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その3  第三ステージのイメージとは

 創立の精神に立ち返り、現状を分析するなかで、始めてきた改革です。そこで謳われている「孝道」はもちろんのこと、「社会のためにつくす精神を最も尊重し よりよい社会 国家を生みだすべく・・・健康な体力とたくましい実践力をもつ」生徒の育成を目指す学校になっているかどうか、自問自答する中で行ってきました。行き着いたところが、「社会で活躍するリーダーの育成」が本校の使命であるという結論に達しました。そのために、「人間教育の充実」と「学力の向上」を両立させた学園にしなければならないということです。
 コース制は、生徒を選別するものではなく、よりきめ細かく対応するためのものとして導入してきました。また、コースの入り口は違っても、ゴールは同じものを目指し、指導するということも基本原則として確認しています。これも、コース制の本質が問われる大切なことです。
 第一ステージである今春の卒業生は、「選抜特進」から現役で京大や阪大に複数、国立大医学科に合格、を含む在籍の7割弱の生徒が国公立大学に合格ました。また、「特進」からは阪大に複数、広島大などに現役で合格者をだしています。国公立大学へ68名、そのうち現役が61名と、昨年の実績を現役だけで超えています。私学も多数の合格者を出しています。このように、進学実績も向上してきました。クラブ活動もより活発になってきました。年々、自分の夢や目標を実現させるために入学してくる生徒が、多くなってきていることも特徴です。
 「一貫選抜」の生徒育成のプログラムをしっかりしたものにし、「発展」で入学してきた生徒を高校進学時に「選抜特進」に進むことが可能な力をつけさせる。そのためのシステムやシラバスを研究し実践していくのが、現在の、第二ステージの課題です。これをやり遂げることができれば、中学から入学してくる生徒は全て「一貫選抜」、高校から入学してくる生徒は全て「選抜特進」とすることができ、コース制も必然的に解消できます。これが、私たちの考えている第三ステージのイメージです。