« 冬休みの生活指導について | メイン | 本格的な受験シーズンを控えて »

凡事徹底~掃除の大切さ

H22.12.20_2.jpg bonji100416.jpg
         ピカピカ賞受賞

  本年最後の日曜日となる12月26日、新年に備えて大掃除を始められた家庭も多いのではないかと思います。松下幸之助氏は身の回りをしっかりと掃除することを訴えておられましたが、掃除というのは〝凡事徹底〟の中でも挨拶や約束の遵守と共に実に大切なものです。
  本校では毎日ホームルーム終了後、生徒達による掃除を行なっていますが、クラスによって大きな差があるようです。先日の終業式では『ピカピカ賞』の特別表彰を行ないました。このピカピカ賞は1学期を通じて、教室の掃除がゆきとどいていたクラスに対して表彰するもので、終業式後クラスの代表に表彰状と副賞を渡しました。どちらも簡単なことですが、クラス全員が毎日意識して行動しないと達成できません。そして、この日々の積み重ねがクラスのまとまりや風土をつくり上げていくのです。
  身の回りを整えるというのは社会人になっても守らなければならない最低限の事柄です。私も民間企業での勤務を通じて、これらの凡事を徹底することの大切さを身にしみて感じてきました。整理整頓や掃除のできていない職場では、必ずといってよいほど仕事のミスや品質不良、事故が多発します。また、個人を見てもこれらができていない人は仕事の進め方も概してルーズです。
  本校では〝人間力〟と〝学力〟の両立を方針に掲げていますが、人間力を高めるための特効薬はありません。あたり前のこと、簡単なことをやり続けるという「凡事徹底」が何よりも大切であると思っています。年末にあたって、家庭においても是非、掃除と整理整頓を心がけて欲しいと思っています。