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卒業生の活躍-名古屋大学 田所敬一准教授(33期生)

 7月17日NHKニュースに本校卒業生で名古屋大学大学院地震火山研究センターの田所敬一准教授(本校33期生)の調査研究が取り上げられました。田所先生は、今月6日の進路行事「One Day College」で「近畿で起こる地震とその被害」の演題で高校生に講義をしていただきました。また、来月2~3日の名古屋大学サイエンスキャンプにおいても「地震の計測」をテーマにに本校生徒を受け入れていただき、指導をしていただくことになっています。
 NHK NEWS Webによりますと、これまで観測が難しかった海底の地殻変動を探る新たな調査で、注目の南海トラフに近い三重県尾鷲市の南東120キロ沖合、深さ3300メートル付近の海底で調査を行います。今後3年かけて南海トラフ付近の海底の動きとひずみを分析し、巨大地震が起きた際にどの程度の津波が発生するおそれがあるのか、解明を進めることにしています。
 インタビューでは、「これから観測点を増やしてデータを積み重ね、どのようにひずみがたまり、次の地震でどういったことが起きるか、きちんと把握していきたい」と話されています。「2度と想定外を言う事態を生じさせてはならない」という言葉に調査研究に対する情熱を強く感じました。何事にも一生懸命に取り組まれる姿は在校時と変わらず、頼もしく誇りに思いました。調査研究の成功とますますのご活躍をお祈りいたします。お忙しい中、本校生徒へのご指導もよろしくお願いいたします。