2017年04月23日

校園種の連携                   第8号

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4月12日中山台幼稚園入園式に参列させていただき
多くのことを学ばせていただきました。

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4月22日学園PTA協議会が学園内告天舎で行われました。この協議会は、4月と10月の2回、各校園種のPTA役員と教職員代表が各校園種のPTA活動の報告などを行い、親睦を深めるものです。
出席者(学園幹部、学園PTA会長、各校園種新旧PTA役員)の紹介のあと、岡村常務理事学園長と田村学園PTA会長のご挨拶がありました。
議事として、平成28年度の事業報告・決算報告、平成29年度の事業計画・予算案が承認されました。
各校園種PTA活動報告がPTA会長より、各校園の報告と方針の骨子が各校園長より行われました。
中高校においては、深井会長より昨年度下半期のPTA活動についてご報告をいただきました。資料としてPTA広報誌の「RONDO」を配布いたしました。みなさま興味深くご覧になり、中高の様子を知っていただくことができたと思います。私からは、中高校の昨年度の取り組みと今年度の方針を話させていただきました。資料として、中高校PTA総会で配布予定の「親孝行の木の冊子」と「大学合格資料」を配付いたしました。ただ、時間が押しており急ぎ足の説明となってしまいました。他の校種のみなさまには、中高校は行事公開や校内外での学校説明会を開いておりますので、ぜひお越しくださいと申し上げました。
今年度、雲雀丘学園は総園児児童生徒数が2728名となりました。学園の方針、常務理事学園長のお話にも「15年一貫教育の具体化」があげられております。幼小中高をもつ総合学園としての一貫教育、校園種の連携による教育資産の活用が大切だと思います。雲雀丘学園の孝道に基づく人間教育は、学園としての根幹でありますし、園児、児童、生徒の幅広い年齢層をそれぞれの発達段階に応じた系統立てた教育ができると思います。教育実践の蓄積や設備や人材のネットワークでも他の学校にはないすばらしいものを持っております。
この会合の中でも、幼稚園副会長の方より、幼稚園実習の後、登園中に高校生が声をかけていただけることが大変心強く、雲雀丘に通わせてよかったとお話をいただきました。中高校におきましても、幼稚園実習、クラブによる文化交流、グローバル教育など他の校園種と連携させていただいております。今年度新たな事業計画のお話もいただいております。お互いの行事など難しい部分もありますが、異年齢活動は大きな効果を上げることが報告されております。是非実現できるように協力体制を整えたいと思います。
このように協議会では他の校園種のPTAのみなさまとお話をする機会をいただき、他校園の知らないことも多く、意義のある時間となりました。

2017年04月20日

雲雀丘の生徒として                 第7号

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4月19日 避難訓練の様子

先週になりますが、11日高校1年生のオリエンテーションが行われました。今までは、校外の施設に宿泊して行っておりましたが、人数や目的にあった適切な施設がないなどの理由で、校内でしっかりと行うことにいたしました。高校生としての心構え・考え方がしっかりと作れるように、新高1の先生方を中心に昨年度から内容検討、準備を行っておりました。
学年主任から基本的な心構えを、各担任より「単位・成績」「生徒指導」「進路」について、指導主事からは「高校での授業の受け方」を説明いたしました。また、卒業生も駆けつけ「高校時代の過ごし方」や経験談を話しました
私からは、「創立の精神とその歴史」を話しました。初代理事長の鳥井信治郎先生の「親孝行な人はどんなことでもりっぱにできます」をより深めて、1954年の理事長のお話を紹介しました。
「この学校は親孝行な人間を育てるという教育方針をもった学校でありますので、この学校の卒業生は親孝行ということを常に精神的なよりどころにして世の中をよくしていくために働いてくれるものと信じております。」
そして、戦後の荒廃と混乱の中で、設立当時は「持ち寄り学校」と称され、苦労が絶えませんでした。しかし、手作りの学校創建と国づくりを担う教育にかける多くの方々の夢とエネルギーによって苦難を乗り越えたと聞いております。今の教育環境は最初からあったものではないとお話ししました。保護者と生徒と先生が和やかな1つの家庭を形づくり、 日々に新たに、日々に成長しつつある学園を目指したことを念頭に、先生を始め多くの人との縁を大切に、感謝して、あきらめずに挑戦してほしいと結びました。
今回の講話によって、私自身が、私立学校として創立の精神を踏まえた教育の重要性を再認識できたと思っております。

学年より感想文が届きました。前向きな感想が多く、オリエンテーションの成果があったと思います。これから「雲雀丘生徒」として、自覚と誇りを持って生活してほしいと思います。以下抜粋して紹介いたします。
・どの先生の話もとてもわかりやすく、熱意がこもっているものであり、身にしみた。自分も納得がいく話だった。創立の精神をとても大切にしている学校だということがわかった。
・雲雀丘の設立の歴史を知って、最初は困難なことが多く、たくさんの人の協力を得てできあがったと知った。だから、私はこれからこの学校でこれらの人々の思いを忘れずに、スポーツと勉強をがんばりたいと思う。
・どの先生も素直な心を持ち、普段の生活からきっちりとすることが大切だとおっしゃっていた。1日1日を大切にし、努力を続けようという決心も生まれました。家族・友達・先生方に支えていただく分、その感謝ができる大人になりたいとも思いました。
・この学校がどのようなことを念頭においているのか知れたのは3年間過ごす上でとてもよいことだと思う。先輩方の話を聞くことでどれだけ学校のことを大切に思っているかがよく伝わってきた。
・できない壁を自分でつくらず、この3年間の高校生活を送ろうと思う。
・この学校の先生は生徒一人一人を本当に大切に思っているのだろうと感じた。この学校は、生徒や家庭とのつながりが強いが、今日雲雀丘学園は創立の時から地域の協力が強かったことを知り興味を深く感じた。

2017年04月17日

外部広域テストをうける意義             第6号

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クラブ紹介ポスター              こいのぼり
先週は新学期のテストが続きました。入学時、進級時の実力をはかっておこうと考えているものです。また、春休みの宿題や課題の到達度を見るという側面もあります。高3は2日間のマーク模試、高2は基礎的学力を測るスタサポ(スタディーサポート)、中学生は学力推移テストの3科と(2・3年は)理科、社会でした。高1は入学後の生活の点検という意味から5月下旬におこない、中学の延長線や高校入試勉強から高校生としての学習に切り替えることができているかを確認します。
このような外部の広域テストは、校外の生徒も何万人と多数受験しているものもあり、以下のようなデータを得ることができます。
     1.偏差値などで全国的な位置を確認すること
     2.自分の苦手な分野を知ること
     3.学習の習慣や取り組み方を見直すこと
今までは1の視点で見ることが多く、志望校に対してとか、前よりよくなった悪くなった、できない科目はどうだというような見方ばかりがされがちでした。しかし、近年は、2や3を連動させた見方を加え生徒本人に気づいてもらう指導が重要だと言われています。そのため、テストも単に問題を解答する部分だけでなく、日頃の学習習慣も点検する仕組みになっています。また、生徒本人に気づいてもらうために、担任の先生は、生徒のデータの変化や特徴を解析できるようにデータの見方の分析会を行って、研究・研修を行っています。
学校・学年全体としては、度数分布や過去の経年比較も行い、順調に伸びているのかどうかを検証します。教科担当の先生は、全体的なデータから学年や学級の得点の低い分野を洗い出し、その後の授業や補習に生かすようにしています。
本校では、進路指導部と学年と教科が協力し合い、生徒の育成に向けてデータの共有を行っていきます。学年より年間計画を示しますので、ご確認ください。
テストは、テストを受けた生徒だけのものではなく、私たち教員にとっても大切なものなのです。生徒も教員も点数による結果のみに一喜一憂するのではなく、成績を伸ばしていく、できていないところをできるようにするそのためには何をするのかをしっかりと考えて実行してほしいと思います。先生はそのアドバイスを授業や面談の中でしています。自分の学習に対する取り組みを振り返ることができた人は、成績が伸び、「できる」が増えているように思います。

本日、全国学力・学習状況調査を本校中学3年生において実施いたしました。今までは独自または業者のテストで生徒の力をはかっておりましたので、参加しておりませんでした。文科省悉皆調査となって3年が経過し、主として「活用」に関するB問題は今後の学力観や新大学入試にも通じていると鑑み、参加することにいたしました。(新聞に掲載されますので是非ご覧ください)これから伸ばしていくべき学力の研究とともに、全国の中での本校の特徴を分析し、他のテスト同様、今後の教育活動に生かしていきたいと思います。保護者の皆様におかれましてもご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2017年04月13日

登校風景 桜                   第5号

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昨日のブログ始業式式辞の「3のつくときに気をつけて」の補足をします。予備校の先生の受け売りなのですが、受験生にとって学習の継続が苦しくなるときがきます。それが「3のつくとき」だそうです。
3日。三日坊主という言葉もあります。最初の緊張が解けやすく元に戻りやすいです。次は3週間後。ゴールデンウィークのころ。世の中は浮かれた感じ。流されずにとにかくがんばろう。学校が休みでも朝寝せず規律正しくがんばろう。クラブの試合や練習の後でも勉強のペースは守りましょう。
その後は、3ヶ月後。夏休み。多くの受験生は、このころにバテたり、成績が思ってたほど伸びず悩んだり、夢と現実のギャップに苦しんだり、計画通りにいかなくてあせったり、志望校を変更しようとしたり。いろいろあります。でも、そんな暇はなく、流されずに暑さに負けずがんばれ!夏の過ごし方がこの後の結果やあせりに大きく影響します。

前半でこれだけ。1年の受験勉強はつらくてやる気の持続は難しいと思います。そこに、健康や自分の模試の結果、勉強の進み具合の自己評価などの内的な要因と周りの状況の変化などの外的な要因も加わってやる気がそがれたり、勉強が手につかなくなったりすることがあると思います。これは誰しもで、成績のよい悪いに関係なく来るものだと思います。自分だけでなく他の人もそうです。だから、あらかじめその時期を意識して(カレンダーに書くなど)乗り越えてほしいと思い、式辞の中で話しました。式辞が長くなってはいけないと思い、端折って話したので伝わりにくかったかもしれません。60期生の皆さん、再起を期している卒業生の皆さん、応援しています。がんばってください。

朝の登校の様子を見るために通学路に行きました。始業式で話したせいか、皆さん顔を見て挨拶をしてくれていました。家庭ではどうでしょうか?家族に挨拶はできていますか?来週からは先生方も登校の様子を見ていただきます。さわやかな挨拶で始めましょう。

2017年04月10日

平成29年度 始業式              第4号

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対面式が行われ、中学1年生171名、高校1年生298名の新入生が、在校生の拍手で迎えられました。少し緑が濃くなった芝生に全校生徒がそろいました。在校生も新しいクラスが発表されまだまだぎこちない感じです。
今年度の全校生徒は、中学生497名、高校生908名となり、全校で1405名になりました。
生徒会役員による校旗の掲揚、校歌斉唱の後、私から始業式式辞を行いました。

以下、式辞でお話しした内容の抜粋です。
1405名それぞれが自らの目標を持って挑戦してください。今年も「私の挑戦」を書いてもらおうと思います。昨年度はどうだったのか、今年はどんな挑戦があるのか、とても楽しみにしています。

新年度のあたり、私から2点お話しさせていただきます。
1つ目は「さわやかな挨拶を自らする」ということです。昨年から挨拶をしてくれる人が多くなりました。新入生には入学式でもお話ししました。まず、先輩の上級生から率先してください。
2つ目は「授業を大切にする」ということです。学校の中で一番時間が長く、重要なものは授業です。
先生方にもいい授業をしていただけるように、研究・工夫をお願いしています。また、他の先生方や外部の方が授業を見学に来られることも増えます。授業は真剣勝負、いい授業を生徒と先生が一緒に作っていきましょう。

高校3年生へ。センター試験まで278日。3のつくときに気をつけて。学習のやる気が落ちるときと聞いたことがあります。苦し時もあるでしょう。今から意識して乗り越えてください。共にがんばろう。

初めての整列隊形でしたが、時間通り整列完了。聞く姿勢もよく朝礼台の上からの皆さんの整列、顔つきは壮観でした。次の全校朝礼も楽しみです。

2017年04月08日

平成29年度入学式             第3号

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本日、午前に中学校第65回、午後に高等学校第62回入学式を挙行いたしました。あいにくの雨模様でしたが、学園の桜は見事に美しい花を咲かせてくれました。65期生171名、62期生297名の入学を許可しました。担任からの呼名に対しての返事は力強く、空模様を吹き飛ばす晴れやかなものでした。また、代表による入学生宣誓も、学園生活への希望と期待があふれ、短期間の練習にもかかわらず、立派にやり遂げられました。返事とともに壇上から心強く聞くことができました。3年後、6年後の卒業式での返事では、もっと素晴らしいものになっていることを期待しております。

式辞の中では、中学校では、「命の大切さ」「人とは違いがあり、認め合う」というお話をしました。命の尊さを知り、生きていることへの感謝の気持ちを持ってほしいと思います。また、自分の考えとは違ういろんな人と出会って、違いを知り、認め合ってほしいと話しました。
高等学校では、「多くの体験を積み、感性をさらに高めること」「世界のどこかを支える人間になること」のお話をしました。机上の知識だけでなく体験によって「本当の生きる力」を育んでほしい。たくさんのものをいただいている我々は地球や世の中の人々へお返しする使命があると話しました。
そして、中学校・高等学校共通に「さわやかな挨拶を自らする」というお話をしました。人間教育の基本である挨拶は、雲雀丘学園で最も大切にしているものです。
  挨拶・返事一つに 心の明るさ 暗さが表れます。
  挨拶・返事一つで 意志の強さ 弱さがわかります。
  挨拶・返事一つが 人を温かくも 冷たくもします。
  あなたの挨拶・返事一つが 家族を幸せにします。
  この元気な気持ちは周りの人にも伝わり、家庭も学校も明るくなります。
  みなさんが身につけたさわやかな挨拶は、
  あなたの生涯にわたる大きな大きな財産であり、
  その挨拶が社会全体をよくしていくことにつながります。
ぜひご家庭の中でも、一層の挨拶をしていただきたいと思います。
最後に、愛情、信念、情熱をもって教育活動にあたる教職員の決意を述べ、保護者の皆様からの温かいご支援、ご協力を賜りますようお願いいたしました。

雨天のため、入学生、保護者の皆様の写真撮影が講堂内になってしまいました。たくさんの保護者の皆様のご出席のため、お待たせすることになり申し訳ありませんでしたが、生徒、保護者、教職員の最初の共同作業の写真撮影となりました。ご協力ありがとうございました。

新入生、在校生の皆さん、10日始業式に元気に登校してください。

 

2017年04月06日

入学式を控えて          第2号

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新入生の皆さんへ
いよいよ8日の入学式が2日後になりました。希望と期待そして不安が入り混じるかと思います。皆さんの入学を教職員一同、心からお祝いし、歓迎いたします。入学式では、担任の先生より一人ずつ呼名をいたします。皆さんの希望にあふれた気持ちを大きな声の返事で返してください。皆さんとお会いできることを楽しみにしております。

新学年を迎えるにあたって、設備関係の作業も進んでいます。夏季・冬季休暇中は、講習などで教室使用率が高いため、比較的講習などの少ない春季の4月にメンテナンスを含めた作業を行っています。天候の関係もあり、8日の入学式に間に合わせるために業者の方にも無理をお願いしております。一例をあげると、中学校机・椅子の入れ替え、普通教室の床の研磨・WAX塗装、演習教室プロジェクター設置、エアコン分解洗浄、校庭芝生の張り替え、食堂厨房清掃、体育館雨樋改修工事などです。生徒の皆さんがあまり気が付かないところもあります。当たり前だと思わず、大切に使ってほしいと思います。

高校校舎階段踊り場からの桜は、私の好きな花見ポイントの1つです。階によって趣が違い、昇り降りが楽しくなります。

2017年04月03日

平成29年度スタート    第1号

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新年度がスタートしました。この度、中学高等学校の校長職を任命され、本日、辞令が交付されました。第10代校長に就任しました中井啓之(なかいひろゆき)です。私は昭和62年に本校に着任し、教科は社会科おもに地理を担当しておりました。任期の間、生徒、教職員が誇れる学校づくりに努める所存ですので、何卒ご支援の程よろしくお願いし申し上げます。
本日は、午前に新着任の先生方の新任式と学園全体の合同職員会議が行われました。合同職員会議では約200名の学園教職員が一堂に会しました。まず最初に、永年勤続表彰が行われ、中高からは30年が3名、20年が1名、10年が2名表彰されました。そのあと、新任者の紹介が行われました。岡村常務理事・学園長から、学園全体で挨拶をしっかりしていこう、情熱をもって教育にあたろうなどのお話をいただきました。次に、学園経営方針、各校種の方針発表が行われました。中高校は、私より平成28年度の振り返りと平成29年度の方針を発表し、重点方針として、1.生徒の育成 2.進路の実現、3.生徒の確保、4.学校の運営、5.教職員の確保と育成の5点をあげ説明しました。
午後は、中高校全教職員の会議が行われ、校長、指導主事、分掌部長の方針発表のあと、新年度のむけての報告が行われました。そのあと、個別に教科や学年や分掌で会議が持たれ、新年度に向けての準備が進んでいきます。新しい先生方をお迎えし、先生方も気合の入った会議が行われました。
私からは、入学式、始業式までに段取りや計画が重要なので事前(ことまえ)管理をしてほしいこと、学校の方針や計画に基づいて個人の計画・目標をしっかり立て、先生方の想いを生徒たちに伝えてほしいとお願いしました。

2017年03月30日

歳々年々、人同じからず

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今年度もあと1日となりました。事務局前のしだれ桜も、ようやくの開花となりました。うまくいけば来月8日の中高の入学式に文字通り花を添えてくれるかもしれません。クラブも多くがこの期間、合宿に入っています。昨日朝、陸上同好会が徳島・鳴門に向けて2泊3日の合宿に元気に出発しました。思えば2年前に誕生したクラブです。30名余りが合宿に参加しますが、日頃の活動も活発で嬉しい限りです。また吹奏楽部も明日の定期演奏会のリハーサルで、楽器を車に満載し、笑顔で会場に向かいました。定期演奏会には私も出かけます。

昨日は雲雀丘学園の理事会が開催されました。鳥井理事長はじめ理事、評議員、監事のかた22名が出席されました。本年度の事業・決算報告と来年度の事業計画・予算が了承されました。本学園の理事会は質問や意見が積極的に交わされます。色々な立場の方々から、外から見た貴重なご意見や考え方を伺うことができ、大変ありがたいことだと思っています。

さて私ごとですが、今年度末で中高の学校長を退任することにしました。後任は中井教頭です。よろしくお願いします。私は学園長に就任して学園全体の魅力度アップに努めたいと思います。このことは過日(3月23日)の修了式で生徒の皆さんにも話しましたのでご存知になっているかもしれません。学園には残りますので引き続きご支援を賜りますようよろしくお願いします。

今、世の中は大きく変貌しようとしています。世界的にはポピュリズムの兆候が見られ、また国内では超高齢化社会を迎えます。日本はどう対応していけばいいのでしょうか。教育の世界に身を置く者にとっては、厳しい現実に立ち向かえる、堂々と生きていける、更には社会に貢献できる人材を作っていかねばならないと思っています。

雲雀丘学園は幸い「いい校風、いい生徒」の学園として歩んできました。改革も進めてきました。しかし社会はもっともっと激しい変化をしています。例えば人工知能の台頭です。
人工知能はいわばもろ刃の剣であって、使い方を誤ると人類を不幸に陥れます。人間にすべての責任があります。人工知能を制御できるもの、それは人間力、人間性です。人間力の向上が生易しいものではないことは十分に承知していますが、雲雀丘学園はこの理想に燃え、日々の取り組みを進めていきます。

中高の校長を2年間務めさせていただきました。良き生徒、良き教職員、そして保護者の皆様に支えていただきました。色々なことに挑戦してきましたが、何か一つを挙げろと言われれば挨拶を挙げます。挨拶こそコミニュケーションの第一歩と確信するからです。学園の創立者、鳥井信治郎は「親孝行な人はどんなことでも立派にできる」と喝破しましたが、私は「挨拶ができる人は立派な社会人になれる」と申し上げます。

年々歳々花似たり、歳々年々人同じからず。
今日は温かな日中になり、開花は進んでいるようで、やがて昨年と同じ見事なしだれ桜が満開になるでしょう。そのしだれ桜と一緒に、新しい体制で、新しい生徒で、新しい気持ちで新年度を迎えます。(2017.3.30)

2017年03月28日

年度末、校庭を眺めながら

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午前中の校庭は陸上同好会の練習がありましたが今はひっそりとしています。生徒の元気な声を毎日聞いている者にとっては寂しさを感じます。逆にこの時期を使っての学園の整備や工事の音がします。176号線沿いのセンペルセコイアの木が半分くらいに伐採されました。道路への倒木を防ぐためです。校庭も生徒が運動しやすいように手入れがされています。大がかりなのは中学教室の机、いすの総入れ替えです。教室の床もワックス掛けが施こされます。

先週の日曜日はテレビ桟敷で涙を流した人も多かったのではないでしょうか。私もその一人です。まさかが起こりました。新横綱稀勢の里は、大関照ノ富士を相手に本割と優勝決定戦で連勝し、見事逆転優勝を果たしたのです。左肩を負傷し右手一本で戦いました。普通なら休場でした。君が代を泣きながら歌う姿に多くの人は心を揺り動かされたと思います。一方、敵役を演じることになった照ノ富士、ひざを痛めながらも前へ前へと出ました。こちらも立派、見事でした。稀勢の里の、最後まであきらめないという姿勢に、凄みさえ感じましたが、生徒にもぜひわかってほしいと思います。

さて日経に連載中の「琥珀の夢」。鳥井信治郎はとうとう「赤玉ポートワイン」を作り上げました。丁稚奉公を終え、葡萄酒を作りたいと宣言して9年の歳月が流れました。その間一人、暗い作業所で黙々と納得できる葡萄酒づくりに苦闘していたのです。作者の伊集院静はこの小説の中で信治郎の行為を次のように語っています。「何かの力が、その人に発見なり、新しいものを見出せるのは、当人が寝ても覚めても、そのことと対峙し続けていたからだろう」。鳥井信治郎はどんなときにも涙を見せることはなかったそうです。しかしこの時だけはあふれる涙を拭おうともせず嗚咽したと言われています。赤玉ポートワインはサントリーの原点ともいえる商品です。

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