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高1・2のみなさん、センター試験は解きましたか?

さて、センター試験が終了したと言うことは、高2の皆さんにとっては受験まであと一年を切った…ということです。
授業内で取り組んでいる科目もあるかもしれませんが、高1・2のみなさんはセンター試験に取り組みましたか?新聞に掲載された他、終了直後の今は各予備校のホームページでも閲覧できます。是非チャレンジしてみましょう!
なかでも、国語、とくに現代文は学年を問わず取り組みやすい科目だと思います。是非どうぞ。
ちなみに評論は2007年に引き続き文化論からの出題で日本文化と西洋との対比でした。これは現代文の教科書でもよく扱われていますね。
小説は夏目漱石の「彼岸過迄」。ここのところ小説は現代のものが続いていて2004年度の森鴎外以来の明治時代の作品。しかもセンター試験では1995年にも夏目漱石の「道草」が出題されていて、入試頻出の文豪だけに「え、また?!」という感じもしましたが、受験生にとってはどうだったのでしょうか?登場人物の感情が「ふわっと」描かれている現代小説よりも論理的、普遍的な漱石の文章は解きやすかったのでは、と思いますが…。
「読んだことあったから逆に解きにくかった」という人も居たようですが、今も通じる青年期のコンプレックスが扱われている部分が出題されていたので「読んだことないけれども受験が終わったら読んでみたい!」といっている人もいたようです。
高2は現代文の教科書で「こころ」を学んだばかりでしょうし、高1はまもなく漱石の評論「現代日本の開化」を学習します。これまた、学校の授業が基本ということですが、学校の授業だけで補えないのが読書量です。授業は学びの扉を開ける役割、あとはあなたの知的好奇心が必要です。
ぜひ、今回のセンター試験や授業、模試の問題をきっかけに読書を積み重ねていってください。一説には「一冊の読書が国語の偏差値を0.1上げる効果がある」とか…。時間のある今のうちに面白そうなものからでよいので読んでみましょう。
そういう私も今回の出題をきっかけに「彼岸過迄」をまた読みたいと思っています。出題部分を読んだだけでも以前読んだときと違った読み取りが出来(年をとったせいか?!)、また楽しめそうで今からワクワクしています。