チャレンジの夏 本物の学び 第44号
アカデミックサマー、サントリー研究者体験
7月25日に徳島大学医学部でのアカデミックサマーに同行し、視察と先生方へのご挨拶に伺いました。徳島大学は、医学科1名を含む5名が今年度進学しております。医学部志望の4名の生徒に玉置俊晃教授から冒頭「医師の仕事はすばらしい。社会的な認知やステータスの部分だけでなく、生死と向き合うタフさ、患者や家族と向き合う人間性、チーム医療からの協働性が重要である」とお話をいただきました。また、臨床、研究、行政、国際貢献などいろいろな場面での活躍の場所があり、そのことも生徒たちに伝えていきたいと話されました。先生のすばらしい人柄、医療人材育成に対する情熱に触れ、また個別に医療の将来像もお話しいただき、大変勉強になりました。
このあと、、丹黒 章医学部長、中谷学務課長とも面談いただき、次年度以降のアカデミックサマーについてご相談させていただきました。玉置俊晃教授、丹黒 章医学部長ともに本校での講義の約束もしていただきました。
徳島大学蔵本Cは、医学部に医学科、医科栄養科、保健学科(看護、放射線、検査)、歯学部、薬学部があり、教育研究が充実しており、生命科学の医療統合型キャンパスとしてすばらしい環境だと思いました。「オープンキャンパスに是非参加しようと書こう」と思いましたが、HPによりますと医療関係学部は締め切った学科が多いようです。次年度アカデミックサマーに参加して、是非チェックして下さい。
国立国会図書館です
7月28日はサントリー「研究者体験」にお邪魔しました。場所はサントリーワールドリサーチリセンターの生命科学財団です。お隣は国立国会図書館、その隣は国際電気通信基礎技術研究所(ATR)で人工知能、脳情報科学、ロボット技術などの先端技術研究が行われています。このような環境の中で5日間過ごすだけでもすごいことです。その上、先進の設備内で研究者の方につきっきりで指導を受け、最終的にプレゼンを行います。ちょうど、プレゼン準備に悪戦苦闘中でした。私はプレゼン内容は難しくて何回聞いてもよくわかっていませんが、科学に対する姿勢が形成されすばらしいことです。ここに来ると思うのが、いつも次の2つです。1つめは参加した生徒が「研究者になりたい」という夢を持つのは当然だなということ。2つめは、自分が高校生の時代にこのような機会があれば、人生変わっていたかなぁということ。なぜか毎回頭に浮かぶことです。
そのほかにも、鳥取大学、京都大学、森ノ宮医療大学や公認会計士、法学のアカデミックサマーが予定されており、学びが深まるいい体験ができることと思います。参加する人は「自分を変えるチャレンジの夏」になると思います。また激励に参りたいと思います。