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比較文化研修生徒報告書

「信じることの大切さ」  S.Y.
 私はこの9週間の比較文化研修でたくさんの大切なことやものを見つけました。
 私がこの研修で一番大切だと感じたことは、諦めないで自分を、相手を最後まで信じてみるということでした。
 私は、研修も終わりに近づいた頃、自分の英語の未熟さが原因で言いたい事が伝わらず、ホストファミリーの誤解を招き、傷つけ、2日ほどホストファミリーの家を出て行かざるを得ない時がありました。刻々と、自分が日本に帰る日が近づき、ドラマやスピーチなど自分のホストファミリーにみてもらいたい物の練習をしている中での出来事でした。
 最初、私は「もう無理だろう」と、ホストファミリーを変える事を考え、スピーチも降りようと思っていました。でも、私が説明できなかった内容をけいこさんがホストファミリーに話してくれた次の日、彼らから手紙が大学に届きました。その手紙の内容は謝罪と帰ってきてほしいというものでした。その時私は私をいつも支えてくれている友達の家にスティしていて、私自身も自分の事情で他人を巻き込んでいることを自覚していたため、その手紙にとても混乱しました。
 しかし、私自身も2ヶ月以上もお世話になったホストファミリーと、このままで日本に帰るのは嫌だったので、私は最終的に自分のホストファミリーを信じ、自分を信じ、戻る事を決断しました。
 その後の3日間は9週間の中で一番幸せだったので本当に濃く心に残っています。トラブルがあったからこそ、ホストファミリーが私をとても大事にしてくれていたこと、私自身もホストファミリーが本当に大切だったことに気がつくことができました。もし、あの手紙が来た時、諦めてしまい、戻らない決断を出していたら、今頃私は『自分は本当に幸せだった』という言葉は出なかったと思います。あの決断は本当に大きな賭けでしたが、諦めずに相手を信じて出したこの決断を誇りに思います。
 また、そんな私が戻ってくる事を信じて私を待っていてくれた大好きなホストファミリーが私のホストファミリーで本当によかったと思います。そして、その環境で生活する事ができた自分は本当に幸せだったと思います。
 最後になりましたが、そんなトラブルがあった時、助けてくれた大切な友達や、日本から支えてくれた私の家族に、心から感謝しています。また、家族には私にこの貴重な体験をさせてくれた事にも本当に感謝しています。
 最高な時間を本当にありがとう!!