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比較文化研修生徒報告書

貴重な体験  M.K.
 New Zealandへの9週間の留学、それは私にとって本当に貴重な体験だったと思います。高校に入学した頃は、すごく楽しみにしていたはずの留学でしたが、New Zealandに出発する時が近づくにつれてすごく不安になっていきました。Host Familyはどんな人なのだろう。ちゃんとCommunicationをとれるのかな、などといろいろ考えていました。そんな思いをしながらNew Zealandへ出発する準備をしているとき、私のHost FamilyになってくれたBryanとDaphneから1通の手紙が届きました。その手紙にはBryanとDaphneの紹介などが書いてあり、2人の写真や家の写真も一緒に送ってくれていました。私はその手紙を読んだ瞬間に今までの不安がなくなりました。わざわざ写真を送ってくれて、私を心から歓迎してくれていることが伝わって来ました。私はこんなHost Familyに巡り会えてとても幸せだと思い、New Zealandに行くことが楽しみな気持ちでいっぱいになりました。
 そしてやっとNew Zealandへ出発し、Host Familyに出会えたとき、私は自然と笑顔になり、2人がHugをしてくれたときには、これからの9週間にたくさんの希望を抱きました。初めてHostの家に入り、部屋を案内してもらっているときに、キッチンの冷蔵庫に、私が日本から送った写真が貼ってあり、「ずっと楽しみにしてて写真も貼っちゃったよ」と笑いながら話してくれて、本当にうれしかったことを覚えています。
 BryanとDaphneは私をとても大事にしてくれていました。毎朝学校に行くときは、バス停まで一緒に歩き、いつも笑顔で見送ってくれました。帰りも迎えに来てくれて、ごはんも仲良くいろんな話をしながら食べ、TVも3人でソファに座って見て、私が理解できない場面は2人で説明してくれて、宿題も気にかけて手伝ってくれました。私はそんな2人の優しさが本当に嬉しくて、いつも幸せを感じていました。
 そんな風に毎日が過ぎ、あっという間に9週間が経っていきました。私が帰る2日前、BryanとDaphneが私にプレゼントをくれました。それは、手作りの壁に掛ける小物で、私の写真や貝を貼ったり、いろんなかわいい細工がしてありました。そして、「一緒に過ごしてくれて本当に楽しかった。ありがとう。」と言ってくれました。私はあらためて2人への感謝の気持ちと幸せだった時間を思い、このNew Zealandでの生活を一生の宝物だと感じました。
 New Zealandに行かせてくれた両親、一緒に頑張った友達、そして私を本当に大事にしてくれたBryanとDaphneに感謝します。こんな体験をできた私は本当に幸せです。