メディカルケアトレーニング(熱中症編)を、本日7月10日(金)午後より文化館視聴覚教室で開催しました。運動部の代表として部長、副部長、マネージャーと希望生徒が受講しました。
サントリー「GREEN DA・KA・RA」熱中症対策啓発活動より、講師の先生をお招きし、夏休み中の事故を未然に防ぐ為の大切な内容を講演いただきました。
熱中症は①誰でもかかる ②正しく知れば予防できる ③汗をかいていない状態
大きく3つの項目を軸に学びました。
中でも、緑色のハートの形をしたセロファンをてのひらに乗せて
「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)普段感じることなく気道や皮膚から蒸散する水分)」
についての体験は盛り上がりました。平たいセロファンが手や腕に載せると、体内から蒸発している水分に反応して丸まりました。涼しいエアコンが良く効いた部屋で講義を受けて30分以上経ってからでしたので、汗はまったくかいていませんが、人間の体からは随時水分が出ているということが良く理解できました。
つまり、汗をかいていないからといって水分補給をしないと自然に脱水が起こり熱中症になってしまうということです。その上、部活動などの激しい運動をしている場合は、その不感蒸泄以外に大量の汗を出して体温調節を行っています。その汗から大量に体内の塩分(ミネラル)も排出されることになるので、運動中は、水分だけでなく塩分の補給が非常に重要であることも学びました。
最後に、運動中に水分と塩分をバランスよく体内に吸収するのに適切なスポーツ飲料を最後に試飲しました。
実験あり、飲料の実践ありの盛りだくさんで楽しい内容で、楽しみながら大切なことをたくさん学ぶことができました。クラブの代表者のみなさんも、講演内容で気づいたことや予防法を熱心にメモしていました。今日得た知識を部員のみなさんにしっかり伝えて、この夏も熱中症を予防して元気で楽しい部活動になるようにしましょう!