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食育講演会開催

神戸大学名誉教授保田茂先生を講師にお招きして、「学校における食育について」と題し教職員研修を行った。先生は長い間教鞭を取られ、研究をされてきた経験と見識から私たちに学校教育における「食育」の果たす役割と大切さを話されました。
 発展途上国の食料不足・地球温暖化・水資源の不足などが問題となっている昨今、日本の食糧自給率の変遷から、食の安全と未来の生活の安定は決して目先の経済の問題だけではなく足下の現在が大変な未来へと繋がっていくこと、そして未来を作る人たち(特に子どもたち)は何を大事にして暮らしていくのかまたそういう選択を一人ひとりがよく考えていくチャンスなのですなど等分かりやすく講演されました。
 また、日本のお米と野菜の自給率はそれぞれ約95%と約80%であることから日頃に先生が話されている「ごはんでエコ ― 食料自給編」にも触れられ、日頃の食生活を見直し、お米や野菜を中心とした食生活も提案されました。
 雲雀丘学園は「人間教育の充実」と「学力の向上」を教育ビジョンに教育活動を展開していますが、今年度「環境教育」を教育の重要な柱にすえ、「人間問題=環境問題」と考え、4月以来さまざまな取り組みを行っています。
 「食育」もその重要な環境教育のテーマと位置づけ各種プログラムを実施してきました。今回の「食育」講演会もそのプログラムの一つですが、両幼稚園(雲雀丘・中山台)・小学校・中高校・事務局の学園あげての参加者はあらためて「食育」の重要性を認識した講演会でした。
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