図書館と猫
猫本の中から、新着図書を紹介します。
図書館ねこベイカー&テイラー/ジャン・ラウチ、ライザ・ロガッタ(早川書房)
図書館で暮らす猫、図書館ねこ。日本では出会えそうにないですが、アメリカやイギリスではわりに多くの図書館ねこがいて、ねこ好き本好きに愛されているのだそうです。
この本に登場するのはベイカー&テイラー。アメリカ西部の町の小さな公立図書館で、数匹のねずみを見かけた司書たちが「本を守らなくちゃ!」(ねずみは本の大敵)と思い立ち、ネズミ捕獲係として雇われます。
折れ耳とまん丸な目をもつ2匹のスコティッシュフォールド。メロンの好きな「ベイカー」とヨーグルトの好きな「テイラー」です。
アメリカの書籍卸売会社ベイカー&テイラーが名前の由来となった2匹は、この会社のマスコットもつとめ、小さな図書館だけでなく世界中で有名になり愛されました。
その仕事ぶりを長年一緒に過ごした司書がエッセイにまとめた1冊。図書館の仕事や、2匹と様々な利用者との心温まる交流の様子が描かれています。ぽってりした2匹の図書館でのスナップもかわいい。
又、現在全米各地で活躍する図書館ねこ達を訪ねたインタビュー?も掲載。