後期生徒会役員立会演説会
爽やかな秋晴れのもと、全校朝礼を行いました。
各種表彰と後期生徒会役員立候補者による立会演説会を行いました。
【校長先生のお話】
このような話を聞いて、諸君はどのような意見を持つだろうか。
「お母さんが仕事をしているので、あまり子どもをかまってやれない。そこで、愛情表現の一つとして、心をこめて手作りの服を作り着せていた。その子どもも、幼い頃は、それを当たり前のことと受け止めており、喜んで、母の手作りの洋服を着ていた。しかし、思春期になり、周囲はみな既製品の洋服を着ている。母の手作りの洋服が嫌になり、既製服を欲しいと思うようになった。」
母親の気持ちを考えない親不孝な子どもである。と感じるだろうか。それとも、いつまでも子どもの気持ちを考えない母親で、少しは子どもの気持ちにもなって欲しいと感じるだろうか。それとも、他の意見もあるだろうか。
例えば、この二つの意見は、大きく対立するように見える。
しかし、それは、母親側に立っている意見であるか。子どもの側に立っている意見であるかの違いだけなのである。反対側の立場にたって考えてみるならば、初め、対立する意見を持った者も、同じ意見になる可能性が十分にある。
諸君も、学校生活においても、同じようなことが様々な場面で起こっていることであろう。対立する意見、意見の行き違い、すれ違い。そのようなことが起こったら、違う角度(視点)で物事を見てみよう。そして、考えてみることである。そうすると、初めは対立すると感じていた事柄も、実は、視点を変えてみれば、同じようなことを考えていたということに気づくことが多い。
生徒会役員に立候補する人が多くて選挙になる。
とても素晴らしいことである。
諸君の考える「理想の学校とは・・」どんなものであるか。
様々な意見があり、対立することもあるだろう。
活発な生徒会活動を期待しています。
【生徒指導部長の話】
先日の文化祭は、諸君の個々の頑張りもあるが、クラスの団結力が素晴らしい発表へつながったと感じている。
高校3年生は、いよいよ受験シーズンの到来あるが、今まで様々な行事を通して培ってきた団結力をいよいよ発揮する時である。
「受験は団体戦である!」みんなで乗り越えていってほしいと願っています。
そして、来週より「合服・冬服着用期間が始まります」
生徒手帳記載部分を確認し、きっちりと制服を着こなして登校するようにしてください。