« 2008年05月 | メイン | 2008年07月 »

2008年06月28日

講演「受験対策の王道」を聴いて その2

 6月24日のブログの続編を書く。
 竹岡広信氏の英文読解力養成についての言葉は、なるほどとうなってしまった。
 「普段文章を読まない人で国語力のある人がいるでしょうか」とおっしゃる。「英語の読解力がないというけど、じゃあどれほどの英文を日々読んでいるのですか?」
 そう問いかけられると、「そうか、読んでないんだから、力がつかないのは当たり前だ」と納得してしまう。
 では読むことにしよう。英語の物語、または小説、雑誌、新聞とにかく読みあさることにしよう、と一念発起した生徒諸君。ここで注意することがあるのです。竹岡氏によると、それは以下の2点です。

1.おもしろくないと思ったら、直ぐにやめて別のものを読むこと。
2.難しすぎると思ったら、直ぐにやめて別のものを読むこと。
 
 せっかく読み出したのだから我慢しなければ、などという努力は長続きしないらしい。
 昔、英語でも日本語でも上記の1,2を実践していた元同僚がいた。彼は東大出身であったが、日頃の書籍費は半端ではなかった。読みかけてもつまらないと思った本はさっと捨ててしまう。もったいないなあ、と言うと、「おもろない本に費やす時間とエネルギーの方がもったいないよ」と言われた。
 竹岡氏の講演をきいて、ボクはそのもと同僚のことを鮮やかに思い出した。元同僚がもっていた高度な読解力は高校時代からまさにそのようにして培われたのだった。(田畑保行)

2008年06月25日

高1 進路学習「卒業生に学ぶ」

本日1時間目、教育実習生が、
「高校生活から大学生活について」高校1年生の生徒らを対象に講義しました。

「何のために勉強するのか」「なぜ大学に進学するのか」など、
先輩の話を聞いて、しっかりと考える機会になったと思います。

開講した講座は以下の通りです。

●大阪府立大学
●京都府立大学
●大阪電気通信大学
●武庫川女子大学 
●関西大学
●近畿大学
●龍谷大学
●天理大学
●大阪音楽大学
●神戸女学院大学
●大妻女子大学
●関西学院大学

P5230017.jpg P5230020.jpg

P5230030.jpg P6210003.jpg

P6210008.jpg P6210013.jpg

P6210017.jpg P6210021.jpg

2008年06月24日

講演「受験対策の王道」を聴いて

空とお花畑.jpg

「ドラゴン桜」のモデルだと言われる竹岡広信氏の講演を聴いてきた。50分ほどの短い講演だったが、印象に残ったことはいくつかある。何回かに分けて紹介したい。 
 まず出されたのが英作文の課題。「私はアメリカへ留学するのをあきらめました。」
 I gave up studying in the USA.
 すぐに思いつくのは上記の英文だがこれは間違いだとおっしゃる。
 この英文は、I gave up smoking.(私はタバコをやめた)を習ったことからすぐにひらめく文だ。
 give up ~ingで文句はないと言いたいところなのに・・・。
 動名詞を目的に取る場合は「これまでのこと」を表す。しかるに課題文は「これからのこと」が目的語にならなければならない。
 で、正解は I give up the idea of studying in the USA.
確かに I remember seeing her.は過去のことについての記憶である。
 こんなことがちゃんと書けないこの国の英語教育は「もう終わっている」とおっしゃるのである。

 さらに言うと、「時計の文字盤」や「時計の針」は英語でどう言うか。参加している受験生からは答はでなかった。しかし「進化」や「革命」を英語に直せと言われると、それには難なく答えられるのである。
 「それもおかしいやろ」とおっしゃる。そう言えばそうだ。日常の簡単なものの名前がわからないくせに
非現実的な、およそ日常と関係ない evolution やrevolutionがわかるというのも、確かにおかしな現象である。
 竹岡氏は日本の英語教育が歪んでいるとおっしゃる。
 それはそうかも知れない、と私も思う。しかし、じゃあ、日常のよく使う単語だけをしっかり使えたら良いということになれば、受験しても差がつかなくなってしまうのではないだろうか。
大学の入試問題は差をつけるための問題だと私は考えるのだが。
 このあたり議論してみたいところでしたが、残念ながら質疑応答の時間はありませんでした。(田畑保行)
                                                
 

2008年06月18日

合同説明会について

朝の空.jpg

昨日の続きです。幾つかの説明会を紹介しますので、参考にしてください。

○ 6/21(土) 13:00~17:00  近畿地区私立女子大学 進学説明会 (女子大16校参加)
      梅田スカイビルタワーウエスト 3F ステラホール  [日本ドリコム運営]

○ 7/10(木) 12:00~16:00 進路発見広場 in大阪 (全国大学~専門 200校参加)
      大阪府立体育会館 2F            [さんぽう NPO進路指導協]

○ 7/19(土) 10:00~16:00  大学フエア2008 (全国の大学217校が参加)
      大阪城ホール                  [産経新聞・関西テレビ共催]

○ 7/20(日) 11:00~16:00  全国国公立有名私大 相談会 (93校が参加)
      大阪国際会議場 3F イベントホール           [朝日新聞主催]

○ 7/21(月 祝) 10:00~15;30  大学フェア大阪 (大阪中心に33大学が参加)
      大阪府教育センター             [大学コンソーシアム大阪主催]               
1・2年生・保護者の参加もokですし、入退場は自由です。一度参加してみてください。現在の大学の様子などが分かり、進路選択の参考になります。

2008年06月17日

梅雨の晴れ間に

6月17日あじさい.JPG

  6月になり、ホトトギスの声が聞こえるようになりました。中高の玄関横のアジサイも美しい花が咲いています。今日は梅雨の晴れ間です。高校2年は月曜日から、梅雨のない北海道への修学旅行です。楽しい実り多い旅行になるように期待しています。
 進路では、全国の大学等から、いろいろな情報が送られてきています。オープンキャンパス・公開講座・推薦入試・AO入試等々。各大学・短大・専門学校の資料が来れば、資料室の棚のケースに差し替えていますので進路選択の参考にしてほしいと思います。
 進路資料室・廊下の棚にも資料を並べていますが、廊下のものは持ち帰り自由です。進路を考える上で参考になるものがあれば利用してください。今あちこちで、複数校の共同大学説明会が開催されています。一度に複数校の大学の説明が聞けますので、うまく利用してほしいと思います。そのパンフレットも置いています。

2008年06月09日

教育実習生が来ました

6月に入り、我が校にも教育実習生がやってきました。
雲雀丘学園出身の彼らは生徒達にとって先輩でもあります。
若々しい実習生達で、学校は毎日にぎやかです。
真剣なまなざしで授業を見学し、指導案を考え、
多くの事を学び取ろうとする彼らを見て
私たち教員も大変刺激になります。
短い期間の間にたくさんのことを学んで、一回り大きくなって
母校に戻ってほしいと思います。


2008年06月04日

前期中間考査が近づいてきました

あじさい.jpg

6月に入り、関西地方も梅雨入りをしました。
この梅雨の時期は気温変化が激しいため、体調を壊す人が多いようです。
体温調節をしっかりして風邪など引かないように普段から健康に気をつけましょう。

さて、6月になると我が校では前期中間考査が実施されます。
高校2年生は考査期間中に北海道へ修学旅行に行くため
他の学年より1週間早く中間考査が始まります。
高校2年生の中間考査が終われば、引き続いて他の学年の中間考査が始まります。
高校3年生の皆さんのなかでも、推薦入試を視野に入れてる人にとっては
定期考査の成績は評価の大部分を占めるため、合否に大きく関わってきます。
新学年になって最初の大テストです。
4月からの勉強がどれほど身に付いているか試される絶好の機会ですので
万全の状態でテストに望みましょう。