどのようにできて、どこから来たのかが、全てつながっていて、レゲエ1つにもこんなにたくさんの流れがあるんだと初めて知りました。ひとつの曲から何世紀もの幅広い拡がりが見えてきて、面白いなと思いました。

・(高3女子)
 1つの曲から感じ取れることがこんなにあるんだ!!と知りました。ビートルズの独自の耳に残る曲のリズムには、オブラディ・オブラダの場合にはレゲエのリズムが隠されていた。その背景には、イギリスとジャマイカの社会的な結びつきが関係していることに驚きました。さらに「The clash」という曲ではPunkとReggaeが混じっています。それは虐げられた人の共感から生まれたと知って、音楽の生まれた背景をもっと深く知りたいと思いました。

・(高3女子)
 普段からよく音楽を聴いているし、とても好きです。R&Bの成り立ちや意味、白人音楽についてなど、初めて知る興味深い講義でした。その時代においての社会的背景が流行する音楽に強く影響を与えているのだなと感じました。このような音楽の背景を知って音楽を聴くと違った見方ができて楽しいなと思いました。

2016年08月24日

模試と実力テスト

 本日、高1,2年生は、河合塾第2回全統模試(記述式)、中学生は5教科の実力テストを受験しています。夏期の間に課題をしっかりこなせたか、夏の間に緩み過ぎなかったかは、受験しながら判断できていると思います。
 さて、どんなテストでもフィードバックが大切です。何時間も時間をかけて解いた問題なのですから、怪しいなと思ったところは、今日中に、解き直すなり家で調べておくようにしましょう。どの教科でも1学期に多くの内容を学習しました。しかし、この先の学習内容は何倍にも膨らんでいくのです。復習というのは、後になってはなかなかやりにくいものですから、今できることは今しましょう。


 だいたいどの模試でも、内容や特徴について、事前にインターネットで知ることができます。以下に、河合塾第2回全統模試(記述式)、の特徴を抜粋しておきます。

高1
• 高校1年での授業進度を考慮した出題内容で、平素の学習の習得度合をチェックし、弱点となっている箇所を把握するとともに、大学別学力評価によって志望大学への学習到達度を全国レベルで測ることが可能です。
• 記述・論述力の養成を目的とした出題内容で、頭の中で理解した知識をどのように答案にまとめるかといった答案作成能力も測定できる形式で実施します。

高2
• 高校2年での授業進度を考慮した出題内容で、平素の学習の修得度合をチェックし、弱点となっている箇所を把握するとともに、大学別学力評価によって志望大学への学習到達度を全国レベルで測ることが可能です。
• 国公立大二次試験や私立大入試で求められる記述・論述力の早期養成を目指す入試対策模試です。

大学入試説明会

 本日1限、高3学年は講堂集まり、大学入試説明会を実施しました。
 進路指導部長の村上より、推薦入試について(私立指定校推薦、国公立AO・公募制推薦入試、私立AO・公募推薦入試)の概要と具体的な手続きについて講義しました。一般入試のみを受験予定している生徒も推薦入試にどれだけの過程を必要とするかを知ることで、推薦入試が思っているほど簡単なものではない、ということが解ったと思います。
P8240274.jpg P8240276.jpg

 私学のAO入試はもう始まっています。2016年度の大学入試が始まっている!ということです。大学入試は、国公立後期が終わる3月末まで続く長丁場。確実な受験計画をたて、学習計画をそれに合わせねばならない時期です。「今からどれだけ頑張れるか」がキーです。「頑張れます」。皆さんでお互いを励ましあって頑張りましょう。
P8240277.jpg
 本日の説明会内容に沿ったB5サイズの冊子は、高3生全員に配布しています。来週29日に防衛大学・防衛医科大学校の入試説明会、文化祭後の7日に、センター入試の説明会の実施を予定しています。

2016年08月23日

2016 One Day College 感想 9

京都大学 大学院農学研究科 
奥 公秀 助教
「私たちの身の回りの微生物」

9_1.jpg

・(高1男子)
 日本が微生物資源が多いことに驚きました。確かに亜熱帯,温帯,亜寒帯が日本にはあるので、微生物にとっては棲みやすい環境なのかと思いました。植物の葉からメタンが出ていて、その葉の表裏合わせての面積が地球の表面積の2倍もあると聞いて驚きました。知らないことばかりでとても面白かったです。

・(高2女子)
 日本は微生物について学ぶのにとても好環境で、微生物は新種がまだまだ出てきそうで、楽しみな分野だと思いました。バイオや農学部についてまだよく調べていなくて分かりませんでしたが、しっかり調べてみると沢山興味深いものが出てきそうで、そこから選ぶ学問が沢山あると思いました。

・(高3女子)
 微生物は土の中にいるイメージしか持ってなかったのですが、奥先生のお話しで微生物は多様な分野で活用されていることを知り、これからどんどん発展していく学問なのだろうなと、とてもワクワクしました。特に印象に残ったのはFK506の話と蛍光タンパク質の話です。微生物から免疫反応を止める作用があることを発見するなんて驚きでした。自分もこの分野について勉強してみたいと思いました。

2016年08月22日

2016 One Day College 感想 8

長崎県立大学 情報システム学部
金谷 一朗 教授
「最先端IT技術が明らかにする古代エジプトの謎」

8_2.jpg 8_1.jpg

・(高1男子)
 将来コンピュータを使ったIT企業に勤めたいと考え、この講義を選んだ。日本の先進技術は、ピラミッドという世界で有名なものに役だっていることを知りIT関連の仕事に興味が湧いて来た。何事でも疑問の目で見ていた「ガリレオ」に倣って、自分もいろいろなものを疑いの目を持って、興味深く見て行きたい。

・(高2女子)
 古代に生きた人々は現代につながる色々なものを考えていたという事を知り、驚きました。また、古代のエジプトの技術で地下が複雑でとても大きなピラミッドを作るのは、すごいなと思いました。ガリレオは、疑問に思った事はすべて実験を行い、本当にそれが正しいのか調べようとしたそうです。その探求心が現代科学の中でも脈々と受け継がれていることに感動しました。

・(高3女子)
 12進法が色々な所で使われていると聴いて驚きました。昔の人が多くの物事に興味を持っていて色々調べてくれたからこそ、自分達は多くの事を学べる事が出来るんだなと思いました。コンピュータがこれからの未来を作って行きそうだなと思いましたし、先生の話を聴いて、色々な事に挑戦してみたいなと思いました。

2016年08月19日

2016 One Day College 感想 7

大阪市立大学 生活科学部
早見 直美 助教授
「あなたの健康と食生活~食生活管理力を身につけよう!」

7_1.jpg

・(高1女子)
 いろいろ知らなかった事を聴けて楽しかったです。特に「油と一緒でないととれない栄養がある」ことや「高校生に必要なエネルギーは人生で最大」だということは聴いて驚きました。よく言われる「朝食の重要性」の話も理由まで聴けて面白かったです。管理栄養士の仕事にも興味が持てました。

・(高2女子)
 野菜ジュースで使われている野菜で一部栄養素が壊れていると知ってとてもびっくりしました。この講義で朝食を毎朝きちんととり、栄養バランスのしっかりとれた食事を毎日食べることが私たちの健康に深く関わってくるんだなと思いました。講義を受ける事が出来て本当に良かったです。去年も、今年もとても勉強になりました。

・(高3女子)
 “You are what you eat !!”(私自身を構成するのは食べ物)確かにそうだと思いました。そして、10代という期間は一生の中でとても大切なものだという事尾を改めて感じました。その中でも朝食は大切なもので、バランス良く摂取すべきだと思いました。油や砂糖はダメなものと思っていましたが、吸収のためには大事なものだと初めて知りました。

2016年08月18日

Academic Summer in森ノ宮医療大学 2日目

 8月9日に行われました、Academic Summer in 森ノ宮医療大学2日目の様子の報告です。1日目の様子は8月8日のブログをご覧ください。

 午前中は、臨床検査学科、理学療法学科、看護学科の3つのコースごとに、1日目の実験結果をまとめ午後のプレゼンに向けての準備を行いました。
IMG_0887.jpg IMG_0899.jpg
臨床検査学科
IMG_0889.jpg IMG_0920.jpg
看護学科
IMG_0888.jpg IMG_0902.jpg
理学療法学科

 生徒たちの発表は堂々たるもので、ご担当いただいた先生方の指導の手厚さを感じました。質疑応答にもきちんと明確に答えることができていました。
午後のプレゼンの様子。
IMG_0926.jpg IMG_0927.jpg
臨床検査学科 顕微鏡で赤血球・白血球を観察しよう
IMG_0930.jpg IMG_0931.jpg
看護学科 身体にかかる圧力の実験
IMG_0936.jpg IMG_0942.jpg
理学療法学科 予測的姿勢調節とその変化

2016年08月17日

Academic Summer in ひょうご税理士法人

今年度より新しくAcademic Summer に仲間入りしました「Academic Summer in ひょうご税理士法人」が行われ、中学3年生から高校3年生までの8名が参加しました。朝から事務所を訪問して、9時からは事務所の朝礼も見学させていただきました。税理士の仕事を学ぶために用意していただいたのは、「戦略GM」(Management Game)でした。講師の田中先生からこのゲームの説明をお聞きし、あの「Sony」の経営陣が開発したゲームであることを知り、参加した生徒たちも興味をそそられていたようです。
このゲームは、各自が会社の経営者となり、仕入れや製造、販売の過程や市場の規模や販売価格から、販売のタイミングなどを経営者として「意思決定」していくゲームです。一通りゲームの進め方を説明されて、いざ開始となりました。各期ごとに定められた時間内でゲームを行いながら、各自は自社の運営状態を記録するために、資金繰表(現金出納帳 兼 仕訳帳)を書いていきます。その結果を明確に数字で確認していくために、各期が終わるごとに、マトリックス会計表を作成します。これは貸借対照表(バランスシート)にあたるものでもあり、会社の経営状態がはっきりと分析できます。最初は計算の方法がわかりにくく、戸惑っていた生徒もいましたが、中には一緒に参加してくださった会計士の方よりも早く表を完成していた強者の高校生もいました。他の生徒たちも期を重ねることにより、表の作成はスムーズにできるようになったようです。引率の教員も参加していましたが、計算や表の作成に苦戦しており、ラストの期では最後まで汗水垂らして計算していました。予定の時間を少し過ぎましたが、午後6時過ぎにすべてのプログラムを終え、解散となりました。
このAcademic Summer を通じて、税理士という職業の一端に触れることができたと思います。また、経済のシステムや市場の動きなどに関しても興味を強くしたことでしょう。なによりも、働くこと、つまり仕事を通じて社会と関わり、社会に貢献することの大切さを強く印象づけられたようです。次回はさらに多くの生徒に参加してもらえることを期待しています。
1471427994544.jpg 1471427985905.jpg
1471427968760.jpg

2016 One Day College 感想 6

高知県立大学 看護学部
竹崎 久美子 教授
「今、日本が、そして看護学が世界にできること」

6_1.jpg 6_2.jpg

・(高1女子)
 看護とは病気や怪我をした人を手当するものだと思っていました。しかし、今回、災害看護とは人命救助のみならず健康2次災害を防いでいることを知りました。そして1つでも多くの命を救うために経験をどう活かすのかなど命の重さについてとても考えられていると思いました。いつ起きるか分からない災害にどう対応するか、知識だけではないと分かりました。今回の講義を聴いて、もっと看護について知り、命を救いたいと思うようになりました。

・(高2女子)
 災害看護というあまり知らなかった分野について知ることでき良かったです。看護師にはしなければならない事がだんだん増えているので、体力も付けなければならないと思いました。テレビを見てて、72時間は何の数字か疑問を持っていたので分かったとき、すごくすっきりしました。
看護師になるためにも災害看護など多くの看護について学び、立派に成長したいです。ありがとうございました。

・(高3女子)
 看護師の仕事は病院や診療所等で患者さんのお世話をしたり、医師の補助をしたり、災害等で出動したりしてその時だけ動いているものだと思っていました。しかし、災害看護は災害が起こった後だけでなく、何年経っても被害を受けた方の心と身体のケアを行っていたり、災害準備期に人々の被害を減らしたりしていると知って、看護分野で学びたい事が増えました。ますます、看護職に付いて、人々の心や身体のケアを行いたいと思いました。


2016年08月16日

2016 One Day College 感想 5

鳥取大学 医学部
久郷 裕之 教授・染色体工学研究センターセンター長
「細胞の老化とがん化-染色体に仕組まれた細胞の寿命-」

5_1.jpg

・(高1女子)
 がん細胞には寿命がなく、正常な細胞には寿命があることが分かってがん抑制遺伝子の変異の原因によって起こることが分かりました。健康長寿になるためには、細胞にテロメアを入れたり、陽性老化細胞の除去することで加齢による障害を遅らせることができることがとてもすごいなと思いました。

・(高2女子)
 今回お話は、とても難しかった。理解できたわけではないが、私が今、生物で習っているのが、医学の中のちっぽけな、ごく当たり前のことだと実感した。日本での死亡原因のなかで、がんが上位にあたるので、早く実用的な抗がん剤ができればいいなと思った。医学の中でも、目の前の患者を救う医師もいれば、未来につながる、未来の命を救う医師がいることも初めて知った。やはり、医師はやりがいのある仕事だと思った。

・(高3女子)
 私は細胞死の仕組みについて興味があります。お話を聴かせて戴くと細胞にも寿命があり、健常者の方の10年での老化が、何か異常がある場合、それが1年で起こってしまうことも知った。これを止める方法は研究されているけれど、老化のバイオメーカーという陽性細胞がどのように適応できるかまだ分かっていないようなので、そういう研究も何かの役に立てるかと思った。医学部と理学部、その他の理系違いを質問させて戴きました。貴重な時間で、これからの自分にとって良いきっかけを与えて戴きました。


2016年08月15日

2016 One Day College 感想 4

鳥取大学 環境分析化学
田中 俊行 名誉教授
「発光分析と微量ミネラル「ケイ素」の話」

4_2.jpg 4_1.jpg

・(高1男子)
 「おいしい」という主観的な感覚にも化学的な指標が使えるということは以前から知っていましたが、水にもシンプルな形で使える式があると知って驚きました。純水にSiO2やCa、Kを添加したら人為的に「おいしい水」が製造できるということでしょうか。

・(高2男子)
 半導体としかみていなかった珪素の生物学的重要性が分かった。科学者志望の私としては元素の扱い方にはいろいろなものがあると気づけたのが大きかったです。いつか波を利用した長距離非接触導体、そしてケイ素の可能性も研究したいと思いました。

・(高3男子)
 ケイ素が人体において骨形成に役立つことを聞いて驚いた。3年間同じ講座を受講したが、時間が経つにつれて学んだことが多くなったので、理解しやすかった。今年受験なので、「考え方」を重視してやっていこうと思います。

2016年08月14日

2016 One Day College 感想 3

関西大学 法学部 法学政治学科
山名 美加 教授
「とっても身近な知的財産権-携帯電話、アニメ、音楽から-」

3_1.jpg 3_2.jpg

・(高1女子)
 ただ1つの落書きですら、描き終わった時に著作権が発生することを初めて知りました。特許庁がなければ日本のさまざまな産業の勢いがなくなり、発明家を夢みる人が減ってしまうので、独占権はとても大切だと考えました。模造品のせいで、日本の権利者に利益が入らず、続編や改善品が販売されず、消費者にしわ寄せが行くので日本ではもちろん、海外でも模造品の取り締まりを強化してほしいと願います。

・(高2女子)
 身近なものや行為にも権利があることが分かりました。日本のマンガ・アニメ文化が素晴らしいから模造品が作られたりするのだと思います。でもマネはしてほしくありません。著作権問題は気をつけなければいけないと改めて思いました。

・(高3男子)
 「知的財産」と聞くと、重要で大きなモノや商品をつくる時に発生するものというイメージがありました。しかし、この講義を受けてみて、意外と身近にたくさんあるモノだということが分かりました。例えば、普段の生活で関わる家電製品や学用品、電車や車といった公共のモノやそれを作るための機械など身の回りにも多種多様な知的財産で溢れていることを知ったので、より一層この分野に興味を持ちました。

2016年08月13日

2016 One Day College 感想 2

関西医科大学 医学部 精神神経学講座
吉村 匡史 講師、病院准教授兼任
「医学部で学ぶこと」

2_1.jpg

・(高1男子)
 医師になるにはとても大きな志がいると感じました。6年間忍耐強く勉強し、国家試験に合格しなければならない。患者と向きあう気持ちを持つためにも、勉強ばかりでなく、クラブや私生活からも思い遣りの精神を養っていくことが大事だと思います。ヒトの身体に一手を加える、それはその人の人生を背負うことなので、責任感を持って取り組むことが必要だと感じました。

・(高2男子)
 自分は、医学部を目指しているのですが、今回の講義で医学部というものがどういうものか少し分かった気がします。将来、どのような科・専門に進むかはわかりませんが、より興味を持つことができました。これから自分でさまざまな情報を調べ、努力して自分のやりたいことをさらに探っていきたいと思います。

・(高3女子)
 初期研修、後期研修の後は病院で臨床、もしくは大学で研究の2つしか知らなかったので、産業医や外務省の医務官などの細かい内容を聞くことができてよかったです。遺伝子を研究して、薬の使用の前に患者さんに有効かどうかを知ることができれば、負担もすごく少なくなると思うので、一般的になるといいなぁと思いました。

2016年08月12日

2016 One Day College 感想 1

森ノ宮医療大学 保健医療学部
堀 竜次 准教授
「肺炎から体を守るリハビリテーション~正しい食べ方と呼吸の仕方~」

1_1.jpg 1_2.jpg

・(高1女子)
 患者を思いやって、その人の状況を考えたうえで治療することが大切であるとわかりました。理学療法は発想が大事、とてもすごいなと思いました。特に肺炎の1才の子どもの話の中で10分で1人の一生を変えられるというのはとても感動しました。身近なこと(祖母や祖父)から始められることも分かったので、普段から意識していこうと思いました。

・(高2女子)
 今回、堀先生の講座を受けることができ、良かったと思いました。人間の身体について、あらゆる仕組みを知り、どういう対処をするべきかを正しく判断するために広い視野を持つ。土台をしっかり作る。まさにそれが最も大切なことだと思いました。ジェネラリストからスペシャリストへ。短い時間で1人の女の子の生涯を変えたという話はとても心に残りました。

・(高3男子)
 チーム医療というと、医師や看護師が主だっているように思われるが、理学療法士などの異なる分野で、活躍できる現場があることがよく分かりました。特に、実技を通しての話は説得力があり、問われた質問に深く考えさせられました。

2016年08月09日

サントリー研究者体験感想(Ⅰ期) その2

高2 生徒
 自分たちも研究員の方々と一緒に実験をしているという実感がわいて、自分も一研究員になったように感じられました。なんとサントリーの研究者の方々も始めてから10年もたっていないような実験をさせてもらえ、その中でも、たくさんの学校では見たことのないような器具を使うことができとても満足でした。特に印象に残っているのはクリーンベンチでの作業で、その中の無菌状態を保つため、徹底した衛生管理には始めて見たときは驚きました。でも、そのような細かいことを体験できたのも、この研究者体験で深い内容の実験をするからこそだと思います。
 この五日間のサントリー研究者体験プログラムは僕にとってとても大切な五日間になったと思います。自分の手で器具を使って実験をし、実際に生物研究をしている人や施設の雰囲気に実際に触れ、改めて自分の夢に向かって頑張っていこうと思えましたし、普段生活している中ではなかなかわからない、研究というものの大切さを感じ取ることができました。今回自分の体で感じ取ったことを活かしてこれからの大学受験にむけて大変になっていく時期を乗り越えていきたいと思います。
最後になりましたが、今回、このような機会を作ってくださったり引率していただいた先生方や、一緒に実験をしてくれた松原さん、高橋さんをはじめご協力いただいたサントリー生物有機化学研究所の皆さんに改めて感謝したいと思います。本当に、ありがとうございました。

高2 生徒
 自分の理解を遥かに越えた、まさしく未知の世界を知ることができ、またすごいことをしたのだなと実感しました。
 実験を行ったのは3日間ですがそこに詰め込まれていた内容はすばらしいものでした。研究の流れは勿論ですが道具の応用の仕方などは感動的でした。また行う物事を理解することの大切さも再確認しました。最後のプレゼンも非常にいい経験になりました。緊張しましたが、自信を持って、尚且相手に分かりやすく伝えるために精一杯プレゼンをしました。普段経験できない人前でのプレゼンは今後同じような事をやるときは勿論、その他日々の生活でも活用できそうです。この度の5日間の体験では当たり前のようで普段中々できていない事の重要性を理解できました。これがこの体験で得た最大の利です。
 今回のプログラム参加以前、私は研究者になるという進路は考えていませんでした。しかし、5日間じっくり体験して自分の狭い視野を広げるいい機会になり、進路を考える参考にもなりました。

サントリー研究者体験感想(Ⅰ期) その1

高3生徒
 ライゲーションやcDNA 溶液などの生物の授業ではあまり聞かない単語や、アルファベットの羅列としか思えないような物質を多々使用したため、頭の中がこんがらがりそうになりましたが、理解した時の達成感は高かったです。
 一人一人に研究員の方がついてくださり、また、とても分かりやすく噛み砕いて説明をしてくださったので感動しました。昼食の時間や休憩の時間ではカチンコチンに緊張している私たちに積極的に話を持ち掛けてくださりとても馴染みやすかったです。
 普段の学校生活よりも、一週間が早く感じました。PCR の機械でDNA を増幅させる時や、シークエンスにかける時に時間がかかるため、その時間にお昼を食べて時間に無駄が出ないよう心がけていました。NZ 研修とサントリーの研究者体験、この2つを体験できて、雲雀生でよかったなと思いました。研究員の方々と5日間過ごしただけですが、なんとなく研究者の日々が見え、また、成功するかどうかわからなかったりするものに向き合っている姿に心をうたれました。進路を考えるのに役に立ちました。もっと長く体験したかったです。

高2 生徒
 今回、僕はこの体験で様々なことを学びました。まず、普段使わない高度な器具を使えたことがよかったです。最初はどうすればいいかわかりませんでしたが、研究員の方々が親切に指導してくださったので日に日に楽しくなっていきました。また、研究で使う高度な内容も質問することで、より興味が湧き、もっと知りたいと思うようになりました。3 日目、4 日目に行ったカルシウム濃度のグラフ化は、今までの実験の成果を自分の目ではっきりと確かめることができたので嬉しかったです。最後の日に行ったプレゼンテーションでは、先生方や研究員の皆さんの前で発表するのでその緊張もありましたが、原稿やスライドショーは研究員の方々のおかげで上手く仕上げることができました。発表の時は、質問に緊張しながらも、自分の中では上手く答えられたと思います。
 このような力は将来僕たちのためになるものなので、一生懸命取り組めてよかったです。今回学んだことは、僕たちの進路を決めることに対しての姿勢に大きく影響すると思います。将来、研究員になったらどのような仕事をするのかということもわかりましたし、また研究員でなくとも、様々な職業に就くに当たって今回学んだ「何事も最後まで信じてやり通す」という姿勢は全てにおいて大事なものとなると思います。僕たちが日々の学習に取り組んでいくためにもこの体験を大切にしていきたいと思います。指導していただいた研究員の皆さん方、そして、今回この体験をさせてくれた先生方、ありがとうございました。

2016年08月08日

Academic Summer in 森ノ宮医療大学 1日目

 12人全員が集合時間5分前にコスモスクエア駅に集まり、気持ちの良いスタートとなりました。まず、講義室に集合し、生徒らから自己紹介、次いで2日間お世話になる先生方のご紹介がありました。大学の紹介等、ガイダンスを受け、10時から、看護学科、理学療法学科、臨床検査学科に分かれて、Academic Summer in 森ノ宮医療大学の開始です。

〇 看護学科
 寝返りができない人の状況を想像し、ベッドに自分が横になって気になるところや圧力のかかる場所を知り、それに対するケア方法教わりました。また、床や床とタオルケット、畳、ウレタンマットなどなど、その他様々な環境において仰向けに寝転がったときの仙骨とかかとへの圧を、座位のときの背骨と尾骨への圧力を測定しデーター化しました。明日のプレゼンに向けて結果分析しています。

P8080509.jpg P8080510.jpg
ベッドと身体の間に手を入れて、ストレスを軽減
DSCN0751.jpg DSCN0756.jpg
圧力測定器で測定中     実験結果をまとめ中


〇 理学療法学科
 腕を上げたり、上体を反らすことにより、どの筋肉がどのように動くかを1/1000秒単位で測る機械を1人の生徒に取り付けて検証し、まず筋肉について学びました。更に、予測的姿勢制御について理解を深め、実験準備です。物を人から受け取るときに、どこまで物の重さの情報を脳が学習しているかで、筋肉の働き方に違いがあるようです。今回は仮説は先生に提示していただきましたが、作業仮説を生徒らがディスカッションして決め、実験を行っています。高2、高1、中3の5人の生徒が1チームとなり、どんな発見をしてくれるでしょうか。筋電図班と床反発班に分かれて解析をしていきます。

P8080503.jpg P8080505.jpg
筋電図測定

P8080522.jpg P8080525.jpg
解析と検討
筋電図のソフトを扱うのは難しいので先生がしてくださっていますが、午後は、生徒自身が立てた12の作業仮説に基づき実験を行い、データを解析していました。


〇 臨床検査学科
 手袋のつけ方や手の洗い方など、検査にあたっての基本姿勢を教えていただくところから始まりました。採取した血液を(先生が先生のをです。ここは生徒は見ているだけですが、血管の探し方や針をさす方向などを学びました。)自動血球計数CRP測定装置で測定しました。午後は血液塗抹標本作成を行い、顕微鏡で赤血球を観察します。

P8080518.jpg P8080512.jpg
            手洗いチェック

P8080515.jpg P8080519.jpg
スライドガラス状に上手く血液をひけるまで何度もチャレンジ。
先生が生徒ひとりずつに付き添って丁寧に指導して下さいました。


P8080514.jpg
看護学科、理学療法学科の学生さんたちと昼食をいただきました。

2016年08月05日

Academic Summer in 法律学への招待2日め

P1100570.jpg
”Academic Summer in 法律学への招待”2日目の報告です。
今日も阪急梅田駅に参加者11名全員集合しました。ここから御堂筋を歩いて、大阪地方裁判所の近くにある法律事務所を訪問し、現役弁護士の話を聞くプログラムです。
御堂筋を歩きながら、お初天神やアメリカ領事館などで先生の解説を聞き、大阪地裁前に到着しました。
今回訪問したのは、青雲法律事務所です。李弁護士から、弁護士になった理由、ロースクールになってからの就職の厳しさ、担当した事件の事案を通しての弁護士のやりがいなど、90分近く話してくださいました。
その後、生徒からの質疑応答があり、皆それぞれ疑問をぶつけ、丁寧に答えてくださいました。
最後に、大阪弁護士会館へ行って、レストランで昼食をごちそうしてくださいました。事務所に勤務する女性弁護士も同席され、女性弁護士としてのお話もいろいろ聞かせていただきました。
半日ながら、密度の濃いプログラムでした。
今回お世話になりました青雲法律事務所の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2016年08月03日

Academic Summer in 法律学への招待1日め

夏休み真っ只中、本日より2日間の日程で、”Academic Summer in 法律学への招待”を実施しています。この企画は、法学に興味関心をもつ中学3年生と高校1~2年生を対象に大学院生・弁護士の方々から直接、講義や実務指導を受けることにより、学問に対する興味・関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探求心、社会に貢献する精神を育てることをねらいとしています。
初日の今日は、神戸大学内にある模擬法廷”ラ・クール”にて、神戸大学院生のご協力を得て、模擬裁判をメインに、大学構内の見学を行いました。神戸大学の本格的な設備の整った模擬法廷を目の当たりにし、興味津々に生徒たちは裁判官席や弁護人・検事席に腰かけ嬉しそうでした。その後、図書館を見学しましたが、80年の歴史を持つ本館に歴史を感じつつも、良い環境の中で学ぶことのできる神戸大学を肌で感じることができました。午後から模擬法廷”ラ・クール”にて、模擬裁判を実施。今回は刑事裁判を弁護人側・検察側に分かれて事件の被告人が有罪か無罪かを審議しました。生徒たちだけではもちろん審議を進めることができないので、神戸大学院生のご指導のもと、事件の主張と反論をそれぞれ議論し、意見を主張しあいました。最初、生徒たちは主張を言うのに遠慮?していた風にも見えましたが、徐々に自分たちの主張を言い合う場面もみられ、有意義な時間を過ごすことができました。本当に良い経験が出来たのではないかと思います。この企画に大きく貢献し尽力してくださった本校53期卒業生の乾直行様、また模擬裁判等ににご協力いただいた神戸大学院生の皆さまには本当に感謝しております。ありがとうございました。

1.jpg 2.jpg神戸大学到着!           模擬法廷”ラ・クール”

4.jpg 5.jpg
図書館見学             模擬裁判の様子①
6.jpg 7.jpg 模擬裁判の様子②          模擬裁判の様子③
8.jpg
みんなで記念撮影