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2007年08月31日

本番に備える

入場門
           ※ 今年の文化祭の入場ゲート

  8月30日(金)、朝から生徒会役員のマイク放送の指示に従って、生徒達は全員で明日の文化祭に向けての準備を行ないました。心配された天候も午後からはすっかり回復し、バザー用のテントやクラス別のポスターも用意されました。私も各教室を巡回して現場の状況を確認しましたが、それぞれ創意工夫をこらして追い込みを行なっていました。中には暑さによる疲労のため、ダウン寸前になりながらも体力の限界に挑戦している姿も見られました。
  立派な入場ゲートも完成し6時過ぎにはほぼ準備が完了、いよいよ明日の開催を待つだけになりました。本番においては是非これまでの努力の成果を思う存分発揮して欲しいと願っています。
保護者の皆さんも是非ご来場いただき、合唱コンクールや展示発表を通じて成長した子ども達の姿を見てあげてください。
  なお、開催時間は8時45分から15時10分までとなっていますが、2日目となる日曜日は、一般公開日となっています。招待券をお持ちの方は受付でお示しください。
また、当日は入試相談ブースを設けていますので、受付でお申し出いただくようお願いします。

2007年08月30日

社会で役立つ力を育てる学校行事

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 (文化祭の合唱練習風景)
  文化祭もいよいよ明後日に迫ってきました。生徒達は早朝や昼休み、放課後等の時間を利用してクラスやクラブ毎に最期の追い込みを行なっています。
  何事も期日が迫り思うように進捗していないと、あせりやパニック状態になることが往々にしてありますが、集団で行なうものを円滑に推進していくためにはチームワークが何よりも大切になってきます。
私も永い間、民間企業で勤務していましたが、たった一人でやる仕事はごく稀であり、チームで行なう仕事がほとんどでした。個人でやるのであればマイペースで良いのですが、チームで円滑に仕事を進めていくためには、仕事の段取り、分担、それぞれの連携、スケジュールの調整といったさまざまなポイントが必要になってきます。そして、自分達の目標に向かって全員の気持が一つになっていなければなりません。
  これまで新しい商品を開発したり、生産・販売を行なうといったさまざまな仕事を経験してきましたが、うまくいったケースを見ると必ずムードメーカー的な人がいたようです。ワイワイガヤガヤ言いながらいつの間にかチームをまとめていく、途中で挫折しかかってもみんなを励まし再チャレンジするということで最終的に目標の達成に結び付けていくのです。これらの人は、学校時代に文化祭や体育大会で中心になって活動したとか部活動をしっかりやってきたという経験を有している人が多かったようです。     
  まさに学校行事は〝社会で役立つ力を育てる〟重要な位置づけにあるのではないかと思っています。文化祭を通じて個人で行なう学習とは異なる経験を積んで欲しいものです。

2007年08月29日

高校男子剣道部の活躍

2007県民大会 8月準優勝表彰式

  依然として厳しい残暑が続く8月25日(土)、高砂市総合体育館において第54回兵庫県剣道優勝大会(学校の部)兼 第61回兵庫県民体育大会剣道競技が開催されました。この大会は今夏の練習の成果と今秋の新人大会の展望を占う上で、大変重要な位置づけになっており、今年は県下男子の111チームが参加し熱戦を繰り広げましたが、本校の男子チームは見事に準優勝を果たしました。
  2回戦からスタートした本校は緒戦で姫路工業を下し・3回戦東播磨・4回戦神戸高専・5回戦相生産・準決勝明石と勝ち上がり決勝戦に駒を進めました。決勝戦の相手は兵庫県一番の名門で全国大会上位の常連校『育英』で中学時代の有名選手を数多く擁しています。また同校の監督と本校の監督は大学時代の同級生で、それぞれ監督になってからも合宿や遠征を一緒にするなどの交流を続けており、先日(8月12日~15日)の『日生学園合同合宿』にも両チームが参加し、同じ釜の飯を食べ稽古に励みました。長い両校の歴史の中で、県大会決勝戦で顔を合わせるのは今回が初めてでしたが、本校は善戦したものの1-4で破れ初優勝することはできませんでした。しかし、初めて県大会団体戦で決勝戦に進んだ本校の選手たちの顔は『中学時代には無名であっても、たゆまぬ努力を続けることによって確実に力をつけることができる!という大きな自信』と『暑い夏の稽古・遠征を乗り切った充実感』で一杯でした。
  また、女子団体も健闘し、エースが怪我で欠場という厳しい状況にもかかわらず、チームワークでベスト8に進出、5位という立派な成績を残しました。今後、更にチーム力をアップすることにより、新人大会では男子同様の成績を収めてくれるものと期待しています。
  今回の大きな収穫は、本年度からスタートした学力向上のための毎週土曜日や平日7・8時限の授業によって練習時間が制約される中にあって、日・祝日の練習や毎朝の道場掃除に始まる素振り、遠征による練習試合を黙々とこなした部員たちの努力が報われたということです。
  本校はすでに夏休みは終了し8月21日から授業が始まっていますが、監督の先生からは「文武両道の精神で悲願の県制覇に向けて、これからも稽古に励んでいきたい」という力強い言葉をいただきました。なお、本校の剣道部は中学・高校の男女が同じ道場で仲良く稽古しています。小学生、中学生の皆さんも、是非一度練習風景を覗いてみてください。

2007年08月28日

トップ研修を終えて

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 8月28日(火)、トップ研修が実施され参加しました。
この研修は毎年この時期に事務局や中学・高等学校、小学校、幼稚園の主要メンバーが集まって学園全体の経営を中長期の視点に立って議論するもので、いわば経営検討会議です。
  本学園には約2600名の生徒・園児が在籍していますが、充実した教育を行なうためには経営が安定していることが不可欠です。
  より良い経営を推進していくためには課題を洗い出し、緊急度と重要度に分ける。その上で課題解決のための具体的な行動に落とし込むことが大切です。これを怠ると目の前の取り組みやすい課題から着手するということになり、いつまで経っても重要な課題は未解決のまま放置されるということになってしまいます。
  現在、本校においては高校に続いて中学校の改革に取り組んでいますが、本日の会議では6年後の2013年を視野に入れ、3年後の2010年を中間点とする
経営計画について説明しました。6年後のあるべき姿に向けて今後細部のツメを行なっていきたいと考えています。
  より良い学校づくりのためには、「職場のしくみ」「職場の風土」「教職員の行動能力」の三つがポイントです。わかりやすく言えば〝しくみを変えこれを活かす風土を改革する〟〝風土を変え行動能力を高める〟〝能力アップで職場のしくみを変える〟という三位一体の改革が必要なのです。
  学園を取り巻く経営環境が大きく変化する中で、各校種が自主責任経営を推進すると共に従来以上に各校種の連携を強化し学園としての総合力を発揮していかなければならないと痛感しています。

2007年08月27日

文化祭に向けて

文化祭
              ※ 昨年の文化祭の様子

 
 本校の文化祭は生徒会を中心に企画運営される最大の学校行事ですが、本年度は8月21日から授業を開始していることもあり、例年より早く9月1日(土)2日(日)の両日に開催されます。文化祭の開催まであと数日を残すのみとなり、生徒達はその準備のために色々と工夫を凝らした作品を制作したり、コーラスやダンスの練習を行なっています。
 今年のテーマは「温故知新」です。この意味は昔のことを知り現実にふさわしい新しい知識や道理を発見するということですが、まさに本校にとってはピッタリのテーマであると思います。
 今、本校は新しい学校づくりに取り組んでいますが、その基本的な考え方は〝将来社会で活躍するリーダーの育成〟という創立の精神の体現です。骨太のリーダーとして活躍するためには単に学力が優れているというだけでは不十分です。大きな目標の達成に向けて周囲の人と協力し、チャレンジしていくという姿勢が大切ですが、このような力は高校時代の体育大会や文化祭に全力で取り組んでいくという体験から養われることが多いのです。文化祭まで残り少なくなってきましたが、生徒達の努力がどのような形で表現されるのか楽しみにしています。
 本校の伝統は初代の鳥井信治郎理事長のくちぐせであった「やってみなはれ!」精神です。どうか全力投球の成果を遺憾なく発揮し楽しい感動溢れる文化祭にして欲しいと思っています。

2007年08月26日

私学教員適性検査の実施

看板

  8月26日(日)、園田学園中学・高等学校において「平成20年度兵庫県私学教員適性検査」が実施され実行委員として出席しました。この適性検査は「兵庫県私立中学・高等学校連合会」の主催で毎年この時期に行なわれており、実行委員の学校が持ち回りで担当することになっています。今年の受検者は647名で国語、地理歴史(日本史・世界史・地理)、公民(政治経済)、数学、理科(物理・化学・生物)、英語、家庭の各教科に分かれて80分の専門科目と50分の教職論文を受検しました。途中、実行委員のメンバーで各試験会場を巡回させていただきましたが、真剣に問題に取り組んでいる姿が印象的でした。
  今回の適性検査にあたっては園田学園の教員の皆さんが会場準備から問題の配布、受検監督にいたるまできめ細かい対応をしていただきました。心より感謝しております。本日の試験結果は厳正に採点の上登録され、今後兵庫県の各私学が新規に教員を採用する際の参考資料となります。
将来教員として生徒を指導していくことを目指している受検生の皆さん、是非これからもたゆまぬ研鑽を続けて欲しいと思っています。

  また、8月24日(金)~26日(日)の3日間、神戸大丸の特設会場で開催された『兵庫県私学中学・高等学校展』が終了しました。最終的には昨年の20パーセントアップの1万2300人を超える方にご来場いただきました。この数字を見る限り、2年目を迎えたこの催しが定着しつつあるのは間違いないと思います。雲雀丘学園のブースには155名の保護者や生徒の皆さんにお越しいただきました。
9月2日の日曜日は文化祭を開催していますので、是非ご来校ください。

2007年08月25日

私学展2日目を終えて

阪急電車
                     ※ 阪急電車内の本校の広告です。

  8月25日(土)、昨日に引き続いて『兵庫県私学中学・高等学校展』2日目が開催されました。会場前のミーティングで昨日説明会終了後もパンフレットを取りに来られた方もあり、一日目の来場者は2900名を超えたようです。
  本日の来場者の予想は3100名ということでしたが、これをはるかに超える方がお越しになったようです。私も数多くの保護者や生徒から学力向上のための授業時間数・カリキュラム、長期休業中の授業、部活動、キャリア教育や人間教育等に関するさまざまな質問をお受けし、公立中学・高等学校にはない特色ある教育に対して実に大きな期待を寄せられていることを感じました。本校の学校説明会に参加して入学を希望されるようになった方、本校のホームページを見て興味をもたれた方、友人や塾から情報を入手された方等さまざまでしたが、一つ一つの広報活動の積み重ねが非常に大切であるということを再認識しました。また、小学校4年生や5年生の保護者の方も多数お見えになり、早くから進学のことを熱心に考えておられることもわかりました。更に他校のブースや教員の対応、工夫を凝らしたパンフレットをはじめとする広報資料をつぶさに見ることができ大いに勉強になりました。
  来場された教育関係者の方ともお話しましたが、「今は各校ともコース制の導入やカリキュラム・授業の見直しを行なっているため、少しの変更ではほとんどインパクトがない。」や「何もせずに現状維持の姿勢の強い学校は完全に取り残されてしまっている。」「多くの私学の中でも急速に変化してきている学校がある。」等の言葉が印象的でした。
  各校とも独自の特色ある教育活動を推進されていますが、これらをそのまま取り入れてもうまくいかないのは当然です。素直に他校の良いところを学び、自分達の学校にはどのようなやり方が良いのかを考えていくという柔軟な姿勢が必要です。まさに『進歩なき者は退歩』です。これからは全ての学校が切磋琢磨することにより、兵庫県ひいては日本の教育のレベルの底上げをはかっていきたいものです。

私学展広告2007.8.25 007 私学展広告2007.8.25 004

2007年08月24日

私学中学・高等学校展の開催

雲雀ブース

  本日8月24日(金)から8月26日(日)までの3日間、大丸神戸店特設会場において「兵庫私学中学・高等学校展(合同説明会)」が開催されています。この催しは昨年に続いて今回2回目となりますが、兵庫県の全私学52校が参加しているため、来場いただくと多くの学校の説明をお聞きいただくことができます。
  各校とも前日までに説明資料やパンフレットを持ち込み、開場の1時間以上も前から担当者が集合する等この催しにかける意気込みが伝わってきました。会場は少し手狭でしたが、52校のブースが設置された姿は壮観そのものです。開場と同時に生徒や保護者、塾・学校関係の皆さんが入場され、それぞれ希望する学校の担当者から説明を受けたり、色々な学校のパンフレットを収集されていました。
本校のブースには本日だけで50組を超える方がお越しになり、参加した教員が開始から終了までほとんど切れ目なく対応させていただきました。ピークの時間帯には長時間お待ちいただくといったケースもあり申し訳なく思っています。私も何人かとお話させていただきましたが、保護者の子どもの教育にかける思いがひしひしと伝わってきました。説明の中で「受験校を決定される際には、是非子どもさんと一緒に学校を訪問され、実際に生徒の状況や教育環境、学校の雰囲気等が合っているのかどうかをご自身の目でお確かめください。」ということを申し上げました。
  本日は午後6時に終了しましたが、金曜日にもかかわらず2800名を超える方が来場されたようです。3日間の開催のため、最終的にはどれだけの来場者数になるかはわかりませんが、昨年度を上回るのは確実なようです。
  この催しは明日、明後日も10時から18時まで開催しています。土曜・日曜ですので、是非ご来場いただき、各私学がどのような特色ある教育活動を行なっているかを確認いただきたいと思っています。

2007年08月23日

さまざまな広報活動の推進

2008ポスター

 本校は阪急の「雲雀丘花屋敷」駅から専用通路を使って徒歩3分、JR東西線「川西池田」駅からは徒歩12分というところに位置しています。兵庫県の私学ということで、大阪から見ると随分遠く感じておられる方が多いようですが、梅田や箕面からの所要時間は半時間以内です。そのため、現在は豊中市、池田市、大阪市、箕面市からも数多くの生徒をお迎えしており、全校生徒の約4割弱は大阪府から通学しています。昨年に引き続き夏休みを利用して数多くの方にお会いし情報交換させていただきましたが、この一年間の広報活動の地道な積み重ねによって本校に対する理解は深まってきているように感じました 。
 しかし、正直なところ、昨年度からスタートした学校改革の取り組みについては、まだまだ多くの方に的確な情報が届いていないようです。とりわけ来年度からスタートする中学におけるコース制の導入についてはあらゆる手段を通じてPRしていかなければなりません。
 そのため、これまでパンフレットの作成、広告の掲載、ホームページの充実、学校説明会・オープンスクールの開催等さまざまな広報活動を推進してきました。パンフレットについては中学・高校共全面改訂、ホームページは過去数ヶ月にわたり日々更新、今月5日にはオープンスクールによる体験授業・クラブ見学を実施しました。更に今週末の「兵庫私学 中学・高等学校展」に合わせて阪急「豊中」駅の看板広告をリニューアルすると共に期間限定で阪急電車内・JR「元町」駅への広告掲載を行なっています。
 明日からの大丸神戸店で開催される私学展には兵庫県の全私学52校が参加しますので、大阪府在住の皆さんも是非お越しください。
 また、これからもさまざまな機会を通じて学校情報を積極的に提供していきたいと考えていますので、宜しくお願いします。

2007年08月22日

熱血先生トークセッション~子どもの心をつかむ

タミ子先生
           ※ 産経新聞(2007年8月22日付)より

  毎週土曜日に、サンケイリビング新聞社から地域生活情報紙「リビング」が発刊されていますが、この「北摂地域-豊中・池田・箕面版」に、本年5月『読者が注目する熱血先生』というテーマで記事が掲載されました。
  この中で本校の保健体育科、山村タミ子教諭が紹介されましたが、その後多くの読者の方から「登場した先生の話を是非聞きたい」という要望が寄せられました。これに応じるという趣旨で、小学校~高校の子どもを持つ保護者を対象に『熱血先生トークセッション 子どもの心をつかむ』が、8月21日豊中市の千里阪急ホテルで開かれました。このセッションには約150名が参加。オープニングトークとして、元大阪府立東住吉高校の校長であった村田憲司氏が、現在の子ども達を取り巻く社会環境について話をされました。その後、梅花中・高校理科教諭の福原修一氏、高槻中・高校国語科教諭の山本高志氏と、本校の山村教諭の三人が登場し、村田氏のコーディネートで、熱いトークを繰り広げました。この中で発せられた「子どもを見ていると親が見える」「自分がしんどい時でも子どもには明るく声かけをする」「子どもが夢や希望を持つことができる話をする」等の言葉は、子どもとのコニュニケーションに悩む保護者にとって、大いに参考になったようです。
  「子どもは親の鏡・社会の鏡」と言われますが、子どもの問題を指摘する前に我々大人がしっかりしなければいけない点も数多くあるのではないかと思っています。
  なおこの内容は、本日の産経新聞に掲載されています。
  また村田氏は、私と同じ民間出身の校長で、これまで色々な面で情報交換や交流を行なってきた方であり、不思議な縁を感じました。

2007年08月21日

社会で活躍するリーダーを目指して

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  8月21日(火)、じりじりと太陽が照りつける中、授業始め式を行ないました。今年からは例年より10日早いスタートになります。何よりも嬉しかったのは大きな事故もなく全員が元気で登校してくれたことです。一ヶ月前、夏休みに入る直前の授業収め式で「あれもこれもと欲張るのではなく、何か一つでも良いからテーマを絞って取り組んで欲しい。」という話をしましたが、果たしてどれだけの生徒が実践してくれたのかは興味深いところです。これから色々な生徒とどのように夏休みを過ごしたのかを聞いてみたいと思っています。
  私は式の中で二つのことを話しました。一つ目は〝夏休みが終わって新たに学校生活を始めるにあたって、自動車のギアのようにロー、セコンド、サードとギアチェンジし、早くトップ・スピードで走れるようにして欲しい。〟二つ目は〝本校の教育方針は「社会で活躍するリーダーの育成」である。皆さんは是非将来社会のリーダーを目指し、一人ひとりが雲雀丘学園の生徒としての誇りを持って行動して欲しい。〟
  その後、続いて行なわれた全校朝礼では、数多くの表彰を行ないましたが、どれを取り上げても素晴らしい成績です。気温が高く短時間で切り上げることにしたため、それぞれの代表者に対して賞状をお渡しすることになりましたが、生徒達にとって、これらの表彰はまさに〝努力の結晶〟であるのは間違いありません。このような体験を通じて人間的に成長していって欲しいと思っています。

2007年08月20日

時間を有効に使う

雲雀丘の時計

  今日で夏休みも終了し、いよいよ明日は授業始め式で学校がスタートします。今は「もう少し休みが欲しい」「早く学校に行きたい」「計画通りの休みを過ごせた」「当初考えていたことがほとんどできなかった」等一人ひとりがさまざまな気持で過ごしているのではないかと思います。
  よくできなかった理由に〝時間がなかった〟ということがあげられますが、私の経験からしても、本当に時間がなくてできないということは稀だと思います。要は「やろう」という意志の問題ではないでしょうか。人間は有り余る時間があってもなかなか取りかかろうとしないものです。そして追い詰められて仕方なしに行動を起こすということが多いのです。
  私はこれまで社会で活躍している人を見てきましたが、これらの人に共通しているのは時間を管理する能力に優れている。言い換えると自分の時間の使い方が非常にうまいということではないかと思います。実際に、誰から見ても「超多忙」な人から手紙やメールをいただいたり、電話でアドバイスをいただくようなことが何回もありました。これらの人の行動パターンには、常にやるべきことの整理ができている、そして段取りをきっちりしているという共通点があります。勿論、最初からこのような習慣が身についていたということではなく、多くの経験を積まれた結果であるのは間違いありません。
  一日の時間はすべての人にとって24時間で変わりがありません。学校は社会で役立つ力を育てるトレーニングの場であると考えるなら、時間を管理するスキルを高めることが極めて大切であると思っています。

2007年08月19日

日本の林業を考える~森林の働き~

  日本の国土面積は3778万haですが、このうち2515万haが森林であり、森林率は約67%と先進諸国の中ではフィンランド、スウェーデンと共に世界トップクラスになっています。
森林がどのような働きをしているかという点に関して、日頃から考えている人は多くないと思いますが、我々の生活には大いに役立っているのです。地表の侵食を防止する、表層の崩壊を防止する、水資源を貯留する、水質を浄化する、大気を浄化する等の貴重な働きをしており、森林の価値(経済効果)は75兆円にのぼると言われています。ところが、1960年に木材の輸入自由化が開始されてから木材の価格は長期的に低迷し、人件費をはじめとする経営コストの上昇で間伐や保育等の施業や伐採後の植林が行なわれないようになってしまいました。この結果、木材の生産量は3分の1となり自給率は87%から19%に低下、林業就業者も6分の1になり、しかも65歳以上の人が29%という状況になっています。そして、今では手入れされない森林が日本各地に散見されます。幼木を育てるためには下草を刈る、少し大きくなった木には間伐を行なう、更に大きくなると枝打ちが必要ですが、この作業を行なわないと木が太らずモヤシ状の森林になり、風害や雪害などの被害を受けやすくなります。また、ミミズやモグラ、昆虫、鳥等の小生物が育たなくなり、保水能力が低下することになるのです。
  このような状況を踏まえ、企業が社会貢献の一貫として、全国約400ヶ所に「法人の森林」を設置したり、ボランティア団体が約500ヶ所に「ふれあいの森」を創る運動を起こしています。
  この他にも森林には色々な働きがありますので、これからも随時紹介していきたいと考えています。

2007年08月18日

養護教員研修会を終えて

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  社会環境の変化に伴う子どもの健康問題の多様化によって、養護教員に求められるものは年々幅が広がると共に深い専門性が必要になってきています。
そして、養護教諭には具体的に次のような目標が掲げられています。
①養護の理念と目標ならびに養護教諭の基本原理を理解する。
②養護実践を行なう上で、必要な人間、特に発達過程にある子どもを全人格的に理解すると共にからだのしくみや生理的・病的変化と特別な支援を必要とする子どもの発達過程を理解する。
③養護実践を行なう上で必要な発達観・健康観を育成すると共に発達と健康にかかわる生活と環境と評価・対策について理解する。さらに養護活動を進める方法の基礎を習得し、社会資源を理解する。
④養護実践を行ない、学校保健活動を推進するために必要な知識、技術、方法を習得し、統合化する。
⑤学校教育の現場で子どもと直接かかわり、養護実践・学校保健活動について具体的に学んで必要な技術・態度を習得する。また大学で学んだ理論を教育現場で実証し研究すると共に自らの能力・適性をはかり、教育専門職としての方向性を深める。
  これらの目標毎に23の大項目さらに91にわたる中項目が設定されています。
抽象的な文章表現を見れば比較的簡単なように思われますが、個々の項目を具現化していくには多大の時間と労力が必要になりますし、養護教諭だけで達成できる内容ではないと思います。
  私は研修のまとめにあたって、「人・モノ・金・情報・時間がないということをできない理由にしないこと。」「何でも自分ひとりでやろうとすると時間がないということになる。周囲や上を巻き込み多くの人の智恵や力を借りること。」「情報は双方向であり発信すればするほど戻ってくるので、積極的に情報を提供し自らの人脈・ネットワークをつくること。」「総花的にならず、重点を絞って取り組むこと。」「中期の視点に立って考え、毎年進捗を確認していくこと。」「一人ひとりの持つ〝気〟を振りまき元気な学校づくりを目指すこと。」「日本における最大の課題は人材の育成であり、皆さんの仕事は実にやりがいのある仕事である。高い志を持って取り組んで欲しい。」ということを話しました。今後、それぞれの学校で生徒の育成のために力を発揮して欲しいと思っています。

2007年08月17日

養護教員研修会に参加して

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 8月17日(金)、兵庫県私学総連合会、私立学校養護教員研究会主催の夏季研修会が開催されました。兵庫県の私学においては各校の校長が色々な研究会の担当を分担することになっており、養護教員研究会の会長として参加しました。長期休業中ということもありましたが、44名の養護教員が出席し、昼食をはさんで二つの講演に熱心に耳を傾けました。
  午前中は、ATAアレクサンダー・アソシエイツの教師養成コースの講師をされている磯村恵子先生に『習慣に気づく』というテーマで実技を交えてお話いただきました。同氏は1980年に沖ヨガを学び始め、その後アレクサンダー・テクニークの技法を取り入れたアレクサンダー・ヨガを指導しておられます。この技法はオーストラリアのタスマニア島出身のアレクサンダー氏が自らの体験に基づいて創案されたもので、キイワードは“プライマリー・コントロール(初源的協調作用)”です。我々人間には「歩く」「座る」「話す」等の一般的な日常動作の中で、必要以上に不自然な状態に傾いている習慣があるようです。その習慣に気づき自分に適した動きを見つけ出すことにより,随分気持が安らぐようになるとのことです。実際に先生に指導いただき姿勢を整えて首を回すと不思議なくらい楽に回すことができました。このトレーニングを積むことによって周りの空間が広がり、今まで見えていなかったものが見えだしてくるようです。
午後からは、園田学園女子大学人間健康学部総合健康学科の林照子先生に『近年のわが国の養護教諭の養成の動向について』というテーマでお話をいただきました。これまで養護教諭の養成に関してはさまざまな変遷がありますが、昨今、子どもの精神面・肉体面の健康問題は実に多様化してきています。これに対応するためには養護教諭に求められる資質や能力も大きく変わってきています。現在は2005年9月に「日本養護教諭養成大学協議会」が設立され、養護をつかさどる教育職員としての独自性・専門性の確立、養護の専門性に立脚した養成教育内容の検討、大学設置基準の見直しに向けた養成制度の検討等が行なわれています。また、大学教育と教育現場での実地教育との接点としての「養護実習」の検討もなされているようです。
  今回はまる一日にわたる研修会でしたが、若い参加者も多く単に講義を聴くだけではなくお互いに交流を深めている姿が印象的でした。色々な点で刺激になったのではないかと思っています。今後とも研鑽を続けていって欲しいものです。
  講演いただいた磯村先生、林先生に対し心からお礼を申し上げます。

2007年08月16日

日本の農業を考える~棚田の消滅~

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  わが国にはかつて山と山との間の傾斜地や丘陵地に階段状に作られた田んぼがいたるところに見られました。水が張り巡らされた水田には稲が植えられ、素晴らしい景観でした。これが「棚田」と言われるものですが、残念ながら最近はほとんど姿を消すことになってしまいました。
  この原因は、日本人の食生活が変わり米の在庫が過剰になったため減反政策がとられたことに加えて農村が過疎化したことがあげられます。棚田には道がなく狭くて急な畦に囲まれているため、機械化が困難です。そのため耕作には多大の労力が必要になり、農業従事者の高齢化に伴い真っ先に減反の対象になってしまったのです。しかし、棚田が消滅したことにより、さまざまな影響が出てきました。棚田は単に食料を生産する場というだけではなく山から流れ込む水を蓄え、水質を浄化し、土砂の流出を防止し、洪水を和らげる働きを有していました。いわば環境を保護する自然のダムです。また棚田は里山と接した湿地帯に作られていたため、トンボやゲンゴロウ、田螺(たにし)、蛙、泥鰌(どじょう)等の昆虫や水生動物のすみかになっていました。寒暖の差が大きく、水がとてもきれいなため、ここで生育された稲からは美味しい米が採れたのです。今、日本の色々な地区で棚田を守ろうという運動が推進されるようになってきており、平成11年からは「棚田百選」が制定されています。
  機会を見つけて一度これらの棚田を訪問し、わが国の農業について考えて欲しいものです。

2007年08月15日

日本の食を考える~大豆食品への影響~

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  わが国は中国と並んで世界でも有数の大豆消費国であり、スーパーの食品売り場には、豆腐・味噌・納豆など、多くの大豆商品が並んでいます。
これらの商品は、ほとんどが国内で作られているため、材料である大豆も国産であると思いがちですが、実はそうではありません。
  大豆の年間消費量は約100万tですが、そのうち4分の3は海外に依存しており、主な輸入先はアメリカ・ブラジル・カナダ・中国となっていますが、この大豆にもバイオエタノール増産の影響が出始めているのです。つまりトウモロコシの増産に伴う大豆の耕作面積の減少 → 大豆生産量と在庫の減少 → 大豆の価格高騰という流れです。
 参考までに大豆消費の内訳を見ると、豆腐54%、味噌16%、納豆14%と主要3食品で全体の84%となっています。これまでわが国では、主食である米飯に合わせて大豆をさまざまな形の食品に加工してきました。大豆の若葉は“もやし” 芽が伸びると“えだ豆” 大きく育つと“大豆”ということになりますが、もやしと大豆は全く別のものだと思っている人も多いようです。大豆を絞ると“大豆油” 砕いて絞ると“豆乳” 豆乳ににがりを加えて固めると“豆腐” 豆乳を暖めて固める時 表面にできる膜をすくうと“ゆば” 豆腐を凍らせて解凍し乾かすと“凍り豆腐” 焼くと“焼き豆腐” 油で揚げると“厚揚げ” 挽いて粉にすると“黄粉” また、絞りカスは“おから”と実に多種にわたっています。
  このように大豆食品には日本人の智恵がぎっしり詰まっているのです。
以前、水田のまわりの畑には、このように隙間なく大豆が植えられていましたが、今ではこのような光景はほとんど見られなくなりました。
  これを機に今一度、食卓に並ぶ大豆食品を見直してみたいものです。

2007年08月14日

日本の食を考える~穀物相場の高騰

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  アメリカのシカゴには世界最大の穀物商品取引所があり、ここでの穀物相場が世界中に波及することになりますが、今年になってこの穀物市場において異変が生じてきています。その最大の要因は実に10年半ぶりとなるトウモロコシ価格の急騰です。これまで干ばつなどの影響で価格変動が起きることはあったものの、ここ数年は記録的な豊作であったため当然価格が下がるということが予想されていました。しかし、現実はトウモロコシの価格が上昇し、これにつれて大豆や小麦までもが高値で取引されるということになっています。
  この大きな原因は、従来食料や飼料用として栽培されていたトウモロコシがバイオエタノール生産に振り向けられることになったこととトウモロコシの作付けが拡大したことにより大豆や小麦の作付けが減少するようになったことです。しかもこの状況は一時的なものではなく、これからも続くことが確実視されており、食料や畜産用飼料を大量に輸入している日本にとっては、大きな影響を受けることになります。そして、徐々に養鶏業者や肉牛等畜産農家、食用油の高騰による食品メーカー等の経営を圧迫し始めており、合理化に耐え切れなくなった結果、我々消費者にとっても製品価格の上昇という形で跳ね返ってきています。マヨネーズやハム・ソーセージ等は既に値上げされていますが、今後、ビール、パン、菓子、麺類、多くの大豆食品といった価格についても注視していく必要があるように感じています。

2007年08月13日

日本の食を考える~バイオエタノール増産の波及

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  食料とエネルギー、これまで大きな相関がないと考えられていた二つの課題が近年にわかにクローズアップされるようになってきました。そのきっかけとなったのは、昨年年初にアメリカのブッシュ大統領が行なった一般教書演説での「バイオエタノール大増産計画」です。この内容はバイオエタノールを増産することにより、ガソリンの消費量を2割削減するというものです。併せて、バイオエタノールの使用を義務付ける新エネルギー法を成立させることも視野に入れています。バイオエタノール生産には、サトウキビやパーム油、トウモロコシ、木材等さまざまな材料が使われていますが、アメリカではトウモロコシを発酵させて精製し、ガソリンに混ぜて自動車用の燃料にするようになってきました。このため、今アメリカでは空前のバイオエタノールブームが起こりつつあります。
  しかし、この影響は単にアメリカだけの問題にとどまらず、世界的な規模での問題に発展しつつあるのです。現在アメリカは世界のトウモロコシの4割強を生産し、その四分の一を輸出していますが、この量は世界全体の輸出の実に7割を占めています。これがほとんど国内向けのバイオエタノール生産に振り向けられることになるとトウモロコシの輸入国にとっては大きな問題になります。日本もほとんど全量をアメリカから輸入していますし、飢餓に苦しむ開発途上国の人達にとってはまさに死活問題です。また、養鶏や肉牛の飼育にも影響が生じますし、作付面積という観点で考えると大豆や小麦の価格の高騰といった問題も懸念されます。
  いずれにしてもわが国の食糧事情にとっては、バイオエタノール増産の影響は看過できない事態であることを認識しておく必要があると思っています。

2007年08月12日

日本の食を考える~食生活の西洋化

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  戦後数十年をかけて日本人の食生活は大きく変化しました。とりわけこの40年間で、米と魚と野菜中心の食事から畜産物と油脂が大幅に増加したということです。言い換えると「食の西洋化」が急速に進んできたのです。かつて日本の朝食は白米に味噌汁、それに漬物、納豆、梅干といったものが一般的でしたが、最近では若い人を中心にパンや牛乳が主体になっているようです。
  わが国は第二次世界大戦後、国力が疲弊し深刻な食糧不足に陥りましたが、この時欧米諸国から脱脂粉乳や小麦粉が送られてきて、学校給食にあてられることになりました。その後年々米作の生産性が向上しましたが、一方で米を食べる人が少なくなり、次第に米が余るという現象が生じてきました。このため、1970年代から米の減反政策がとられるようになり、98年、99年には実に96万3000haの水田が減らされることになったのです。これは実に東京ドーム20万個分の面積にあたります。その結果、1965年度に総供給熱量の40%を超えていた米のウェイトが40年後(2005年)には20%強にまで低下することになってしまいました。また、食の西洋化により、大腸がんや生活習慣病といったものも増加傾向にあります。
  米食はビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な粒食でパン食に比べて添加物がありませんし、副食として季節の野菜や魚介類や味噌、納豆、漬け物といった発酵食品を摂るということから見ても非常に健康的なものです。
  現状では日本食離れには歯止めがかかりそうにありませんが、味覚は10歳までに形成されると言われていますので、子ども達に日本食の良さを少しでも伝えていきたいものです。

2007年08月11日

日本の水を考える~ヴァーチャル・ウォーター

  人間が生存していくためには水は不可欠ですが、日本においては水に関する危機感は薄いようです。この原因は、台風の影響で世界の年間平均降雨量の1.7倍にも当たる1700ミリメートルの降雨があり、水が有り余っているという印象が強いからだと思います。しかし、20世紀は石油の世紀と言われたのに対し、21世紀は水の世紀と言われ世界中で水の争奪が起こりつつあるのです。
  地球上に存在する水の総量のうち、97.5%は海水であり、淡水はわずか2.5%しかありません。しかも北極や南極の氷河、利用不可能な地下水等を除くと河川や湖、池等の使用可能な淡水はわずか0.01%なのです。しかもこのうちの大半(約3分の2)が農作物と家畜を育てるために、言い換えると食料の確保のために使われているのです。
  今、日本は食糧の60%を海外から輸入していますが、これらをすべて国内で作ると膨大な量の水が必要になります。これはヴァーチャル・ウォーター(仮想水)と呼ばれていますが、輸入した牛肉や小麦、大豆、とうもろこし等を育てるために使用される水の量は年間640億トンであり、これは日本全体の農産物の生産に使われる灌漑用水の量をはるかに上回っています。言い換えると国民一人あたりでは毎日約1500リットルの水を海外から輸入していることになるのです。
  参考までに作物を生産するのに必要な仮想水の量を上げると米は3.6t、小麦は2t、とうもろこしは1.9t、鶏肉は4.5t、牛肉は20tということになるようです。
  このように日本は水の輸入大国であるという現実を知り、一人ひとりが食料を大切にするということを心がけていきたいものです。

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2007年08月10日

硬式テニス部全国大会への道

  本校には顧問の先生方の熱心な指導により、素晴らしい成果に結びついているクラブが数多くあります。そのうちの一つが硬式テニス部ですが、この度顧問である野村先生に手記をいただきましたので少し長くなりますが紹介したいと思います。

  〝兵庫県春季テニス大会団体(兼中学総体団体予選)は兵庫県第3シードでした。1回戦はシード、2回戦は神戸市立長坂中学校と対戦し5勝0敗で勝ちました。2回戦は実力校の武庫川中でした。本校は中3が4人しかいなく、残りのメンバーは中2が5人、中1が1人だったので、武庫川中とあたることがわかったときはすごく不安でしたが、1ヶ月以上前から対武庫川中に対して意識を高めることをしてきたので、結果は4勝1敗で余裕の持てる内容で勝ち上がることができました。
準決勝からは本大会に入り、大山への林間学舎1日目の26日に、神戸ローンテニスクラブでありました。準決勝の対戦相手は神戸女学院ですが、1人県ベスト8以上の力を持つ選手がいるので1敗は覚悟する必要がありました。残り4試合で3勝しなくては駄目です。昨秋の大会では4勝1敗で勝っていますが、その時にはこの選手は出ていませんでした。この試合に勝って決勝にいくと、近畿大会(8月7日、岸和田市蜻蛉池公園)への出場権を獲得するとともに、全国大会の関西地区予選に兵庫1位でエントリーできます。
  私は生憎林間学舎の引率のため参加できず、別の先生に監督をお願いすることになりました。応援していた保護者の方に伺いますと、気持ちの入った素晴らしい試合で4勝1敗の勝利で決勝戦に進みました。決勝は昨年と同様に、園田学園との試合です。園田学園は昨年まで3年連続全国優勝をしており力の差は歴然としていますが、今年のチームは少し小粒ということもありかなり善戦しました。結果は5敗でしたが、中には5-7で敗戦という試合もあり、これを次年度につなげていきたいと思っています。
  全国大会の関西地区予選は7月30日に滋賀県の長浜ドームで行われました。
この大会は、昨年度全国優勝をした園田学園(昨年度実績で全国出場権あり)を除く、大阪上位3校、兵庫上位3校、京都及び奈良上位2校、滋賀及び和歌山上位1校の、合計12校で6つの出場権を争うというものです。関西の女子のレベルは高く、大阪の城南学園(昨年全国ベスト4)、樟蔭東(同ベスト8)京都の立命館宇治(同ベスト8)と強豪揃いです。残念ながらこの3校は園田学園に匹敵するレベルにあるので、3つの出場権は奪われています。(すべてスクールでテニスをやっていた選手の集まりなので、雲雀丘とは同列では比較できませんが)今年は滋賀の光泉中にスクールの選手数名が揃っており力をつけていました。
  また、奈良県では昨年優勝校の奈良女子大学附属中が、今年は決勝でまさかの敗退を喫し、2位で関西予選に臨んでいました。結果、トーナメントの左半分のゾーンに雲雀丘と力が拮抗した学校が集まり、本校は兵庫県1位だったので、右半分のゾーンに入ることになりました。兵庫2位の神戸女学院は奈良女子に、兵庫3位の松蔭は光泉に2勝3敗で初戦敗退し、残るのは雲雀丘のみになり兵庫の意地をみせる必要が出てきました。1回戦はシード、2回戦は樟蔭東と当たり5敗で敗退し6位決定戦に回ることになりましたが、この結果は私も選手も保護者も最初から予想していたことなので、気落ちすることはなく次の試合に集中することができました。敗者復活の6位戦は奈良1位の大淀中でした。事前の試合を見る限りでは、なぜ奈良女子大附属が負けたのかわからないような面があったので、気分的にも楽でした。結果はダブルス2が6-1、ダブルス1が6-2、シングルス3が6-1で楽に3勝し、5年連続6回目の全国大会の切符を手にしました。
  『継続は力なり』と言われますが、5年の歳月の長さと続けることの苦しさを実感し、嬉しかったよりホッとしました。
  先日行なわれた「オープンスクールのクラブ体験」においても女子テニス部の活動が対外的に評価されていることを実感しました。小4~小6まで30人以上の生徒が参加していましたが、今すぐにでもレギュラーになれるお子さんも数名おられました。また高校へのクラブ体験には、中2で兵庫県ベスト8位のお子さんも参加していただきました。また部員の生徒達が参加者に対してすごく親切に接しているのも嬉しかったです。このようにクラブの頑張りが学校のために少しは貢献していることを実感しています。

  部活動も学業も先生の情熱によって生徒達の力を大きく伸ばすことにつながるのは間違いありません。指導者の大切さを強く感じています。

2007年08月09日

日本の食を考える~膨大なフードマイレージ

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  航空会社には飛行距離を蓄えるマイレージカードがありますが、今『フードマイレージ』という言葉が注目を集めています。これは食料の輸入量と輸入相手国との距離を乗じた数字ですが、日本のフードマイレージは年間9000億トン・キロメートルと世界で最も高いのです。端的に言えば多くの食料を日本から遠く離れた国から輸入しているのです。我々が考えなければならないのは、当然のことながら輸送する飛行機や船やトラックは燃料を使用するため、大量のCO2を発生させているという現実です。地球の温暖化が国際的な問題となる中で、日本はクールビズ等の努力を始めていますが、輸入小麦で作られる食パン一斤でクールビズ2日分のCO2削減量が台なしになると言われています。このままでは、折角省エネについての先進技術を有し、環境先進国としてリードしていこうとしても世界中から非難されることになりかねません。参考までにフードマイレージの第2・3位の韓国、アメリカは日本のほぼ3分の1、第4・5位のイギリス、ドイツは2割に過ぎません。
  昨今、世界規模で食料の争奪戦が起こっており、これまでのように安価な食材を確保することは年々難しくなってきています。当面は持ちこたえることはできると思いますが、長期的には海外依存度を下げていくことが必要になります。
  こういう現実の姿を直視し、これまでの食生活を見直していかなければ我々日本人の食卓が大変な状況に陥るのは間違いないでしょう。まず身近なやれることから始めていきたいものです。

2007年08月08日

日本の競争力を考える~IMD調査より

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  国際競争力ランキングについては、IMD(スイスのビジネス・スクール)とWEF(世界経済フォーラム)の二つが有名ですが、IMDが本年5月10日に発表した『2007年度の国際競争力ランキング』はわが国にとっては衝撃的な結果になりました。これは世界55の国を対象に「マクロ経済」「政府の効率化」「ビジネスの効率化」「インフラ整備」の4分野314項目にわたり、毎年調査を行ない『世界競争年鑑』として公表しているものです。これによると日本は2006年の16位から24位と大幅に低下し、中国(18位⇒15位)やドイツ(25位⇒16位)、台湾(17位⇒18位)、ニュージーランド(21位⇒19位)、イギリス(=20位)にも抜かれてしまいました。1996年には4位、1992年には1位であったことを考えると、この10年間はまさに失われた期間であったと言っても過言ではありません。この中では、「日本は老化を自覚して気力を失った中年の危機」であると揶揄され、特に政府の効率性に関する調査項目のうち、法人税率の55位、政府債務の54位などで大いに足を引っ張っているという結果になっています。
  この最も大きな原因は、一口で言うと日本の閉鎖性であり、グローバル化への対応遅れなのです。1990年代はいずれの国も多かれ少なかれ閉鎖的な状況下にありましたが、1995年のWTO(世界貿易機関)の設立以降世界各国はグローバル化に向けて急速な政策転換をはかってきました。これに対して日本は順調な製造業を中心とした輸出拡大を背景に、個人や企業の自助努力の意欲を奪ってしまったのです。そして、ますます政府への依存度を高め閉鎖性という厚い壁に守られ豊かさを享受してきたのです。このことが今大きなツケとなって、今わが国に重くのしかかってきているということを謙虚に反省し、新しい思い切った取り組みをスタートさせなければならないと思っています。

2007年08月07日

日本の食を考える~食料自給率

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 「生活を維持していくために必要なものは何か?」という質問に対しては、さまざまな答えが返ってくると思います。しかし、「最低限に必要なものは?」というと命を維持していくためのもの、つまり水・食料・エネルギーということになります。今の日本における最大の課題はこの主要な三つの多くを海外に依存しているということなのです。
 スーパーやデパートの食料品売り場に行くと、世界各国から溢れんばかりの食材が並んでいます。そして、食料の自給率(供給熱量ベース)は先進国で最低の状況となっています。2002年時点で見るとフランス130%、アメリカ119%ドイツ91%、イギリス74%、スイス54%、韓国50%に対して、日本は40%しかなく、現在に至っています。しかし、最初からこのような状況であったのではなく過去40年間で急激に変化(低下)してきたのです。1965年(昭和40年)には73%であり、上記の国の中でもアメリカ、フランスに次ぐ順位であり、ドイツとほぼ同じ水準だったのです。その後1975年(昭和50年)には54%と急激に低下し、更に1985年(昭和60年)には40%という水準になりました。この40年の変化を見ると摂取する総カロリーには大きな変化がありませんが、米が激減し、畜産物と油脂が大幅に増えているのです。
 今、世界人口の増加とBRICsをはじめとする国々の大きな経済成長の結果、世界のいたるところで食料の争奪戦が起こり始めてきました。自給率の低さは言い換えると海外依存度の高さということです。このことは多くの食料を輸入している国が日本への食料輸出を停止するということになると、たちまちのうちに危機に陥るということを意味しているのです。
 国民一人ひとりが食に対する認識を高めていきたいものです。

 また、8月7日は『バナナの日』です。後日、バナナについてのエピソードを紹介します。

2007年08月06日

日本を考える

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  8月6日(月)は広島に原子爆弾が投下されて62年目になります。私事で恐縮ですが、当時呉市に住んでいた両親はピカッと光る閃光もドンという大音響も経験したそうです。この日には多くの友人、知人が死傷し、救助のために被災地に向かった人も後日体調不良で亡くなったという話を何度も私達に聞かせ、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを訴えていました。
  年月が過ぎ、被災した人の平均年齢は70歳をはるかに超え、この出来事が風化されようとしています。そして、今や戦争を全く体験したことのない人が日本人の大半を占めるようになってきました。まして、豊かな時代に育った若者達はこれが当たり前のような感覚で毎日を過ごしているのではないかと思います。戦後60余年を経過し、確かに日本は物質的には豊かになり便利になり、一時は世界から「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれるまでの経済大国になりました。しかし、この中で失ってきたものもたくさんあるように感じています。かつて日本は美しい国、日本人は礼儀正しい民族であり、日本文化の特徴は〝恥の文化〟であると言われていました。しかし、美しかった故郷の棚田や森は姿を消し、河川や海は汚れ、世界中から食糧を集め、使い捨て商品や廃棄食材によるごみは溢れ、冷暖房・光・輸送にかかるエネルギーを無駄遣いする等の憂慮すべき状況になっています。また、日本人の美徳であった羞恥心や奥ゆかしさ、思いやりといったものも消失してきています。
  更に、この10年間国際的に見ても日本の地位は大きく低下しつつあり、ここでしっかりとした対策を講じないと取り返しがつかないことになると思っています。
  これから何回かに分けて日本という国の現状を明らかにし、色々なことを考えてみたいと思いますので、参考となる情報があればお送りください。

2007年08月05日

オープンスクールの開催

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 8月5日(日)、午前中は中学2回、午後からは高校2回に分けてオープンスクールを開催しました。暑い中にもかかわらず、生徒・保護者合わせて中学には580名、高校には410名に出席いただきました。今回のプログラムは講堂で全体説明の後、事前の希望に沿った形で国語、英語、数学、理科、社会、技術家庭等の授業を受講、続いて校内の施設見学とクラブ活動の練習への参加ということになっています。
  私は冒頭、「コミュニケーションの第一歩である挨拶をしっかりとすること。周囲を明るくするために一人ひとりが持っている元気の「気」を振りまくこと。学校を選ぶにあたっては必ず自分で足を運び自分の目で確かめて欲しい。」という旨の話をしました。生徒達は3時間にわたり、それぞれ授業の受講や、クラブ活動への参加・学校施設の見学、食堂での試食等を通じて本校の実態を体感していただきました。この間、保護者の皆さんに対しては臨時の「入試相談室」を開設し個別の相談をお受けしました。
スクール閉校後、提出いただいたアンケートに目を通しましたが、今回の受講申し込みは初めてホームページと電話を併用させていただいたこともあり、ホームページを見て学校のことを知ったという方が多く、中学に関しては7割強を占めています。保護者の方との立ち話の中にも「ホームページをしっかり見させていただいているので、学校生活の様子が良くわかります。」ということが出てきました。特に小学生の保護者にとって、中学入学後の学校生活は大変気になるようですが、中学1年のブログは毎日更新されており継続の大切さを感じました。また、今回は生徒会のメンバーを中心に案内させていただきましたが、生徒達の挨拶、言葉遣いや対応についても好感を持っていただいたようです。ただ本日のオープンスクールにおいて改善しなければならない点も多々ありますので、次回に向けて対策を講じていきたいと考えています。本日は本当に厳しい暑さにもかかわりませず、ご出席いただき有り難うございました。
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  なお、学校説明会、体験授業等は今後何回かに分けて実施する予定ですので、是非ご参加ください。また、進学の個別相談につきましては、都度受付けていますので、遠慮なくご連絡いただきますようお願いします。。

2007年08月04日

夏期教員研修会~小論文研修会

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 続いて、学習研究社の学力開発事業部の尾川直子先生に、約90分にわたり、小論文の講演会を実施していただきました。今、多くの大学でAO入試が導入されてきていますが、なぜ小論文が必要なのか、これから社会で求められるものは「自己表現力=生きていく力」であり、積極的に自分で考えてみる姿勢が大切である。作文と小論文の違いは何か、小論文には論理性と客観的視点が必要、論理的な小論文を書くためには序論・本論①・本論②・結論といった構成が必要、出題の中心は社会問題になっており、経済・環境・医療といった分野に注目しておくこと、トレンドを考えるキーワードとしては「格差」「グローバリズムの逆説」「教育の自明生」といったものがあげられる、良い小論文を書くためには、前提としての社会的基礎知識、課題文の理解、自己主張、根拠の具体性が必要である。
  更に、先生が添削するときのポイントや小論文のために読むべき本の紹介、志望理由書を書くための材料集め、自己PRの書き方等についても詳しく説明していただきました。
  小論文の指導は国語科の先生だけが行なうのではなく、理科や社会、外国語等他の教科の先生の力も必要になってきます。そのためには、全教員が社会の動きをしっかりととらえておかなければなりません。まず、私達教員がしっかりと勉強していかなければならないと痛感しています。
  本日、学習研究社の皆さんにはご多用中にもかかわりませず、大変お世話になりました。ご指導に対し、心よりお礼を申し上げます。

夏期教員研修会の開催 ~授業アンケート

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8月4日(土)、合宿と補習の合間を縫って教員研修会を開催しました。今回の研修の内容は、大きく2つに分かれており、そのうちの一つは先般実施した授業アンケートに基づき教科毎に討議を行う。もう一つは、外部の講師による「小論文研修会」です。
 本校の授業アンケートは昨年度より、全生徒が自分の受けているすべての授業に対して以下の質問項目について応えることになっています。
《担当の先生の授業について》
① 内容に興味を引き変化をつける工夫がされていた ② 説明の仕方がわかりやすい
② 板書やプリントがわかりやすい ④ 授業のスピードはどうか
また、《授業を受けている自分を振り返って》
① いつも教科書やノートを始業前に用意しておく ② 授業に集中して勉強している
③ 予習や復習をしている   ④ 考査準備はどれくらい前から初めているか
このアンケートは、授業別(担当教員別)、教科別、クラス別に集計されるため、個々の課題がかなり明確になっています。
私は、研修会の冒頭、「アンケートの結果について、一喜一憂するのではなく、生徒の学力が伸びているのかどうかという視点で分析して欲しい。そのためには各教科として、定期考査のあり方、模試の活用、教科書・副読本の選定、授業時間数の検討、カリキュラムの見直し等の検討を考えて欲しい。」ということを話しました。その後、各教科に分かれて討議をしましたが、時間が短かったこともあり、教科としてどのような対策を打つべきかという結論を導き出すところまではいかなかったようです。
 今後、引き続いて、教科会であるべき姿を追求し、変えるべきことは勇気を持って変えるという姿勢を貫いていって欲しいと思っています。 《続く》

2007年08月03日

変貌する国公立大学

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   8月3日(金)、大阪府立大学大学院 工学研究科の小西康裕教授が来校されました。同教授は微粒子工学グループにおいて、〝微生物を資源循環や環境浄化に役立てるレアメタルの資源循環システム〟の研究を行なっておられます。同氏とは以前からの知り合いですが、今回来校された目的は是非本校から化学工学の分野に興味を持つ生徒を送って欲しいという依頼です。大阪府立大学では今年もこれは全国の国公立大学の中で最も早い時期にあたっています。色々と情報交換させていただきましたが、今大学は独立行政法人化に伴いさまざまな改革が進んでいるようです。
  その一つが、全国の国公立大学のトップを切って実施されるAO入試であり、今年は8月13日が1次試験日にあたっています。また、優秀な生徒を募集するために、教授・準教授等20名が中心となって、トータルで100校を目標に一人5つの高校を訪問しているとのことです。同教授の話では、最近の色々な動きは数年前までは全く想像できないことであるが、全員が危機感を持って取り組んでいるとのことです。そして、他の国公立大学も同様な動きになっているところが増えてきていると話しておられました。今回のAO入試には間に合わなくても、来年3月に実視する中期日程の一般入試には是非受験していただきたい。また、来年度以降については大学の説明の機会を与えて欲しいと熱っぽく語っておられました。
  まさに、今は私立、国公立を問わずあらゆる校種で改革が進められていることを実感しています。

2007年08月02日

それぞれの夏休み

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  7月21日(土)より、長期休業に入り、2週間が経過しましたが、中学・高校の各学年共、独自の取り組みを行なっています。既に全体行事として、高校1年は勉強合宿、中学2年は林間学舎を行ないました。その他の学年もそれぞれ補修を実施し、苦手教科の克服や受験対策を実施しています。
また多くのクラブでは8月上旬から合宿や遠征、強化練習を行なっていますが、生徒達もいきいきと参加し、楽しく集団生活を送っています。更に文化祭準備のために登校している生徒も多くおり、昼休みの食堂は生徒達で混み合っています。
生徒達と話をすると、午前中は補修を受け午後からはクラブ活動や文化祭の準備をする等自分なりのスケジュールを立てて取り組んでいるようです。
この状況を見る限り、現時点では比較的規則正しい生活を送り、結構充実した毎日になっているように感じています。
  先生方にとっては、暑さの中、行事、授業、部活動等多岐にわたる勤務で、疲労も蓄積していると思いますが、この長期休業において生徒達に通常できない体験を積ませるという思いで取り組んでくれています。〝経験が人をつくる〟という言葉がありますが、合宿から帰ってきた生徒達を見ていると、ずいぶん逞しくなってきているようです。
  長い休みが続くと、往々にして生活が乱れるものです。来週以降は自主的に生活することが増えてきますが、是非今のペースを守って、思い出多い休みにして欲しいと思っています。

2007年08月01日

大和郡山市夏期管理職研修会に参加して

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 8月1日(水)、大和郡山市教育委員会主催の夏期管理職研修会において、『新しい視点に立った学校・園づくり』と題して講演を行ないました。
  対象者は同市内の公立幼稚園、小中学校の園長と校長・教頭の皆さん約50名です。同市には幼稚園が11園、小学校が11校、中学校5校の計27の園・校を有していますが、上田市長と山田教育長の強いリーダーシップのもと、さまざまな取り組みを展開されています。特にオンリーワン・全国初のスキームとして、平成16年より「不登校対策総合プログラム・学科指導教室ASU」の開設はユニークな教育活動として注目を集めています。このASUはAYUMI SQUARE UNIVERSEの頭文字をとったもので、平成16年4月より、不登校の児童生徒に対して、奈良教育大学と連携して、大学生が「学習チューター」として支援協力していくもので、いきいき、わくわく、あゆみタイム等の新たな教科の設置や社会見学、宿泊体験、職場体験等の体験活動の重視をはかり、顕著な成果を挙げておられます。また、学校に対する外部評価制度や学校経営問診票・自己申告制度等も着実に定着してきています。更に幼小中の連携により12年間を見通した教育指針が示されており、夢ある園・学校づくりが推進されています。
  私は講演の中で、「学校改革が成功するためにはトップである校園長のゆるぎない志が何よりも大切である。難しいとかできない理由を挙げるのではなく、ビジョン・戦略を明確に打ち出し中期的な視点に立ってあるべき姿を描くこと。その上で具体的なスケジュールに落とし込んでいくこと。そして、着眼大局・着手小局の姿勢で取り組んで欲しい。」ということを話しました。
  また、研修会終了後、大学から幼稚園までを有する私学の関係者と情報交換しましたが、学校経営について参考となる数多くのヒントをいただきました。
  本学園には幼稚園から小学校、中学・高校までがありますが、それぞれの校種が連携することにより学園としての一貫教育のより充実をはかっていくことが必要であると感じました。