今日は1限目のHRを利用して、先週金曜日に校外学習で訪問した京都の各大学の報告会をクラスごとに行いました。各班とも撮影してきた写真を担任のパソコンに取り込み、プロジェクターで映しながら発表を進めました。各グループは、写真を見ながら楽しそうに、しかし資料を見ながら真剣に発表をしていました。
各大学の概要を少し触れてみましょう。「立命館大学グループ」は、北山の閑静な環境にある衣笠キャンパスを訪れ、時計台前のグランドや生協などで大学生が楽しそうに過ごす姿を見て、大学の良さを感じたようです。また、国際関係学部があることから留学生の数が京都の大学の中でも一番多いということでした。
京都産業大学グループは、今回訪問した大学では最北にあり、通学の大変さを痛感したようでした。ノーベル賞を受賞した益川先生には残念ながらお会いできなかったそうです。
京都大学では、実際に工学部の実験室を見学させていただき、ナノテクの最先端に触れることが出来ました。また、いくつかのグループは,話題の時計台下のレストランでフランス料理を食べたとか。
京都府立大学は、今回訪問した中ではもっとも小さな大学ですが、今年教育実習生として高Ⅰを担当した学園卒業生(4回生)の案内で、サークルの部室などを見学し、他大学では知ることの出来なかった大学生の一面も見ることが出来たようでした。
京都工芸繊維大学は、理系の大学というイメージで捉えていたため,附属図書館が大変充実していたことに驚いたようです。オープンキャンパス前の準備中でお忙しいところでしたが、入試担当の方に直接ご説明を頂きました。また,卒業生も駆けつけてくれ,キャンパス内を案内してくれました。
京都女子大学では、まず「女坂」の傾斜と長さにびっくり!でも、大学は女子大らしく大変落ち着いていて、大学生の食堂でのマナーの良さにいい印象を持ったようでした。また、古い洋館のような同窓会館があり、卒業生はそこで結婚式が出来るという説明には,あこがれを抱いたようでした。
龍谷大学大宮学舎は、広々とした建物の配置で中央にはキリスト教の教会のような礼拝堂がありました。図書館の蔵書も貴重なものが多く、大学生が静かに勉強していました。体育館もトレーニング室が複数あり、充実していました。食堂もバイキング形式で、1g単位の量り売りでした。
同志社大学京田辺キャンパスでは、学生さんの案内で3班に分かれて広大なキャンパスを見学しました。奥にある体育館までは遠く,さすがの学生さんも授業に遅刻しそうになるとか…。平日の金曜日でしたので,大勢の大学生が行き来し,大学生協もまるで”特売前のスーパー”とよく似た状況でした。歴史資料館で埴輪と対面したあと、医心館なども見学しました。
お隣の同志社女子大でも、やはりキャンパスの広さにビックリ!校舎もホテルのロビーのような豪華な内装でまたビックリ!案内していただいた入学センターの方に親切にしていただき、本校卒業生の学生2名が学生生活や受験勉強について親身になって詳しく話を聞かせてくれました。カフェテリアでは見晴らしの良い窓際に座り、思いっきりたくさんのパフェを食べて満喫したそうです。
生徒達は、大学の香りを満喫し、楽しそうに過ごす学生の姿にあこがれを抱いたようですが、その前に入試に合格しなければならないという現実があることも認識したようでした。3年後にあこがれのキャンパスをその大学の在校生として歩くことが出来るように、頑張って下さい。
最後になりましたが、今回,私たちが訪問するに当たり,忙しい時期でありながら快くお引き受けいただいた大学の皆様,授業の合間を縫って説明に来ていただいた大学生の皆様,大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。