大学との連携 第91号
6月訪問 アカデミックサマー打ち合わせ
鳥取大学高大接続シンポジウムに参加しました。副題は~高校教育改革と大学教育改革の方向性をを等しくするため~です。高校、大学、入学者選抜の3つの一体的改革〔高大接続改革〕について、文科省大学入試室長の基調講演、高校校長、県教委、私立学校校長、鳥取大学のそれぞれの方からの報告の後、シンポジウム形式で質疑応答と意見交換が行われました。改革や選抜方法の変更の方向性など、それぞれの立場の方のご意見を一度に聞く機会はあまりありませんので大変参考になりました。鳥取大学の地域を意識された取り組みの素晴らしさを感じました。
鳥取大学と本校とは、2010年よりワンディカレッジ、アカデミックサマーなど連携した取り組みを行っています。鳥取大学医学部に勤務経験のある本校教員が橋渡しをし、田中名誉教授のお力で連携が実現、多くの先生方にお世話になり毎年成果を上げています。歴代の学長、学部長にも応援していただいています。
鳥取大学は教育理念「知と実践の融合」を掲げ、「知力」「実践力」「気力」「体力」「コミュニケーション力」の5つを基にした「人間力を根底においた教育」は本学園の「人間教育の充実」と合致しています。受験生徒も増え、鳥取大学合格者は昨年は10名となり、過去5年間で25名となりました。
「本物に触れた生徒は本気になる」これが本校の「本物の学び」の醍醐味だと思います。いろいろな大学で先生方の人柄、研究姿勢・内容や設備などに触れ、生徒たちは大きく成長し、成長する機会を自らのものにします。親身になってご指導いただいた先生方にあこがれを持つ者も少なくありません。これからの学びとして、大学や研究所・企業とより連携し、教科を超えた、体験型の学びを発展させたいと思います。
いよいよ、大学の推薦入試が本格化、合否も届いています。連日、校長室隣の面談室で面接の模擬練習、個別指導が行われています。高3、卒業生の諸君、想いを力に変えて、しっかりと発揮してきて下さい!全教職員で応援しています。