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文化祭後記~不測の事態への対応

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    ≪書道部による展示≫           ≪華道部員の皆さんと≫

  9月6日(火)、昨日までの雨がすっかり上がり、すがすがしい青空が広がりました。この天気が2日間ずれていればと思っている生徒や先生、保護者も多いはずです。しかし、今日の生徒達の様子を見ていると、多少の疲れはあるものの気持ちを切り換えて学校生活を送っているように感じました。
  今回の文化祭は台風に翻弄され続けましたが、担当の先生を中心に善後策を早急に考えて実行に移すことができました。この理由を上げると大きく2つあるように思います。
  「1つ目」はここ数年、緊急連絡網の導入やホームページの活用等を積極的に行なってきたということがあげられます。特に(株)NTTデータによる緊急連絡網は保護者の携帯電話や固定電話の音声、パソコンの電子メール、FAXの中から希望の2つを選択できるようになっており、迅速な伝達が可能になりました。今回はホームページによる掲示も行ないましたが、アクセスが集中したため、ご迷惑をおかけすることになりました。もし、緊急連絡網を導入していなかったら大混乱を招いたのではないかと思います。
  「2つ目」は教職員の不測の事態における対応力の向上です。それぞれの担当者が受身の姿勢ではなく、自分なりにどうすれば良いかを考えてくれていたためスムーズに意思決定を行なうことができました。
  物事を進める場合に大切なことは、しっかりと計画を詰めておくことですが、いくら綿密な計画を立てていても、その通りに実行できるとは限りません。むしろ、当初の計画どおりにいくことの方が珍しいのではないかと思っています。今回の文化祭を通じて、常に危機意識を持って、不測の事態を想定し迅速に行動することの大切さを改めて痛感しました。
  よく学校は危機管理が弱いということが言われますが、これからは更に危機管理体制の強化と教職員の意識改革をはかっていきたいと思っています。