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入試のスタイル④

センター入試について
 「センター入試」とは「大学入試センター試験」のことです。それまで実施されていた「共通一次試験」に代わり1990年度から始まりました。今年の確定志願者数は543,981人で、前年度より596人増加しました。ピーク時(03年)の60.3万人に比べると減ってきてはいますが、受験人口の減少と比べるとまだまだ「センター試験」全盛といえます。特に、現役生が増加の傾向にあり、今年は出願者に占める現役生の割合は79.3%でした。

 「センター入試」は国公立大学の入学試験ではありません。今年のセンター試験利用大学は、国立大82校、公立大74校、公立短大15校、私立大487校、私立短大139校となっています。私立大学への入学を希望している人も、「センター入試」は選択肢の一つとして、必要です。

 合否判定の科目は各大学の指示によります。
 国公立大は芸術関係の学部を除いて、「5(6)教科7科目」がほとんどです。ただし、配点が各大学の指示によるので、同じ得点でも、異なった総得点となります。また、大学が独自に行う「2次試験」との比率によって、センターの得点が振るわなくても、「2次逆転」で合格できるケースもあります。
 私立大学の場合は2~3教科の得点で判定されます。ただし「センター入試のみ」「センター入試+独自試験」とさまざまです。受験料は、一般入試の30,000~35,000円に比べると18,000円ほどとなっています。
 「センター入試」そのものの受験料は3教科以上が18,000円、2教科以下は12,000円です。ただ、2教科以下で判定される大学(学部)はわずかしかありませんので、今年の場合の志願者数は3教科以上530,639人、2教科以下13,342人と、ほとんどの受験者が3教科以上を受験しています。