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中学1年生対象のクラブ紹介

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  4月19日(月)放課後、生徒会の主催で中学1年生対象のクラブ紹介が行なわれました。各クラブは新入部員の獲得のためにそれぞれ工夫をこらして2分間という短い時間で説明を行ないました。本校には多くの文化クラブと運動クラブがあり、中高全体での加入率は65%、中学だけでの加入率は80%を超えています。学校改革の柱として〝きめ細かい進路の実現を目指す〟という方針を打ち出したところ、「雲雀丘は進学だけを重視した学校を目指すのですか」とか「雲雀丘の良さがなくなるのではないか」というような意見があったのも事実です。しかし、これは全くの誤解であり、決してクラブ活動を軽視しているわけではありません。学校改革の授業の時間数を増やしたことにより部活動の練習や試合については、ある程度の制約が生じてきているのは事実ですが、それぞれ工夫をしながら学業と部活動を両立させていくことが大切なのです。
  昔から『文武両道』という言葉がありますが、部活動を通じてはかり知れないものを得ることができます。現に私もバレーボールを通じて通常の授業では得られない実にさまざまなことを学びました。また、部活動に力を入れたため勉強する時間がなくて自分の思い通りの進路が達成できなかったということはまずありません。部活動をやり過ぎたから自分の思い通りの進路が達成できなかったというのは言い訳です。学習する時間がないからという理由で部活動を止めた結果、かえって生活のペースが乱れてしまったという例も数多くみられます。
  本校では人間教育を教育方針の第一に掲げていますが、人間力の養成のために部活動の果たす役割は極めて大きいと感じています。しっかりと挨拶する、服装を整える、ルールやマナーを守る、忍耐する、チームワークを築く、といったことは社会に出た時に大いに役立つのは間違いありません。将来社会で必要な〝事前の段取りをキッチリ行なう〟〝何事にも集中する〟〝短い時間を有効活用する〟〝諦めずやり遂げる〟等といった力は密度の高い学校生活を送ることによって養成されるのです。
新入生の皆さんは勉学に励むと共に積極的にクラブに加入し、学力と人間力の両立をはかることによって、中学・高校でしか経験できない充実した生活を送って欲しいと思っています。
  なお、高校1年生に対するクラブ紹介は21日に実施する予定です。