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エイズには「知るワクチン」

1981年に世界で初めて米国大都市の若者で報告され、1983年に病原体のHIVが発見されてから約30年。この世に初めてエイズという病気が発見、紹介された当時、今の中高生の保護者の皆様はいよいよ思春期を迎える頃だった方は多いことでしょう。私も中学生だったかと記憶しています。その頃は、不治の病と恐れられ、また、その当時の感染者の方への差別が非常に問題になっており、病気が発表されてから増え続けるエイズ患者、HIV感染をストップさせなければならないということから、世界中で子どもたちへの「エイズ教育」が始まりました。

あれから、30年。
かつては致死の病であると恐れられていたエイズも、今や慢性性感染症と捉えられるまでになり、HIV感染者と非感染者の平均余命の差は年々縮まっています。

ただし、一度感染してしまうと、一生HIVとはつきあっていかなければならず、エイズ発症をなるべく遅くするための治療が必要であることにはかわりありません。感染ルートが限られていることから、やはり、子どもたちにはきちんとした情報を教えていかなければなりません。

詳しくは「保健」の授業であつかっていますので、子どもたちも基礎知識は持ってくれていると思いますが。

保健室前には、エイズの基本の基本問題を〇×クイズ形式にして掲示しています。
保護者の皆様も懇談等で来校される場合に、少し復習していただけたらと思います。20年前に学習した内容と少し変わってきているところがあるかと思います。

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