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2013年02月20日

全校朝礼 ~私の設計図~

本日(2/20)は、中学生と高校生の合同朝礼を行いました。
今にも雪が降り出しそうな寒い朝でしたが、しっかりお話を聴く姿勢ができていました。
いよいよ来週からテスト勉強週間に入り、3月に入るとすぐに学年末テストです。

【 校長先生の話 】 ~私の設計図~
いよいよ学年末です。
この1年をどう過ごすことができたか。。4月当初に思い描いていた自分でありえたかどうか。
見直してみよう。

ところで、皆さんは、蜘蛛が巣をつくっているところを見たことがありますか?
実に美しく均整のとれた巣をはっていきます。
その技術は素晴らしいものですね。
しかし、蜘蛛は、どのような巣を張ろうかと考えて作業しているのでしょうか?
蜘蛛独自の個性を発揮して作品を作り出している(巣を張る)のでしょうか?

また、鮭は生まれてその後は海で生活していますが、産卵時期を迎えるにあたり、自分の故郷である川に戻ってきます。
産卵しやすい川や、近くて便利な場所にある川を選択するのではありません。
決まって自分の故郷の川に戻るのです。

つまり、動物のあらゆる素晴らしい能力や行動というのはある程度、型が決まっていて、そこに意志は働いていないということでなのです。
一方で、我々人間はどうでしょうか?

私たち人間は、まず計画を立てて実行していくことが多いです。
また、その計画も様々ですし、実行方法も様々です。
思い描いた「私計画(設計図)」通りに実行していくことが理想なのかもしれませんが、軌道修正も可能です。

自分に合った方法で計画を立て実行する能力が我々人間には備わっているのです。素晴らしい能力ですね。ぜひ私たち人間に与えられている能力を生かしていきましょう。

4月当初に思い描いた「私計画(設計図)」が自分にふさわしかったかどうか。実行することが可能であったかどうか。しっかり分析して、新年度には、新たな「私計画(設計図)」を立てて進んでいきましょう。

2013年02月13日

中学朝礼 ~春に向かって~

本日は、学園講堂にて中学朝礼を行いました。
予鈴のチャイムと同時に着席は完了。とても良い集合状況でした。
ただ、朝礼をスタートするために前方に話す人が立っても、それに気づかず、近くに座っている人との楽しいおしゃべりをやめることができずに注意を受ける人もいましたね。

【 校長先生のお話 】 春に向かって
立春も過ぎ、学園の木々もいよいよやってくる春に向けて花を咲かせる準備期間に入りました。
先日の土曜日(2月9日)は高校受験が行われ、昨日(2月12日)は中学3年生が、同じ受験問題にチャレンジしました。
どうですか?難しかったと感じた人が多かったのではないでしょうか。

普段の学習は、入試に向けての勉強ということではないから、なかなか思うように回答が導けなかった問題もあっただろうと思います。
しかし、同じ問題に挑戦して、合格を勝ち取って入学してくる人達とこの4月からは一緒に学んでいくことを忘れてはいけない。
自分の苦手なところはどんなところであったか。
しっかりつかんで欲しいと思う。そして、見直し、復習をしておこう。

入試は点数が大事であるが、君たちに今、大切なことは点数ではない。
結果を踏まえて、どう努力していこうか。どのように学習していくべきかを考えて実行していくことである。

これは3年生だけの話ではなく、1・2年生の諸君も同じである。
3月に入れば学年末考査が控えています。
1年間の頑張りを発揮しなければなりませんね。
そして、結果から、どのように春を迎えるまでに準備しておくべきか。
何も考えずに春を迎えてしまうことのないようにしたいですね。


【 生徒指導部長より 】

今日の集合状態は素晴らしかったが、人が前に立ったら、おしゃべりを止めよう。
先週行われた高校生の朝礼では、それが自然にできていた。
君たちもできるようになっていこう。
人の話を素直に聴く。
今の君たちに大切なことです。

本日伝えたいことは以下の3つです。
①遅刻をしない(時間を守る)

一度も遅刻をしたことがない人が多い中、何度も繰り返してひまう人が若干おります。
なぜ、反省しないのか。
失敗は誰にでもある。失敗はしてもいいが繰り返さない!頑張って欲しい。

②自分がされて嫌なことは、他人にしない!


③校庭の使用は安全第一に考えて

校庭では「サッカー」「バットを使った野球」は禁止しています。
安全にみんなで楽しく使用するようにしよう。


2013年02月06日

高校朝礼 ~人の心を動かすもの~

雪の予報が伝えられていましたが、小雨の朝になりました。
本日は、講堂で高校朝礼を行いました。
本校の講堂は、高校校舎から少し離れた場所にあり、移動が少し大変ですが、すみやかに移動が完了し、定刻通り、朝礼を実施することができました。
また、壇上に人が上がると講堂内は音一つ立ちません。
今日も、しっかり話を聞いてくれていました。

【 校長先生のお話 】
連日、体罰やいじめのニュースが報道されています。
本当に心が痛みます。
こういうことは、絶対にあってはならない。

先日、朝日新聞に掲載されていた話を紹介します。
それは「大雪」に見舞われた成人の日のことでした。
さいたま市の少女(10)が宅配ピザを頼んだ際、『時間は約束できません』と言われたが、それでも良いからと注文した。
しかし、待てども待てども注文の商品は届かない。ちょうど予定時間を2時間過ぎたころ、やっと玄関のチャイムが鳴った。
ドアを開けると、全身雪でびちょびちょ、震える赤い手でお釣りを数えている配達員の姿があった。
少女の母親は申し訳なさそうに缶ビールを手渡し、娘もとっておきの10円菓子を差し出した。
投稿は『お兄さん、今度は天気のいい日にたのむからね』と結ばれる」。(2月2日朝日新聞天声人語より)

皆さんはこの話を聞いてどう思いますか。
天気が悪い、「時間は約束できない」という状況であったとしても、予定時刻を2時間も過ぎた商品の到着である。
「いつまで待たせるんですか、商売でやっているんでしょう。待たせるにも限度がある。次からはあなたのところには注文しないから」。
こういった言葉の一つも吐き出してしまう状況も想定されますね。

人の失敗や過ちに対して、どのような態度、行動を私たちは日頃とっているか。
考えさせられる話だと思います。

人の心を動かすもの。
それは、なんでしょうか。
叱責や体罰。。失敗に対する揚げ足とり、嘲笑・・
決してそんなものでは動かせない。

【 生徒指導部長より 】
久しぶりに講堂での朝礼を行いましたが、集合も早く、話を聞く姿勢も素晴らしかった。
今週末は、いよいよ高校入試があり、もうすぐ君たちの後輩が入学してきます。
後輩たちをしっかり導いていける先輩でありたいですね。
様々な場面で活躍して頑張ってくれている君たちだが、もうひとふんばり頑張って欲しいことがある。
それは、「遅刻をしない」ということです。
ほとんどの生徒が遅刻していない状況の中、頻回遅刻をしてしまっている生徒がいる。
誰でも失敗はする。
しかし、その失敗は1回で十分ではないか?
同じ失敗を繰り返すな。
以上。一つ、今日は伝えておきます。