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日々のブログ

2026年08月20日
お父さん ipadで何見てるの?

今年の夏休みは家族三世代で沖縄へ旅行に出かけました。
今回の沖縄の旅行プランを考えたのは私。
旅行前には何冊もの旅行本を読んで下調べをしたものです。
美味しい沖縄料理が食べたいな、どこの海岸を見せてあげようか、どんなホテルがいいのかなと家族が喜んでくれる姿を目に浮かべ、プランを考えている時間は楽しいひと時でした。
ここまで熱が入るのも、昨年父親が大きな病気を患ってしまい、体に障害が残って今、懸命にリハビリを頑張っているからです。
一時は家族にとって辛く悲しい時期も味わいました。
病気が分かる前は、旅行が好きで、子どもの頃には毎週キャンピングカーに乗ってキャンプ場へ連れて行ってもらったものです。
いざ旅行当日。空港で両親に会うと、夫婦揃って水色コーデ。
鮮やかな水色のアロハシャツに麦わら帽子の父親に、水色のスカーフ、綺麗な海辺の街並みが描かれた洋服を着た母がいました。それはそれは青かったです。
「沖縄をイメージしてきたのよ」と微笑んで話す2人の姿に、楽しみにしていてくれたのだと胸が温かくなりました。
旅行中には、民謡居酒屋で沖縄の音楽や料理を楽しんだり、たくさんの名所にも足を運びました。そんなかけがえのない時間の中、私の手の中にはいつもiPhoneが。
家族の写真を撮ったり、次の行き先を調べて いたり。
そんな時…ふと昔のことを思い出しました。
旅行中にはいつも父がiPadを肩からかけて、画面とにらめっこ。
母と私の写真を撮っては、旅行の合間に旅の調べ事。
iPadを見つめていた、あの頃の父の背中を思い出し、家族を楽しませてやりたいと考えてくれていた、父の思いに初めて気がついたのです。
その事を父に伝えると「俺がしていたことを優衣が全部してくれるようになったんやな」と目を熱くさせながら喜んでくれました。
当たり前の日常が今は少し変わってしまったけれど、命があり、家族の時間をたくさん味わうことのできた夏休み。
今回の旅行は私たち家族にとって、心からお互いに感謝する気持ちと尊さを気付かさせられるものでした。
今、教育現場に立ち仕事をさせて頂けている、このかけがえない毎日に感謝をしながら、2学期もめいっぱい、子どもたちに愛情を注ぎ込んでいきたいと感じたひと夏でした。
(雲雀丘学園中山台幼稚園 年中担任 齋藤 優衣)
