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放送部 朝日新聞夕刊に掲載

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放送部の活動が、今日12月13日の朝日新聞夕刊に掲載されました。記事の一部分を紹介します。

大阪教育大附属池田小学校で2001年に起きた児童殺傷事件をテーマに、雲雀丘学園高の生徒たちがドキュメンタリー作品を作った。先月、同県の高校総合文化祭(総文)のテレビ番組小部門で銀賞となり、来夏の全国高校総文の出場が内定した。
 作品「廻(まわ)り続ける」は、事件で亡くなった女児の母や、友人らのインタビューなどで構成されている。
 制作したのは放送部の1・2年生の4人。1年生の3人は、事件が起きた01年度生まれだ。被害者のお母さんが同校の卒業生で、女児も学園幼稚園を卒園するなど、自分たちの学校とつながりがあったと知り、取り組むことを決めた。
 お母さんに計6時間、インタビューし、幼稚園のときの同級生や、事件を取材したテレビ局の記者らに取材した。多くの人が話した「命の大切さ」を伝え続けたいとの思いを作品で伝えたいと、撮影した約10時間の映像を応募規定の7分にまとめ上げた。
 画面が暗転し「伝えていく」の文字が浮かび上がるシーンでは、黒い画面が続く。その秒数をめぐり「見ていて不安になる」「余韻を大事にしたい」と議論したこともあったという。
 県の総文で作品は「丁寧に取材している」と評価された。
 インタビュアーを務めた生徒は「お母さんの感情が伝わってきて、心を揺さぶられた」という。ナレーション担当の生徒は「重いテーマだが、前向きな感じになるよう心がけた」、制作代表者の生徒は「安全に学校に通っていることが幸せなことだと伝えたい」と話した。
 作品を見たお母さんは「伝えていきたい、風化させないという作り手の気持ちが伝わってきてうれしかった」と笑顔を見せた。
 
新聞で、ご一読いただければ幸いです。