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日本の常識は世界の非常識

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  本日(7月11日)は第22回目となる参議院選挙の投票日です。今回は昨年9月に政権交代を果たした民主党が過半数を維持できるかどうかが最大の焦点になっています。しかし、今大切なのは国民一人ひとりが〝どの政党が勝った、負けた〟とか〝個々の政治家がどうのこうの〟といったこともさることながら、日本は歴史的に見て重要な岐路に立たされているということをしっかりと認識しておかなければならないということです。グローバル化が急速に進展し、世界で類を見ない急速な高齢化社会を迎える中で、先進国最悪の財政赤字を抱え、国際競争力が低下している日本をどういう方向に導いていくのか非常に難しい舵取りを迫られています。
  戦後、懸命な努力で世界に冠たる技術立国の地位を築き上げてからわずか20年で日本は国際社会から相手にされない国になりつつあります。先般6月27日、トロントで開催されたG20会議において、先進国は2013年までに財政赤字を半減し、政府債務を安定させるという共通目標を打ち出しましたが、日本はあまりにも膨大な債務のため、例外扱いされてしまいました。このことは、取りも直さず日本が先進国扱いされていないということを意味していると考えなければなりません。
  このまま、超高齢化が進むと貯蓄は減少し、やがて長期債務を賄えなくなるという状況に陥ってしまいます。今、我々が常識であると思っていること、何の意識もなく当たり前のこととして行動していることも世界から見ると奇異に感じられることが多いと思います。まさに、日本の常識は世界の非常識です。今一度すべてのことを見直していかなければならないと思っています。