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華道部 競技会に出場

 小原流華道、大阪地区競技会に参加してまいりました。この競技会は、「大阪地区」とは名付けられていますが、全国でこの大会が行われるのが3ヶ所のみであるため、事実上、県を越えての大会となっています。この大会では、毎年遠方からの出場があり、今年も愛知県から出場している学校がありました。合計166名が出場する、大きな大会となりました。

 大会にあたっては、それまでに同じ花材と花器で練習を積んでまいりました。大会の始まる前に、神社でうまく生けられるようにと祈願をして、会場に入りました。生ける時間は40分、生けている間、顧問は会場内で同席することはできず、ただ待つのみです。心配していたのは顧問のみで、初めての中学1年生も落ち着いて取り組むことができたようです。

 結果は、雲雀丘学園中・高等学校が団体3位を頂戴しました。個人の部では、7名が佳作を頂戴しました。「花を生ける」とは、花を生かすことであり、どのような花材があたるかは分かりません。与えられた花材の曲線美や直線美などを見極め、それを全体的なバランスの中で生かしてゆくことが求められます。それぞれに、たてる形、傾ける形、開く形、並べる形と取り組んでいました。大会審査委員長の先生からは、「花材をいかし、何度も形を変えて取り組んでもらいたい。良いお花には、やはりアピールする所があります。グリーンの中にガーベラが少し動いているような形がすばらしい・・・。ガーベラが何かを語っているような気がするようなものは、はやり形自体が気持ちを引きつけます。例えば、かすみ草の分量をどれだけ使うのか、まとめて生けるか、それとも分けるのか、そのアスパラガスメリーの緑とかすみ草の白との濃淡が醸し出す世界をどのように設定するのか・・・・。今回の競技会を良い想い出にしてもらいたいと思います。」とのお話がありました。初めての中学1年生にとっては初めての体験で一歩成長したようですし、毎年出場している高校生にとっても、自分の生け方を他の方の生け方を学び、評価していただける素敵な機会となったようです。

 会場では、採点中は、小原流の歴史に関するクイズをしたり、花の名前を用いたビンゴゲームがあったりと、お花について楽しませていただきました。
 生徒からは来年は優勝したいという声も聞こえてきました。それぞれの花を愛で、それぞれの花の良さを引き出し、見てくださる方に語りかけられるように生けていけたらと思います。

華道大会中.bmp 華道 大会1表彰.bmp
競技会の様子です。                 団体3位で表彰して頂きました。

華道大会 佳作.bmp 華道 ビンゴゲーム.bmp
作品です。                       花名ビンゴゲームにも積極的に参加していました。