2つのプレゼン 第112号
2月3日(土)午後に2つのプレゼン発表会が本校にて開かれました。
1つは、60ホールにて本校生徒による第19回社会科発表会でした。中1から高1の代表生徒が「国調べ」「歴史新聞」「都道府県調べ」「人権作文」「税の作文」「日本と世界が出会うまち・堺」を各人がテーマとした調べ学習や作文を中心に発表するものです。調べて、紙などに残すだけでなく口頭発表する力もつけてほしいということで始められたものです。単に文献からだけでなく実際に現地に足を運び、動機からまとめ・考察まで深く調べられていました。また資料の作成も構成やレイアウトなど工夫がされている力作ぞろいでした。
発表の力量は、例年1年生のレベルが高くなっていますが、それを上級生が上回り学年が上がるほど自信を持って堂々と話し、伝わりやすいように思いました。
一方、もう一つは、神戸新聞社後援の阪神ESSユニオンプレゼンテーションコンテストです。これは阪神間の私学のESS部員の方が学校対抗で競い合うものです。今年は本校を会場にしていただき、司会も本校生徒が分担しておりました。本校を含め、仁川学院、灘、神戸女学院、関西学院、親和女子、啓明学院の7校で競い合います。
ジャッジに外国人の先生がずらり、日頃のクラブの成果を発揮しようとするものでした。自らの関心に基づくトピックを英語で表現しており、論理的思考とアイディア、表現力がすばらしく、さすがESS部という感じでした。
本校生徒、先生方、また他校のみなさんお疲れ様でした。クラブの合間に見学に来ていた生徒も勉強になったと思います。
2つの会を同時に見させていただき、それぞれの特長、形式、プレゼンスタイルに違いがあり、大変興味深かったです。先生からのコメントと先生からの質問、調べたことと提案・考えの比重、原稿の作り方、アイコンタクトやジェスチャー、協働性などまさしくこれから進めていく新しい教育のヒントになると思いました。すべての生徒が自信を持っていろいろな形式で表現力が高まるように,われわれも研究し、教科横断で進めていきたいと思います。