« 第2回高校OS&説明会 | メイン | 二学期も後半戦へ »

気になる台風

 毎週のように台風がやってきています。先週の26号は、伊豆大島(東京都大島町)に土石流被害をもたらしました。今週は27号が週末に接近するかも知れないとして気象庁は注意を呼びかけています。27号に続いて28号も発生し、何と今日現在で10月に5つの台風が発生しています。気象庁の調査によりますと、この20年間では、1994年に10月時点で34個、年間36個というのが最多記録として残っています。今年はそれに次ぐハイペースということになります。反対に、10月時点の最少記録は1998年の11個が記録されています。
 台風が多く発生している原因として気象庁は、9月は南シナ海からフィリピンの東の海上で、台風の発生に重要な海面水温が、平年より1度程度高い状態が続いたことなどで積乱雲の活動が活発になり、さらにフィリピンの東海上に向けて西からのモンスーンが平年より強く吹き込み、台風ができやすい状況だったことをあげています。
 海水温の上昇が台風発生に大きくかかわっていることになります。同じく海水温の上昇はサンゴの白化現象にも影響を与えていると指摘されています。地球温暖化がもたらす異常気象と生態系の変化ということになるのでしょうか。
 今週末は中学の学力推移調査や校外学習が予定されています。26号の傷跡が各地にまだ残された状態です。台風直撃がないことを祈りつつ、動向をよくみて早めの対応を検討したいと考えています。