2012年05月18日

中高等学校の目指すもの  その2

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 本校の創立の精神は、よくご存じの「孝道を人間の根本義」とし、「社会のために尽くす精神を最も尊重」するとあります。中高等学校にとっては「社会で活躍するリーダーの育成」が創立の精神の体現化であると捉えています。そのために、「高志」「自律」「努力」を校是にかかげ、生徒育成にあたっています。
 教育方針としては「人間教育の充実」と「学力の向上」を両立させる事をねらいとしています。この二つは本来不可分のものであるべきだと考えています。何のために学ぶのか、学んで得たものを誰のために活かすのか、これらを考えたときには、「人間教育」と「学力」は切り離せません。世の中には、「すばらしい学校」をでた、「すばらしい学力」を持ったと考えられる人が、自分の私利私欲を肥やすことにその「学力」を使っているケースを見受けることがあります。何のための「学力」か、ということになります。「世の為、人の為」という言葉がありますが、まさに本校の創立の精神である「社会のために尽くす精神を最も尊重」した人づくりが必要だと思います。
 人は他人(ひと)との関わりの中で生き、他人(ひと)によって生かされています。将来の進むべき道として、自分はどんな分野で、どんな場所で他人(ひと)の役に立てるのか、その為に自分はどんな力をつける必要があるのか、などを考えさせていくことが必要だと考えています。分野や場所の軽重はありません。まさしく「社会で活躍するリーダー」です。そのためには、ものの見方や考え方を含めた「真の学力」が必要です。
 また、「人間教育」の柱として環境教育を、「環境に配慮することにより、人間に対する優しさや真心を育てる」ものとして位置づけ取り組んでいます。


2012年05月17日

中学入試に思うこと  その1

 週刊誌やその他で、中高一貫校・高校のランキングや大学合格者高校ランキングなど大学進学を扱った記事がたくさん出まわっています。入学時と卒業時の偏差値がこう変化しています、「お得な学校は」ここですというランキングもでています。
 生徒の学力を伸ばすことは、いうまでもなく学校の大きな使命です。全ての学校が必死になって努力していることです。ただ、これをどうやって実現しようとしているのかで、取り組み方の違いがあります。とにかく力をつけさせるということで、授業時間数を増やし、クラブ等は程々に、とにかく詰め込むという方法もあるでしょう。中には、どうせ多くの生徒が塾へ行くのだから、学校ではあまり詰め込まず、楽しくというところもあるやに聞いています。コース制を敷いている学校、そうでない学校もあります。学力だけでなく、文武両道を目指している学校といっても、学校としての文武両道であり、個々の生徒にはそれを望まず、「文」で頑張る生徒、「武」で頑張る生徒と分けているところもあります。
 学校の評価を進学実績で見るという風潮があるのは、日々の教育の内容が見えにくいなどというところから仕方ない面もあります。それがエスカレートし、「進学実績の水増し」等も社会的に問題になったりしたこともあります。そこで、合格者数と実合格者の人数を取り上げたりする記事もでている状態です。
 教育の中身が問われ、受験者や保護者の目が「肥えて」きています。学校が何を考え、どのような方法で生徒を鍛え、伸ばそうとしているのかが非常に大切になってきています。この点を明確にアピール、情報発信することも学校の大切な役割になってきています。ここに焦点をあて、本校の内容紹介をしていきます。

2012年05月16日

トップページのリニューアルにあたって

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 本校のホームページのたち上げは、他校に先駆け結構早く行いました。学校という公式の情報がインターネットを通じて世界中に発信されるという事で、発信する内容などに気を使いました。当然、責任者をおき、情報を管理して発信していました。当時はほとんどの学校やインターネットで情報を発信しているところは、同じような体制だったと思います。ところが、インターネットの急激な普及に伴い、発信する情報の内容やその体制が追いつかず、情報の更新も停滞してきました。
 担当者任せになり、それに胡座をかいていると、最新のものが出た途端に、それが一番古いものになります。いわば、日々変革しなければ、後発組においていかれるという状態です。本校のホームページもそれに似たような状況に陥り、停滞した時期がありました。そこで、厳しい規制ではなく、自由で気軽に、即座に情報発信できる事によって広がってきたインターネット本来の姿に立ち返り、ホームページの在り方を検討した結果、今の姿になりました。情報発信できるすべての部署が、責任を持って発信する。勿論、学校という組織体ですから、ベクトルの違う方向や間違ったことを発信する事が無いように注意することは当然です。多少のニュアンスの違いやポイントのずれがあっても、全体の中で調和し、整合性がとれていくものだと考えています。このように、考え方から問い直していくなかで、現在は毎日更新されるようになり、情報量も格段にアップされてきました。そして、現在では学校にあるすべての学年や分掌は言うに及ばず、あらゆる部署から情報が発信できるようになっています。
 すべてのことに共通して言えることですが、あるのは、前進か後退です。停滞はありえません。とすれば前進あるのみです。

2012年05月15日

鳥取大学訪問

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 本校は人間教育の一環として、環境教育を大きな柱として位置づけています。人間の経済活動の中で起こっている問題が環境問題であるという観点からです。中学生を中心に「学び・考え・行動する」環境教育を行っています。
 その中に、中学2年生の林間学舎での環境学習があります。大山登山を中心とした行事ですが、サントリーの「奥大山ブナの森工場」の協力を得て、森と水の関係などを学ぶ環境学習を行っています。この地の広大なブナ林を鳥取大学農学部監修のもと森林整備活動を行っているということなので、鳥取大学と環境教育などを通じて何か高大連携の可能性を探れないか、そのため大学を訪問する機会を探していたところ、縁あって実現する運びとなりました。
 本校の谷川教諭と二人で、地域学部、工学部、農学部のある湖山キャンパスと医学部のある米子キャンパスを訪れ、多くの先生方とお話をさせていただきました。大学の姿勢として、学外との積極的な連携活動を進めてこられていることを知り、高大連携の新たな可能性を見いだせそうな感触を得ることができました。
 お忙しい中、時間を取っていただいた能勢学長をはじめ産学・地域連携機構長の菅原教授、そして、多くの先生方との話し合いの場をセットしていただいた部門長の田中教授に心から感謝申し上げます。

2012年05月14日

注目をあびている学校からの訪問

 愛知県にある全寮制の男子校で、今年初めて卒業生を出し、13名の東大合格者をだして注目をあびている学校があります。その学校の先生が、関西地方で説明会を行い、塾等を訪問された後、本校にこられました。中部地方がメインですが、全寮制ですので関西地方からも入学者を募っておられるそうです。そこで、関西地方の受験状況などを知りたいということでの訪問でした。1期生が注目を浴びるような進学実績を出しておられる学校でも、ここ近年の中学入試の状況は厳しいということでした。どこも同じ悩みを抱えているということが実感として伝わってきました。
 6年間の寮生活で生徒たちがどう変化するのか、関心のあったところですので、いろいろな話を聞かせていただきました。先生方の指導、これは、学校の中だけでなく、寮生活の中でも学習指導をされており力をつけさせおられるということでしたが、生徒たちの縦の関係、先輩後輩の関係の中で刺激を受け、力をつけていくという話がありました。寮の中で壁やトイレに学習のスケジュールや目標を書いてある落書きなどの軌跡が残っているという話です。これを消さずに残そうとしておられるそうです。
 東大の合格者をだした話では、麻布や開成を合格していて、入学してこられたような、当然合格すべき力の生徒がいたのも事実だそうです。ただ、中学から高校にかけて生徒たちは変化する、特に中学3年生あたりから目標を持った子は伸びるという事例もあったようです。1学年100名ほどの人数らしいのですが、中学の頃は80番ぐらいの成績だった子が、東大に合格したという例です。このような例は、本校でも東大ではありませんが、これに似た経験はあります。
 要は、子どもたちをどう見るか、指導する側を含めた大人の問題であるような気がします。子どもだけでなく、人間は変化し、場合によっては急激な変化もある、とりわけ教育は人間を変化させてこそ教育である、このことに確信を持てるかどうかだということです。

2012年05月13日

素晴らしい生徒たちに心から拍手

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 本校のグランドは、校舎のある位置から少し離れています。阪急の線路と民家の間の道路を通っていくことになります。早朝より、全校生徒が移動します。その間を、係の生徒たちが近隣の方にご迷惑をおかけしないようにと、誘導してくれています。
 8時30分予定通り入場行進からスタートです。すでにスタンドの保護者席は、ほぼ一杯の様子でした。整然としかも凛々しく、どのクラスも堂々とした入場行進でした。開会式、全校生徒による体操、1300名を超える生徒の規律正しく体操する姿は圧巻です。
 すべての競技や演技を見ていて感じることなのですが、競技者や演技者が一生懸命やるのは当然のこととして、応援する生徒と一体となっていること、全校生徒の心が一つになっているということを強く感じました。毎年のことですが、高校3年生のエンカレッジメントパフォーマンスは、各クラスの相違をこらした素晴らしいものでした。特に今年は、6クラスすべてが終了すると、3年生全員で、観客席に向かって、「今日は母の日です。お母さんありがとう。」というお礼の言葉と人文字で感謝の意を表しました。これには思わず胸を打たれました。閉会式での生徒会による「東日本大震災復興支援体育大会」としてエールを送る全校生徒の「RISING」の人文字も素晴らしいものでした。
 気心の知れた仲間同士でいる時に、つい周りの人に迷惑をかけてしまうようなこともあるかもしれません。しかし、今日見せた素晴らしい態度や姿が本当の姿であると思います。グランドから帰る道、すれ違う保護者の皆さんから、「ありがとうございました」という言葉をかけていただきました。こちらこそ、素晴らしい生徒に育てていただいて「ありがとうございました」という気持ちです。来場していただいた1800名を超える保護者の皆様も全ての教職員も「あたたかいもの」を感じた一日ではなかったでしょうか。

2012年05月12日

明日は体育大会

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 昨日、体育大会の予行を行いました。不安定な天候で、前日とはうってかわって気温の低い一日でしたが、生徒たちは真剣に取り組んでいました。その姿に感激しました。明日の体育大会では、きっとすばらしい演技を見せてくれると確信しています。予行の様子は、各学年のブログにでていますのでご覧ください。
 予行とか練習というと、どうしても力を抜いたり、気持ちが入らなかったリするものです。でも、実は練習が大切だということは、誰しも考えていることです。本番になったら力を出すとか、今精一杯やれば本番で力がでないとか言う人がいますが、これは、本番や試合で自分の本当の力を出せない人が言うことです。真剣に練習をやって臨めば、もっと違う結果や良い結果が出るかもしれません。練習の時と本番や試合の時では、状況が全く違います。自分のおかれている精神状態も違うでしょうし、対戦相手があるとすれば、相手の状況も違います。だから、あらゆる状況や場面を想定して練習をします。練習であれだけ辛いことや厳しいことをやってきた、ということが自信や心の拠となり、本番や試合で良い結果をだすことにつながります。
 技術的な技量が同等の場合、何が勝敗に大きく影響するかといえば、精神的な要素が勝敗の分かれ目になると言われています。予期せぬ事が起こったときにパニックにならず、自分で的確な判断を下せる、状況を変化させる強い精神力が求められます。これは、運動だけではありません、勉強も同じです。
 「練習を試合のように、試合は練習のように」が大切です。

2012年05月11日

海洋大循環

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http://wwwoa.ees.hokudai.ac.jp/readings/2010/ohshima_ice-ocean01.html より

 関東地方は、先日の竜巻に続き突風、雹、雷や雨など大荒れの天気が続いています。異常気象の様相です。
 国立極地研究所などの調査によると、南極大陸周辺の海氷の生産量が大幅に低下しているそうです。南極大陸のメルツ氷河から海岸線を超えて突き出した氷舌に、巨大氷山が衝突し大陸から分離したのが、原因と考えられているようです。
 海氷が生産されると、海水から水分が氷になるので塩分濃度が高くなり、周辺の海水が重くなり「沈み込み」が起こるそうです。このことにより、海洋循環が起こり海流を発生し、南北の気候の差を緩和する働きをしているそうです。この海氷の生産が減少すると、大きな気候変動が起こる恐れがあるとされています。この海氷減少傾向は50年続くといわれています。海水の「沈み込み」は、地球上でもう一カ所、北大西洋で起こるそうです。
 竜巻や突風、雷や突然の雨など、今起こっていることとの関連は分かりません。しかし、地球の大きさと比べれば非常に小さな氷河の氷舌が、地球の約7割を占める海の海流や地球全体の気候にも影響を与えるとは驚きです。また、同じ北極圏にありながら、北太平洋で起こらなくて、北大西洋で起こるのも、ほんのわずかな塩分濃度の違いだそうです。
 遠く離れたところで起こったこと、一見関連性がないと思われるようなことも、実は関連しています。取るに足らないと思われる小さなことも、地球のような大きなものにまで影響を与えます。さて、取るに足らないどのような小さな行動を、私たちは起こしましょうか。

2012年05月10日

来年度高校入試にあたって

 今年度で高校改革の最後の学年が卒業します。第一ステージから第二ステージへのバトンタッチです。来年度入学していただく方は、第二ステージ、本校の中学改革後に入学してきた生徒と高校生活をスタートさせることになります。卒業していく学年と、入学してくる学年の構成が違う、最後の年になるということです。
 第一ステージの卒業生たちは、以前とは違う進学実績を上げてくれています。京大を毎年現役で合格、国立大医学部医学科をこれも現役で連続して合格するなど国公立大学合格者が増加しています。高校から入学した生徒でみますと、毎年、現役で2割を越える国公立大学合格者がでています。ちなみに、今春は、3割を越えています。高校から入学してくる生徒の国公立志向の高さの表れだと思います。入学試験では、專願者のみに面接を行っていますが、将来や進学に対する明確な目標を持っている人が、年々増加している事にも表れています。
 来年度も、「一貫選抜」、「選抜特進」、「特進」の3コースで募集することは変わりません。ただ、最近の特徴を考慮して、「選抜特進」の割合を増加させることを検討しています。現在は2クラス体制ですが、3クラスを視野に入れています。
 先輩が築いた目標を後輩が追い越していく、非常に良い循環になっています。学園中学から進学する生徒と、高校から入学して来る生徒とが、互いに切磋琢磨しながら頑張っています。是非、多くの受験生が本校を第一希望で志願してくださる事を期待しています。

2012年05月09日

新たな自分に見合った新たな取り組みを

 毎年同じ事を繰り返しているということがよくあります。学校もそうです。しかし、本当に同じ事の繰り返しになるのでしょうか。むしろ、逆に同じ事の繰り返しの方が少ない、いや、無いと言った方がいいかもしれません。現象や、表面上は同じように見えても違っているはずです。そこを見落としてしまうと、マンネリになり、効果のないものになってしまいます。
 いろいろな行事、考査など年間行事は毎年毎年大きく変わりません。だからといって、例年と同じ取り組みをしていては、だめだと思います。生徒も替わり、それを指導する先生も替わるように、同じ要素の方が少ないのです。だから、例年通り行ってもうまくいかないのは当然です。現象的にはうまく言っているように見えても、本当にそこにいる構成員の力を十分出し切れたかどうかという観点から見ると、決して喜べるのもではありません。なぜなら、現状をしっかり分析したうえで、今を観れていないからです。
 13日は体育大会、それが終われば中間考査、新入生にとっては初めての考査です。在校生にとっても、新しいクラスで、新しい先生に指導していただいて考査を受けるという意味では、新入生と同じ事です。今までの自分の学習の仕方と今がどこが違うのか、変わってないとすれば、今の自分に求められている事には、十分対応し切れていないと考えてください。
 新たな自分に見合った新たな取り組み、今までとは違う取り組みがあって、初めて本物になったという事ができます。

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