中学朝礼を行いました ~天高く馬肥ゆる秋~
本校の中央棟玄関(事務室前)付近を通りますと、ほのかな甘い香りがします。金木犀の兄弟である銀木犀があるんですが、花が白くて目立たないので知らない生徒も多いでしょうか。でも、よくみてみると本当に可愛らしい白いお花がたくさん咲いているんです。秋まっさかりの雲雀丘学園。今日も晴天で気持ち良い気温の中、中学朝礼を行いました。
【校長先生のお話】
先日、東北の福島に住んでいる私の友人と話す機会があったのですが、もう、あちらの地域では紅葉のピークが過ぎたそうです。「紅葉前線」はいよいよ南下を進ませ、近畿地方はだいたい今月末から来月にかけてが紅葉のシーズンとなるようです。
さて「天高く馬肥ゆる秋」どういう意味かわかりますか?秋は空が高くなり、過ごしやすい季節となった。食欲を増した馬も太るということなんですけれど、これは、厳しい冬に向けての準備が始まったという意味でもあろうかと思います。過ごしやすい季節にしっかり栄養をつけて馬も寒い冬を乗り越える準備をしているということです。このことは、皆さんにとっても大変意味深いことだと思います。皆さんにとっての備えとは、「体力・学力」ということになろうかと思いますが、ぜひ、この秋を大事に過ごして欲しいと思います。
皆さんに「私の挑戦」を提出していただきましたが、皆さん進んでいますか?どうですか?
先日、挑戦が達成できたという報告をしに校長室に来てくれた生徒さんが二名いました。一人は、水泳の目標記録を達成、もう一人は、読書記録をずっと記録しているが目標数達成できたということでした。とても素晴らしい報告で嬉しくなりました。このように自分の挑戦が達成できた。このことは本当に素晴らしいし喜ばしいことです。ですが、達成するということよりも、挑戦しているかどうか。それが大切だと考えています。まだまだ自分の目標は達成していないけれど、毎日努力を重ねています。頑張っている。そういう報告がたくさん聞こえてくれると嬉しいです。また、三学期に進歩状況をお聞かせいただこうと考えています。
それから最後に、皆さんは毎日の学校生活は楽しいですか?楽しいと答えてくれると嬉しいですけれど、そう毎日楽しいことばかりではないはずですね。つらい時、苦しい時、泣きたい時、たくさんあると思います。そういう時はね、ぜひ、私でもいいし、先生に相談して欲しいんだ。特に「いじめ」は断固としてあってはならないし、許さない。ただ、「いじめ」の難しいところは「最初はそういうつもりはなくても、いつの間にかいじめている」こういうことがあるんですね。しかしこれが問題なんです。これは、ちょっと私達ひとりひとりが、相手側に立って物事を考える姿勢を持つことで随分なくすことができると思うんですね。どうぞ相手の気持ちを考えられる人に皆さんにはなってもらいたいと思います。