比較文化研修生徒報告書
NZで得たもの A.M.
私は英語がとても苦手です。国際科に入ったのも入試が3教科だったというのが一番の理由です。だからニュージーランド研修は私にとって、とても不安でした。でも、どこかで何とかなるだろうという気持ちもあり、何も勉強せずニュージーランドに行きました。
まず入国の時、とても時間がかかりました。全く英語が聞き取れなくて、たまたま横にいた人に助けてもらいました。ワイカト大学につき、すぐにホストファミリーとの対面でした。その場で名前が呼ばれた人から、皆と別れて各自、ホストと家に行きました。私は3番目に呼ばれました。ホストファザーのCliveが迎えに来てくれていて、車に乗り家に向かいました。車の中は私とClive2人なので日本語はもちろん使えません。名前を聞いても最初はなかなか聞き取れませんでした。黙って外を見ていたらCliveが色々話し掛けて来てくれたけど、それすら聞き取れなくて二人供が沈黙でした。家に着いたらお母さんのGwenが待ってくれていました。猫を飼っていました。ありえないぐらい太っていて最初猫って分からないぐらいでした。触ろうとしたらひっかかれて私はそれから近づくのもできませんでした。
その日のdinnerはほとんど食べられず、残しました。夜も全く寝られませんでした。学校が始まり、久しぶりに皆の顔を見た時は泣きそうになりました。学校が始まっても毎日寝られない日が続いて、こんなんで2ヵ月ちょっとも過ごせるのかな?と真剣に帰りたいと思いました。
授業も全くついていけなくてNZの生活にも慣れて来た頃に坂東さんと私は雲雀のクラスから一般のクラスに変わりました。最初はとまどったけど、いろんな国の人とたくさん友達になれました。
ホストはpartyがとても好きでたくさんつれていってもらいました。ホットプールにも行きました。ビリヤードが家にあってみんなで音楽をかけてよくやりました。CAR RACEやSHOPPINGにも行きました。Cliveはすぐ怒る人だったけど本当にいい人でした。最初はとても苦手だったけど、最後は本当の家族のように接してくれました。
私はこの2ヵ月普段気付かない家族や友達の大切さを実感しました。いつもいてあたりまえの人がNZではいない。何週間かみんなと離れるというのはあっても、今回みたいに長期間は初めてでした。最初は毎日泣いてばかりだったけど、最後はホストと別れるのがとても淋しくて帰りたくないとも思うぐらいでした。この2ヵ月ちょっとで英語が出来るようになったかと聞かれたら正直言ってあまり自信はありません。でもいろんな国の人と友達になれたことや、一人でやってみて初めて成功した時の喜びは私にとって英語が出来るようになるより嬉しいことでした。この経験を生かしてこれからも頑張りたいです。そして又NZの家族や恵子さんに会いに行きたいです。