新学年の自覚で始業式を迎えよう
今朝、正門の隣のソメイヨシノの巨木を見上げると、いくつかの蕾が花を開かせていました。昨日、大阪で開花宣言が出ましたが、今日は雲雀丘学園に春が訪れたわけです。1年がたつのは本当に早いものです。
今日3/24(木)は中高等学校の修了式でした。私は式辞で生徒に来月からは進級するが、新しい学年の自覚と責任をしっかり持って始業式に臨むよう要望しました。そして4月には中入生、高入生が多く入学してきますが、皆さんがコアになって雲雀丘学園のいい伝統を広げてほしいとお願いしました。
私は今年、校長1年目でした。先生方、職員の皆さん、生徒の皆さん、そして何よりも保護者の皆さんが未熟な校長をしっかりと支援していただきました。「挨拶」に懸命に取り組みましたが、警備員の方々や用務員の皆さんまで、生徒に挨拶され、明るく笑顔で生徒に接していただいたことは挨拶運動の大きな力となりました。お礼を申し上げます。お陰さまで挨拶がよくできるようになったと私も感じています。ただし挨拶はちょっと手を抜くと元に戻ってしまいます。挨拶は4月の最初が一番肝心です。ここを来年度はしっかりやっていきたいと思います。
「私の挑戦」や「親孝行」については緒についたばかり、まだまだでした。私の力不足でした。次年度はさらに生徒が前向きに取り組めるよう工夫を凝らして臨みます。
退任される教職員の発表がありましたが、生徒からはまず驚きの声があがり、そしてお別れの挨拶に、感謝とお別れの拍手が大きく長く続きました。「笑顔を忘れないで」「今の苦労が将来の役に立つ」など、生徒を思う先生や職員のあたたかな、かつ真剣な言葉に生徒は大きくうなずいていました。
生徒指導部は今年最後の指導として全員いで起立、礼など基本動作の確認を行いました。私はこういう指導は極めて大切なことだと思います。こういうことがきちっとできて勉強ができるものです。また信頼される社会人にもなれるのです。司会の先生から今年の修了式は生徒がよく先生の話を聞いている、態度がいいとの感想を聞きました。春休みに入りますが教職員は来年度の方針づくりや準備、さらには春休み授業にと大忙しです。私たちは気を引き締めて次年度に臨みます。