剣道部 春休み中の遠征
修了式を終え、春休みになりました。高校剣道部は、先週の滋賀遠征に続き、今週は神戸で行われました2つの錬成大会に参加しました。28日29日は神戸文化体育館で開催されました春季神戸錬成大会に、30日は兵庫県立武道館での琴丘高校剣道部主催の錬成大会に参加しました。新年度からの新しいシーズンに向けての大事な時期で各校、熱気のある試合を行っていました。本校もチーム力を課題に健闘しておりました。
中学も29日に尼崎市記念公園総合体育館で開催されました第18回阪神中学校春季剣道大会に出場しました。新チームになってまだまだ日が浅いのですが、メンバー全員が仲良く、互いに切磋琢磨して伸びていこうという気合いが感じられます。残念ながら2回戦で、まっすぐ面を打ったところを出小手を打たれ、2-0で敗退しました。でも、積極的に前に出ては小手に逃げるのではなく、面を打とうとすることで、勝負にまっすぐ向かっていく心が作られていきます。雲雀丘では、歴代、この時期をこのように打たれて学んでいくように思います。まっすぐな人間を作る伝統のひとつです。
この大会の開会式で、大会委員長、副委員長それぞれの挨拶でこの度の東日本地震について触れられ、剣道のできることに感謝し、今できることを精一杯していこうという話がされました。また、副委員長は、実際に岩手県に出向かれ、ボランティアとして働かれたことを話されました。現地の惨状と避難されている方々が苦しい中で力強く生きられていることが伝えられ、日本全員で支援していってほしいと剣士のみんなに話されました。大会会場に義援協力金の募金箱が置かれ、選手、顧問に留まらず、応援に来られた多くの方が募金に協力されていました。
今の中高生は、阪神淡路大震災の後に産まれたみんなです。ご両親が震災を乗り越えられ、生きてこられたから、今のみんながいることを深く心を思います。命のつながりの中に自分がいることを思い今できる精一杯のことをしていきましょう。