今日はブログ担当の独りごとを…
中3は多感な時期です。
最上級学年のプレッシャーに進路についての悩みなどなど…
精神的に大きな成長が望める反面、
その点不安定で揺らぎやすいデリケートな時期なのだそうです。
健全な成長を果たすには、健全な土壌が必要。
大人の見守りやサポートがとても重要です。
15歳の生徒諸君と向き合う毎日を過ごす中、
昨晩、「ネットいじめ」についての特集を観ました。
この「健全さとはなにか」ということについて、
担当自身感じるところもありましたので、
「ネットいじめ」についていろいろと調べてみました。
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Facebook、Twitter、LINEなど、
コミュニケーションを簡単にしてくれるSNSは、とても便利なサービスです。
けれどもそれは時として、いじめのツールにもなっています。
そして現在、ネット上でのいじめは、
日本だけでなく世界中で深刻な問題となっています。
例えば、
アメリカでは若者の52%がネット上でいじめられた経験を持っているといいます。
さらに、その中の38%の人たちが、自殺願望を抱いたことがあるとのこと。
なぜそのような状況が起こるのか?
とある医学書によると、
─ 未成年の脳は、考える前に行動に移してしまう傾向がある。
判断能力を担う前頭部は25歳頃にようやく完成する ─
つまり、脳科学的に言うと、
人間は誰しも25歳までは短絡的な行動に走りがちだということです。
そこへ加えて、
我々大人がついていけないほどのスピードでのSNSの普及です。
そういった社会状況、そして、SNSの持つ気軽さ、便利さが、
子どもたちの自制心を、より、きかなくしていたというわけです。
とあるSNSサイトに、
「本当に送信しますか」という文章が投稿前に表示されるようにしたところ、
93%の若者が、危険な投稿を取りやめたという話があるそうです。
行動に移すまでに再考することの重要さを示す一例です。
30日には「薬物・インターネット講座」@学園講堂を控えています。
自分の将来について考える事。
我々大人も「もう中3だし」と目を離すのではなく、
彼らが安心して自分の将来を描けるように見守りたいものです。