入試のスタイル②
推薦入試
学校長の推薦を受けて出願、受験する入試。最近の私立大学の公募制推薦入試は、学校(担任の先生)からの推薦書でなく、自己推薦書での出願が主流となっています。出願条件は、学業成績・現浪・併願の可否など。学業成績はもっとも重要な条件で、国公立大の場合は、全体の評定平均値4.0以上が多いといえます。私立大の場合は各大学・学部によって、4.0~4.5と高い大学,2.7以上と低い大学、または評定平均値を問わない大学と巾があります。出願受付は原則として11月1日以降となっています。試験日は11月中旬~12月中旬です。
選考方法は各大学・学部さまざまですが、
①書類審査のみ
②書類審査+面接
③書類審査+小論文+面接
④書類審査+学力試験(実技試験)+面接 などです。
私立大学の指定校推薦の場合は①と②、公募制推薦の場合は③と④が多いです。
関西の大学は、ほとんどが④の学力試験を課す選考方法です。したがって、一般入試とほぼ同じと言えます。異なる点は、評定平均値を点数化して加点したり、受験科目が少なかったり(1~2科目)するところです。
その他、学業のみでなく、スポーツ推薦・文化芸術活動推薦などもあります。
国公立大の場合は、「センター試験を課す推薦入試」と「センター試験免除の推薦入試」に分かれます。
推薦入試に強い人
・高校の学業成績が比較的よい人
・一つのことに打ち込んできた人。
国公立・私立大学の本年度推薦入試の例を1校(1学部)ずつ挙げます。
大阪教育大学
センター試験を課す場合・・中学校教育課程教育科学専攻
募集人員 3名 但し1校1名
試験期日 1/21
出願資格 現役 全体の評定平均値4.0以上
選抜方法 センター試験(国・地歴1・公1・数2・理1・英)
書類審査(志望理由書を含む)
合格発表 2/10
センター試験を免除の場合・・小学校教員養成課程総合認識系
募集人員 3名
試験期日 11/15・16
出願資格 現役・全体の評定平均値4.0以上
選抜方法 書類審査(志望理由書を含む)と面接
合格発表 11/21
近畿大学 経済学部経済学科
募集人員 122名 但し指定校制含む
試験期日 12/6・7
出願資格 1浪まで。併願可
選抜方法 学科試験(国・英)
スタンダ-ド方式(国100・英100)200点満点
高得点方式(出願時に選択した教科を200点で計算)300点満点
書類審査
合格発表 12/17
(詳しくは各大学の募集要項で調べましょう)