学校の様子 その8【雲雀丘のシンボルツリー、メタセコイヤ】をご紹介します。
緑の木々が、一段と真っ青な秋空に映える季節になりました。本校のシンボルツリーであるメタセコイヤは、4階建ての校舎よりもはるかに高く伸び、成長し続けています。このメタセコイヤは、初代学園中学校長の板倉操平先生のお知り合いであった三木茂博士が、校舎竣工のお祝いとして贈られた記念樹です。《メタセコイヤは昭和16年、三木茂博士によって名付けられた化石植物です。名付け親であり、また発見者からの贈り物なのです。》
心に残ることばをご紹介します。
『・・・天空の一点を目ざして、伸びに伸びていく姿、それはあたかも学園の姿を象徴するものであり、また学園に学ぶ一人一人の限りない成長と前進の姿であってほしいという、念願と期待のこめられた、意義深い記念樹であると思います。伸びる力、それは苦しさから逃避せず、こつこつと努力する生活そのもであります。』 昭和58年11月30日発行の 第154号「ひばり」に掲載された、当時の中高校主事椋木義正先生のことばです。
雲雀丘の歴史と共に育ってきたメタセコイヤのどっしりとした根元に、校是の刻された石が設置されています。その近くにベンチが置かれ、昼休みや放課後は、生徒たちがやって来て、何やら楽しく語り合っています。毎日目に留まる光景であり、思わず足を止めて一声かけてみたくなります。