こんな本読んだ 第47号
久しぶりの本の紹介です。『13歳からの「学問のすすめ」 』(ちくまプリマー新書)を図書室で借りて読みました。
「学問のすすめ」 の筆者は皆さん知っている福澤諭吉先生です。慶應義塾大学では先生といえば福澤諭吉のみを指すそうです。ウィキペディアの情報ですが、原本は、最終的には300万部以上売れたとされ、当時の日本の人口が3000万人程であったから実に全国民の10人に1人が買った計算になるというベストセラーです。
この本は、明治大学教授で有名な斎藤孝さんが訳/解説されています。
きっかけは、大学の先生のお言葉でした。4月から夜間大学院で学んでいますが、先生からいくつかの教育に関する本の紹介を受けます。多くは昔に読んだことのある本なのですが、講義を受けてその時代背景を知り、読み返すと新しい発見があります。明治維新150年、明治初期から読みつがれている日本最強の教育書を手に取ってみました。学問とは何か?から始まり、学び続けないとどうなるのか?何を学べば良いのか?外国とどうつきあうのか?今の私たちにも明快に答えてくれます。
「13歳からの」とありますから中学生にもわかりやすいと思います。高校生には、『学問のすすめ 現代語訳』(ちくま新書)がいいかも知れません。平易だからだめということでなく、自分の心に響くかどうかだと思いました。
私自身、読んでいてもさらっと読み過ごしていて深く読み込むことができていないと反省しきりです。 購入してもう一度読もうと思います。
『世界報道写真展2018』に行ってきました。「記録された瞬間、記憶される永遠」と入場券には書いております。世界中のプロカメラマンが撮影した報道写真を対象に実施するコンテストの入賞作が展示されます。前から気になっていたのですが今回初めて行きました。世界のニュース、戦争や環境問題、日本ではあまり報道されないことも写真から知ることができ、勉強になりました。人が人として大切にされていない状況がたくさんあり、考えさせられました。同時に、東日本大震災、熊本地震の写真も展示されていました。
16日(木)まで、ハービスHALL(大阪市北区ハービスOSAKA地下2階)です。世界中で約100会場を巡回しており、近くでは10月に立命館大学で開催されるようです。